台湾へ行く前に!オンライン入国カードの登録方法をやさしく解説

B級グルメやチープでかわいい雑貨など、男性にも女性にも人気がある「台湾」。
約4時間で行ける近さも魅力です。
手軽な魅力にあふれる台湾ですが、入国手続きも便利になっているのをご存知ですか?
それが「オンライン入国カード」と呼ばれる電子化された入国カードのこと。
ここでは台湾へ旅立つ前に手続きできるオンライン入国カードの登録方法を実際の画像を使って具体的にお伝えします!
飛行機の中であたふたする前に(?)、ぜひ事前登録を済ませましょう!

目次
オンライン入国カードとは?
ほとんどの国では外国人の入国・出国を審査する「入国カード(出入国カード/ED Card)」が必要です。
飛行機などで現地に着いたとき、このカードをイミグレーションの管理官に見せて出入国の審査を受けます。
問題がなければパスポートと一緒に入国カードを受け取り、出国までセットで持つようにします。
この入国カードは現地のイミグレーション近くにも置いてありますが、通常は機内で配られ、着陸するまでに記入しておくことが多いです。
なぜなら、飛行機から降りてすぐにイミグレーションの列に並ぶことができ、早く入国することができるからです。
海外旅行の難点の一つは、このイミグレーション。
下手すると長蛇の列ができてしまい、出遅れた自分にうんざりすることになりますからね。

中には飛行機の中ではのんびり過ごし、イミグレーションの列に並びながら入国カードの記入をする強者もいます。
・・・が、それよりも余裕をもってイミグレーションに臨めるのが「オンライン入国カード」。
インターネット環境があれば24時間いつでも申請でき、オンラインのマニュアルや家族・友人などに聞きながらでも記入ができる便利なシステムです。
また、台湾のイミグレーションに到着するまでに申請が完了していればOKなので、都合の良いタイミングで行うことができます。
飛行機の中で中国語や英語の項目に悩むより、オンラインで申請して気持ちよく旅のスタートを切りましょう。
申請前の準備

まずは、次のものを用意・準備しておきましょう。
- パスポート(入国時の残存期限が3か月以上あるもの)
- 搭乗する飛行機の便名・到着日などの情報がわかるもの
- 台湾での宿泊先の名称・住所がわかるもの
- インターネットに接続できる環境と、パソコン・タブレットなどのデバイス
なお、台湾の在留証や在留ビザ、外交官僚証を持つ人はオンライン入国カードの対象外です。

オンライン登録の方法
準備ができたら、申請を始めましょう。
下記の台湾「内政部移民署」のサイトへアクセスしてください。
入力は中国語(繁体字)か英語のみOKですので、英語で記入するのがおすすめ。
上から順に記入項目を説明していきますので、すべてアルファベットで記入してください。
ステップ1

- English Family Name:氏名(姓) ←パスポートと同じ綴りで記入
- English Given Name:氏名(名) ←パスポートと同じ綴りで記入
- Chinese Name:中国語名 ←なければ空欄
- Date of Birth(Year/Month/Day):生年月日(年/月/日) ←プルダウンメニューから選択
- Gender(Male/Female):性別 ←男性ならMale、女性ならFemaleにチェックを記入
もれなく記入したら「NEXT」をクリックし、ステップ2に進んでください。
ステップ2

- Nationality:国籍 ←プルダウンメニューから「JAPAN」を選択
- Passport No.:パスポート番号 ←自分のパスポートを見て正確に記入
- Visa Type:ビザの種類 ←プルダウンメニューから選択
台湾は90日以内の観光や商用であればビザ不要なので、「免簽證 Visa-Exempt」を選択しておきましょう。
ビザが必要な渡航の場合は、適切なものを選んでください。
記入したら「NEXT」をクリックし、ステップ3に進んでください。
ステップ3

