延長決定!全国割(全国旅行支援) 最大限の割引でお得にするには?予約やクーポンの利用方法など具体例とともに徹底解説

なかなか再開のめどが立たない中、都道府県ごとに始まった都民割・県民割。
そして、その全国版となる「全国割(全国旅行割)」がついに始まることになりました!
以前の「Go To トラベル」よりシンプルとは言え、お得な使い方となると、全国割のシステムを正しく理解しておくことが必要です。
そこで、主婦目線で全国割をお得に利用する方法をご紹介!
全国割の基本情報を具体的にわかりやすく解説していきます。
旅行を予約する前に、ぜひチェックしてください!!
2022年11月末に発表された❝年明け延長❞の全国割は内容が一部変更されます。
本記事と併せてこちらもご覧くださいね。
イベント割についてはこちらの記事をどうぞ⇩
※ 掲載内容は執筆時の情報です。最新情報は各公式サイトにてご確認ください。
目次
全国旅行支援とは?いつから?
初めに、全国旅行支援の概要をまとめておきますね。
【全国割(全国旅行支援)の概要】2022.11.29現在の暫定情報です
- 実施期間
2022年10月11日~12月27日宿泊分まで(年明け再開予定)
※ 県民割は10/10宿泊分(=10/11チェックアウト)まで延長決定 - 割引率(2022年12月27日宿泊分まで)
1人1泊につき旅行代金の40%(詳細は別項参照)
ただし、割引上限は1人1泊あたり、
・交通付旅行商品:8,000円まで
・上記以外:5,000円まで - クーポン券(2022年12月27日宿泊分まで。詳細は別項参照)
・平日:3,000円
・休日:1,000円 - 対象エリア:全国
ただし、都道府県ごとに実施する・しないを決定できる方式。
実施内容も都道府県単位で異なる。 - 利用条件(詳細は別項参照)
・ワクチン接種証明書(3回、一部2回でもOKの見込み)
※ オミクロン株対応の新ワクチンでなくてもOK
または
・PCR検査などの陰性証明書
2022年10月11日より開始することが決まった「全国旅行支援」。
従来の都民割・県民割に対して「全国割」「全国旅行割」「全国旅行割引」とも呼ばれています。
※ 本サイトでは全国割と表記していきます。
最大の特徴は、割引の対象となる旅行エリアが全国に拡大すること!
都民割や県民割がそこに住んでいる人や近隣の人など限定的な支援だった点に比べると、かなりの遠出も可能になるわけです。
なお、過去に実施されていた旅行支援策「Go To トラベル」と、今回の「全国割」には違いがあります。
「Go To」では高価格帯の旅館やホテルに宿泊する方がメリットが大きかったため、低価格の宿泊施設に予約が集まらないという問題が起きていました。
そのため、今回の「全国割」では多くの宿泊事業者にメリットとなるよう、割引上限額が低くなりました。
(最大14,000円が11,000円に。2023年以降も変更あり)
また、人出が集中するのを避けるため、休日よりも平日の方が大きなメリットが得られるように変更されています。
この点は各項で詳細にお伝えしますね。
さらに、感染拡大が起きた場合、全国割では都道府県単位で実施を見合わせられるようになっています。
内容も異なる可能性が示唆されていることもあり、実施の際には都道府県の窓口で情報を確認することが大切です。
「Go To」では全国一斉・一律にこだわりがあったため柔軟な対応が不可能でしたが、全国割は県民割の延長線にある政策なので、参加・不参加の判断も都道府県ごとに臨機応変にできるようです。
このため、利用にあたっては常に最新情報を入手しておくことが必要です。
全国割の種類と予約方法(使い方)
まず、全国割が適用となる旅行の種類について説明しましょう。
対象となる旅行は、
- 交通付宿泊旅行
- 上記以外
となっています。
「交通付宿泊旅行」とは、いわゆるパックツアー旅行のことで、
- バス
- 電車(新幹線)
- タクシーやハイヤー
- 飛行機
- フェリー
などの公共交通機関がセットになったもののこと。
また、❝上記以外❞にはホテルや旅館など宿泊施設だけを利用する旅行が該当します。
自家用車で旅行するケースが代表的ですね。
さらに、この❝上記以外❞の中に日帰り旅行が含まれるかどうかは都道府県ごとに決定する形です。
現段階では岐阜県などが「日帰りパックツアー(募集型企画旅行/受注型企画旅行)」を対象に実施することを公表しています。
また、全国割と並行して実施される市区町村での補助キャンペーンなどで、日帰り旅行も対象となるものがあります。
(例:KOBE観光スマートパスポート)
上手に利用していきたいですね!
