2023年4月以降も継続へ!全国割(全国旅行支援)~変更点とお得な利用方法、地域クーポンアプリの使い方など画像付きで徹底解説!

2022年10月に始まった全国割が年明けの2023年、さらに4月1日以降も継続されることが決定しました!
でも長期にわたって旅行業界を支援するため、補助の減額など従来の全国割から変更される点もあります。
では、何が異なり、何が継続されるのでしょうか?
すでに予約済みの旅行はどうなるのでしょうか?
さらに新しく導入される電子版の地域クーポンのもらい方も気になりますよね。
そこで、ここでは延長決定前後の変更点や注意点を踏まえながら、新しい全国割についてわかりやすく解説していきます。
もちろん、地域クーポンアプリ「regionPAY」へのチャージの仕方や利用方法も画像付きで解説!
どんな旅行がお得なのかもご紹介しますよ!
※ 掲載内容は執筆時の情報です。最新情報は各公式サイトにてご確認ください。
目次
2023年版 全国割の概要(4月以降)
【 年明け延長の全国割について 】
- 開始時期:2023年4月1日以降も延長決定(開始時期は都道府県ごとに異なる)
除外時期:ゴールデンウィーク(GW:4/29~5/7)期間と、都道府県の発売前に予約した旅行(一部を除く) - 終了時期:都道府県ごとに設定した予算がなくなり次第、順次終了の予定
※ 終了時期は6月末・7月末など異なるが、多くの都道府県が夏頃まで実施の見込み
※今後の感染状況次第で中止・延期の可能性あり - 割引率
旅行代金の20%相当 - 割引上限額
公共交通付き宿泊旅行(パック旅行):1人1泊あたり 5,000円まで
宿泊のみの旅行(日帰り旅行含む):1人1泊あたり3,000円まで - 地域クーポン券
原則として電子クーポン
平日の旅行:2,000円相当
休日の旅行:1,000円相当
※休日とは、土・日・祝日を指します(例外あり)。
参考資料:観光庁 年明け以降の観光需要喚起策の実施について (mlit.go.jp)
何がどのように変更されるかについては別項にて解説しますので、ここでは概要についての補足をしますね。
まず、割引率について。
これは全国割の対象になっていれば、どのような旅行であっても一律20%の補助が受けられます。
旅行代金は予め2割引された価格になっているのが一般的なので、補助金の申請などの手間はありません。
ただし、割引の上限額が決まっている点は従来通り。
ただし、「交通付き宿泊旅行」と「それ以外」によって上記のように上限額が異なります。
お得な旅行については別項でお伝えしますね。
また、旅行先の都道府県で利用できる❝地域共通クーポン券❞も全国割の大きな魅力の一つ。
従来も旅行する日が平日か休日かによって受け取り額に違いがありましたが、今回も平日の方がお得になります。
ただし、クーポン券の配布方法が電子クーポン中心になるので、利用時はご注意を。
電子クーポンの場合、利用できるのは通信できる状態のスマホなどを所有している人のみ。
Wi-Fi か携帯電話のデータ通信を利用できることが条件となります。
一部、スマホを持っていない人向けに対応してくれる店舗もありますが、実質的にはスマホ持参が大前提のもよう。
なお、2022年12月27日宿泊分までの全国割については、こちらをご覧ください⇩
変更点は?
年明けより実施される全国割と旧来の全国割では、何が変わるのでしょうか。
主な変更点は、次の4点です。
- 割引率が40% ➡ 20%に。
- 割引上限額の変更
パック旅行:1人1泊8,000円 ➡ 5,000円に。
宿泊のみなど(上記以外)1人1泊5,000円 ➡ 3,000円に。 - 平日宿泊用の地域クーポン券が3,000円 ➡ 2,000円に。
- 地域クーポン券は紙クーポンが主流 ➡ 原則 電子クーポンに。
ご覧の通り、割引率や最大補助額が大幅に変更されることになります。
これはコロナ禍で大きな影響を受けた旅行業界を、細く長く支援し続けるための政策。
従来の全国割に比べるとお得感は半減しますが、それでも全額支払うことを考えればお得さはたっぷりありますね。
また、平日利用の地域クーポン券の付与額は以前より1,000円少なくなりますが、休日利用よりお得であることに変わりはありません。
なお、平日・休日問わず、配付されるクーポン券が電子化されます。
さらに、4月以降の全国割については、大型連休となるゴールデンウィーク中の旅行が対象外に。
GWは4月29日から5月7日までとなっており、この期間は適用されないのでお得に旅行できません!