- Flight/Vessel No.:飛行機の便名 ←搭乗予定の便名を記号で記入
- Expect Arrival Date(Year/Month/Day):到着予定日(年/月/日)←メニューより選択
- Purpose of Visit:入国の目的 ←プルダウンメニューから選択
観光であれば「観光 sightseeing」を選択してください。
それ以外の場合は適切なものを選びましょう。 - Occupation:職業 ←プルダウンメニューから選択
主な職業のリストを挙げておきますので、適切なものを選んでください。
メニューにはかなり細かく分類された職業が載っていますが、そこまでこだわらずに下記のような大まかな分類で回答してもビザなし渡航なら問題ないでしょう。
子供の場合は、
・小学生・中学生・高校生・大学生 → 「學生/STUDENT/SCHOLAR/PUPIL」
・未就学児・赤ちゃん → 「無業/NONE/BABY/INFANT」
を選択しておきましょう。
会社員 | 職員 / CLERK / EMPLOYEE / STAFF |
公務員 | 公務員 / GOVERNMENT OFFICER |
学生 | 學生 / STUDENT / SCHOLAR / PUPIL |
専業主婦 | 家庭主婦 / HOUSE WIFE |
無職・乳幼児 | 無業 / NONE / BABY / INFANT |
その他 | 其他/OTHER |
記入したら「NEXT」をクリックし、ステップ4に進んでください。
ステップ4

- Home Address:現住所 ←プルダウンメニューから「Japan」を選択
- Residential Address or Hotel Name in Taiwan:台湾での滞在先
知人の家などに滞在する場合 →「Residental Adress」にチェック
ホテルなどの宿泊施設に滞在する場合 →「Hotel Name」にチェック - Select City:滞在する都市
プルダウンメニューからホテル・知人宅などのあるエリアを選択(台北は「臺北市 Taipei City」を選択)。
その下に住所を記入(ホテルに滞在する場合はホテル名を記入し、住所は省略可。
もれなく記入したら「NEXT」をクリックし、ステップ5に進んでください。
ステップ5

- Cell Phone Number:携帯電話番号 ←無記入でもOKですが、記入をおすすめ
- Email Address:メールアドレス ←無記入でもOKですが、記入をおすすめ
- Verification Code:検証コード ←右横の4桁の数字を記入(上記画像の場合は「3724」)
ここまで入力してくると、「Verification Code」の下方に、前ページまでに入力した内容…
- 氏名
- 国籍
- パスポート番号
- 飛行機の便名
- 到着予定日
といった情報の一部が表示されます。必ず確認しましょう。
このほかの記入内容に不安がある場合は、最下部の「PREV」をクリックするとステップ1~4のページまで戻ることができます。
間違っていたら修正して、再度「NEXT」をクリックし、最終ページまで進みましょう。
問題がなければ最終ページの「CONFIRM」をクリックします。
ただし、クリックと同時に申請完了画面となり、記入内容を確認することはできなくなるので注意してください。
申請が完了したら…
問題がなければ「Your Application is Accepted」と表示され、申請完了です。
特に画面を印刷して持ち歩く必要などはありません。
台湾のイミグレーションでオンライン申請した旨「I applied online」と告げればOKです。
万が一、不備などがあって入国審査に通らなかった場合は、その場で紙の入国カードに記入します。
なお、再び台湾を訪れる可能性があるのなら、画面下部の「Export File(.xls)」をクリックして、エクセル形式のファイルとして申請内容をパソコンに保存しておきましょう。
再申請するときは…
前項の方法で前回の申請内容を「Export File(.xls)」として保存していれば、同じ内容を打ち込む必要はありません。
「オンライン入国カード」申請サイトの最初のページにある「Import」をクリックすると、パソコンのフォルダが開くので、保存しておいた「Export File(.xls)」を選択しましょう。
前回の内容が読み込まれるので、修正が必要な事項のみ入力し直してください。
すべて問題なく記入し、確認したら、最終ページの「CONFIRM」をクリックし再申請完了です。
おわりに
親日家が多く、ショッピングにグルメ、ビーチバカンスなど、いろんな楽しみ方ができる台湾。
少々面倒な入国カードの記入もオンラインで済ませておけば、現地に行ってからもスムーズに、気持ちも楽に旅できます。
慣れない英語での申請も、このサイトで解説したように進めていけば数分で完了!
あとは台湾を楽しむだけです!
Von Voyage !
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