次に、全国割の予約の方法ですが、「Go To トラベル」や「県民割」などと同様、
- 旅行代理店(店舗・電話・自社Webサイト)
- OTA(インターネット専門の旅行販売専用Webサイト)
じゃらん、一休、楽天トラベル、ヤフートラベルなど - 宿泊施設(現地・電話・自社Webサイト)
となる見込みです。
旅行代理店や宿泊施設の店頭に直接行き、対面で申し込む場合は「全国割の適用となるプラン」であることを確認し、代金から差し引かれているか、確認しましょう。
また、旅行代理店や宿泊施設が直接運営するWebサイトから申し込むインターネット予約も対象。
申し込むプランが全国割の対象となっていること、代金は割引後の価格で表示されているのか否か、などに注意して、よく確認してから申し込みましょう。
インターネット予約の場合、決済のタイミングが、
- 即時決済
インターネット予約時にクレジットカードや電子決済を用いてその場で支払い完了となる。 - 現地払い
宿泊施設などでチェックインするときに、その場で支払う。
…のように異なるので注意してください。
同様に、OTAが運営する旅行予約サイトも決済方法に注意。
また、ログイン時に使用するIDやパスワードはもちろん、予約完了画面のスクリーンショットや予約受付メールなどはきちんと保存しておきましょう。
万が一、現地でケータイ電波の不具合などがあっても、端末に保存された画像やメールであれば表示可能ですよ(一部できない機能もあり)。
なお、全国割の適用が決定したら2割分を返金などする方式で、すでに事前予約を受け付けている旅行代理店や予約サイトもあります。
予約は争奪戦になるでしょうから、先取りが可能なプランを見つけて先に予約しておくのも一つの方法です。
その際は、キャンセル規定をよく読み、キャンセル料が発生するタイミングを把握しておきましょう。
全国割の割引率~どう使えばお得?
では、どのくらいお得になるのか、割引率を見てみましょう。
今回の「全国割」の割引率は、2022年12月27日宿泊分(=12/28チェックアウト分)までの場合、旅行代金の40%割引。
「Go To」が旅行代金の35%相当をキャッシュバックしていた点から考えると、お得度は増しているように見えます。
しかし、上限額が引き下げられている点に注意!
交通付きの宿泊旅行(以下、宿泊ツアーとします)でも上限金額が1人1泊あたり8,000円までです。
したがって、20,000円以下の場合に限り、割引率40%を維持できることになります。
仮に30,000円の宿泊ツアーをしても、40%に相当する12,000円の割引ではなく上限8,000円が適用されますから、実質割引率は約26%となってしまうわけです。
一方、交通にかかる費用が含まれない宿泊旅行の場合、割引率は同じく40%ですが、上限が1人1泊5,000円になります。
したがって、12,500円以下の場合に限り、割引率40%を維持できます。
このように、お得度を考慮すると次のことが言えます。
【全国割でお得に旅行するには】
2022年12月27日宿泊分まで
※ 全国割で旅行支援金を代金の40%にする目安
- 交通付宿泊旅行(パックツアー)なら 20,000円以下の商品
- 宿泊のみの旅行なら 12,500円以下の商品
実際には、上記の割引のほか、地域クーポン券も付与されます。
クーポンも条件によって付与金額が変わってくるので、次項も併せてご覧ください。
クーポンと有効期限
全国割でも旅行代金のキャッシュバックに加え、旅行先で使える「地域クーポン券」が発行されます。
「Go To」では旅行代金の15%分をクーポンに換算しましたが、全国割では都民割・県民割と同様に定額制。
しかも、旅行する日によってクーポンの付与額が決まる方式です。
【クーポン付与額と定義】
2022年12月27日宿泊分まで。2023年分は未定。
※都道府県ごとに利用規定を定めるため、異なる可能性もあります。
◆平日旅行:3,000円分
- 日曜日の宿泊は平日扱い
- 祝日の11/3(文化の日)・11/23(勤労感謝の日)の宿泊は平日扱い
◆休日旅行:1,000円分
- 土曜日の宿泊は休日扱い
- 3連休は祝日の前日の宿泊分が休日扱い(12月20日で終了の場合、対象無し)
クーポンの付与額は旅行が平日か休日かで決まるため、「宿泊のみ」「交通付き」などは無関係となるようです。
また、日曜日の宿泊は平日扱い・土曜日の宿泊は休日扱いという点にも注意!
一方で、11月にある文化の日・勤労感謝の日の宿泊は平日扱いに。
連休にならないのが理由だそう。
前後の平日にお休みを取れたら、フルに旅行が楽しめそうですね。
今回の支援は週末に偏りがちな旅行客をいかに平日に分散させるかが狙いのため、平日利用の方が3倍もお得になっています。
つまり、今回の全国割で「最大11,000円お得」と言われているのは、
❝20,000円以上の宿泊ツアーを平日に利用した場合❞
ということになります。
旅行代金の40%が上限8,0000円となり、平日用クーポン3,000円分が付与されるからです。
さて、クーポンの有効期限(利用期間)ですが、宿泊プランの場合は宿泊当日と翌日、日帰りを対象とする場合は当日限りとなるのが一般的。
一方の利用範囲については、県民割が近隣県を含めていたのに対し、全国割は宿泊先の都道府県内のみとなる見込みです。
また、受け渡し方法は現地の宿泊施設でチェックイン時に紙のクーポンを受け取る方式が一般的。
ただし、一部の地方自治体で電子クーポンでの配付も行われます。
クーポンの利用方法や利用可能な店舗・施設については、必ず宿泊先の都道府県公式サイトなどで確認するようにしましょう。
どうすればお得に旅行できる?割引例・具体策など
少々ややこしい全国割ですが、どうすれば最大限お得になるのか、考えてみましょう。
割引率で考えると交通付き宿泊旅行の40%が一番キャッシュバック率が高いのですが、20,000円を超えると割引額としては40%未満になってしまうのは前述の通り。
ですが、受け取る金額は20,000円以上なら最大額の8,000円を一律で割り引いてもらえます。
何が言いたいのかというと、
- 旅行代金に対する割引率(比率)で考えるなら、平日の20,000円以下の旅行がお得。
この場合、宿泊のみ・交通付きの有無に関係なく、いずれも40%相当額がキャッシュバックされる。
(ただし、40%相当なので10,000円の旅行ならキャッシュバック額は4,000円、18,000円の旅行なら7,200円となるように金額は変わる。)
さらに、平日ならクーポン3,000円分、休日なら1,000円分もらえる。 - 割引額(金額)で考えるなら、平日の20,000円を超える宿泊ツアーがお得。
この場合、上限額の8,000円が一律でキャッシュバックされる。
(ただし、支払った旅行代金に対するキャッシュバック額の割合は40%未満になる。)
さらに、平日ならクーポン3,000円分(合わせて11,000円分=最大)、休日なら1,000円分もらえる。
のように、割引率と割引額のどちらで考えるかで、お得さは変わってくるということです。
つまり、高級旅館に8,000円引きで泊まるのと、10,000円のホテルに6,000円で泊まるのと、どちらが❝お得❞と感じるか…。
これは、旅行者によって異なりますよね。
インターネット上では「最大11,000円お得!」と盛んに謳われていますが、1泊あたりの割引額は最大でも8,000円、受け取るクーポンは3,000円または1,000円です。
何が自分にとって❝お得❞なのか、数字のマジックに惑わされないようにしてくださいね。
なお、割引率と割引額のどちらで考えてもお得感があるのは、「20,000円の交通付宿泊旅行」。
これを平日に行くのが最もお得です!
お得感たっぷりの全国割を利用したい人は、20,000円の宿泊ツアーを狙いましょう!
さらに!!
観光庁は、旅行割の実施に併せて、「平日にもう一泊」キャンペーンを予定しています。
しかも、こちらは全国割よりも期間が長く、令和5年3月末まで実施予定。
※ 観光庁発表資料より
平日旅行への分散を推進する狙いですが、全国割と併用できる期間なら、お休みさえ取れればもう一泊お得な旅ができるのは嬉しいですね。
有給、使わずに取っておきましょうか(笑)。
全国割の利用条件
全国割を利用するには、条件を満たしていることが必要。
ただし、国が主導していたGoToトラベルに比べ、全国割では細かいルールやハンドリングは都道府県に任せられます。
このため、利用者は宿泊地(行き先)のルールを把握しておくことが重要です。
ここでは、共通のルールと、多くの都道府県が取り入れると見込まれるルールについてピックアップします。
すでに触れたものもありますが、改めてまとめておきますので、参考にしてくださいね。
全国割に登録してること
第一に、旅行先の都道府県が全国割に参加表明している期間に利用することが前提です。
現に、東京都は10月20日からの開始と公表しています。
(都民が全国割を利用するのは10/11からOK。東京都への旅行が全国割の対象になるのは10/20からということ。)
しかし、最終的には47都道府県が参加しますから、遅い・早いはあっても全国規模でキャンペーンが実施されることは間違いないでしょう。
ただし、新型コロナウイルスの感染拡大により、旅行先のエリアが全国割の対象から外れる可能性もあります。
この権限は都道府県に委ねられているので、旅行先の情報は確実に仕入れておくことが肝心です。
また、全国割の適用を受けるには、参加登録をした旅行代理店・予約サイト・宿泊施設などを利用することが前提です。
予約時やチェックイン時に必ず旅行割が適用になっていることを確認してくださいね。
新型コロナ関連の証明書の提示
旅行者自身も条件を満たしていることが必要です。
現時点ではワクチンの接種証明、またはPCR検査などの陰性証明などが必要とされていますが、細かい規定は都道府県ごことに指定されます。
ちなみに、早々に公表された千葉県を例に挙げておきますね。
連泊の場合、初日のチェックイン時に以下のいずれかを提示すれば後の宿泊分は不要です。
- 新型コロナワクチン接種証明書
3回分(一部2回でも可。紙・アプリどちらもOK)
オミクロン株対応ワクチンでなくてもOK(2022年11月1日国交相発言) - PCR検査/抗原定量検査
検体採取日より3日以内の証明書 - 抗原定性検査
検査日より1日以内
接種証明書や陰性証明書は原本でなくてもOKのところがほとんど。
書類のコピーや結果通知メール、それらの写真や画像などを代わりに提示すればOKの見込みです。
必ず、氏名や結果、検査日などの必要事項が確認できるようにしてくださいね。
ただし、個人で行った検査キットの陰性結果は証明書と認められないケースがほとんど。
公的機関や検査センターなど、きちんとした証明書を取得しましょう。
さらに、都道府県ごとのローカルルールで見解が分かれそうなのが、グループ全員が証明書を持参できないケース。
これについても都道府県が決定しますが、
・証明書を提示できなかった人だけが全国割対象外
または
・そのグループ全員が対象外
となるパターンがあり、旅行者が県内の人間か否かで証明内容も異なる可能性があります。
う~ん…予約時に旅行先の適用条件をよく確認するしかないですね。
なお、全国割は旅行者の居住地がどこでもOK。
ただし、日本国籍の人のみ割引対象です。
インバウンド(外国人旅行者)は全国割対象のツアーや宿泊を予約しても、最終的には差額を支払うことになると言われています(見込み)。
利用回数などの制限
利用回数の制限はありません。
キャンペーン期間中は何度でも割引価格で地域クーポン付きの旅行を楽しめます。
ただし、1回の旅行につき7連泊までが全国割の対象。
それ以降は通常料金です。
長期旅行や出張などで利用することも可能ですが、連泊の制限には注意してくださいね。
問い合わせ先・窓口
全国旅行支援❝全国割❞は、県民割の延長線にあるもの。
そのため、現時点での問い合わせ先(事務局)は都道府県単位。
その事務局(問い合わせ担当)も県民割と同じ部署が担当するケースが見込まれます。
実施状況などの問い合わせ先は、観光庁から一覧が公開されています。
下記リンクから都道府県ごとの公式サイトへのリンクと、事務局名・電話番号がわかるようになっています。
問い合わせは観光庁ではなく、旅行先の都道府県窓口へ行ってくださいね。
都道府県別 問い合わせ先一覧(観光庁資料)
多くの都道府県で特設サイトを設けているので、疑問があれば、電話で問い合わせるよりもウェブサイトを見る方が早いかも…という気がします。
上記リンク先の一覧からURLをクリックするのがおすすめです(#^.^#)
ただし、宿泊施設や旅行プランに関する問い合わせなどは、そちらに直接行いましょう。
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