ご注意くださいね。
同じ点は?
前述のように変更される部分もありますが、変わらない点もあります。
主な点をあげると、
- 全国割自体のシステムや適用となる条件
- 休日利用者の地域クーポン額(変更前・後とも1,000円)
などについては従来の全国割のときと同じなんです。
2022年スタート時の全国割でメリットが少なかった休日クーポンについては額面の変更なし、というわけです。
学校が休みのタイミングでしか行けない家族旅行や、平日に休みが取りにくい人にとっては、あまり影響がないとも言えますね。
そして、従来同様、
- 宿泊だけの予約より往復の公共交通がセットになった旅行の方が割引が大きい。
- 休日よりも平日に宿泊する方がもらえるクーポンが多い。
というように、観光業界を広く潤し、旅行者を分散させる方針は同じです。
また、ワクチン3回以上(一部2回)の接種や陰性証明など、新型コロナへの感染予防策についても従来通り。
ただ、この辺りは都道府県ごとに条件が異なっています。
旅行の予約を取る前に、割引が適用になる条件を自分や同行者が満たしているか、確認するのがおすすめです。
詳しくはこちらをご覧ください。
お得に旅行するには
年明けの2023年からスタートする新たな全国割の制度では、割引上限額が大きく引き下げられました。
これにより、1人1泊あたりの割引上限額は、
- パック旅行の場合8,000円から5,000円に。
- 宿泊のみ・日帰り旅行の場合 5,000円から3,000円に。
なります。
では、20%の割引を最大限に活かすには、どうすれば良いでしょうか?
具体例をあげますので、旅行プランの参考にしてくださいね!
【 宿泊パック旅行(交通付宿泊旅行)の場合 】
平日宿泊・旅行代金1人1泊25,000円以下の旅行であれば、最大割引率(20%)が受けられ、かつ、地域クーポン券2,000円が受け取れます。
特に、ぴったり25,000円の旅行なら最大額の5,000円の割引となり、お得感は最高レベル!
仮に15,000円の旅行だと割引額は3,000円になってしまいますが、割引率でいえばこれも20%分ですから、損(?)はありませんね。
一方、25,000円を超えると割引率は20%未満になってしまいます。
例えば30,000円の旅行で考えると、限度額の5,000円引きにしかならないので、割引率でいうと約17%。
全国割を最大限に活かすことはできませんが、それでも30,000円の宿に25,000円で泊まれるのですから、お得はお得。
考え方は人それぞれですね!
なお、休日の場合は地域クーポン券が1人1日1,000円分になります。
【 宿泊のみ・日帰り旅行の場合 】
平日宿泊・旅行代金1人1泊15,000円以下の旅行であれば、最大割引率(20%)が受けられ、かつ、地域クーポン券2,000円が受け取れます。
特に、ぴったり15,000円の旅行なら最大額の3,000円が割り引かれ、お得な旅行に!
でも、割引率は最大の20%受けられますが、10,000円の旅行で考えると割引額は2,000円になってしまうので、ちょっと割安感が少なくなるかもしれませんね。
一方、15,000円を超えると割引率は20%未満になってしまいます。
例えば20,000円の旅行で考えると、限度額の3,000円しか割り引いてもらえないので、割引率は実質15%。
5%分の差額を損と捉えるか、普段より安く行けるのだから良しとするか、悩ましいところですね(;^_^A
【 もっとお得にするには 】
もっとお得に旅行するには、いろいろなオプションが盛り込まれたプランを狙うことです。
例えば、ホテルを予約しただけだと宿泊費だけが全国割の割引対象になりますが、交通費と宿泊費がセットになったパック旅行なら割引対象には交通費も含まれます。
同じことが食事付きの宿泊プランや日帰り旅行にも言えますね。
同じホテルや旅館を予約するなら、素泊まりよりも1泊2食付きの方がお得というわけです。
中には観光ガイドやアクティビティ付きのプランもありますが、旅行代金に含まれていればこれも割引対象になっています。
もちろん利用する旅行プランが全国割の対象になっていることが大前提!
予約前にしっかりチェックしてから申し込みましょう!
地域クーポンアプリ(region PAY)の使い方
今までの全国割と大きく違うのが、地域クーポンが電子化されること。
地域クーポンはお土産や現地での食事などに利用できるので、ぜひ使いましょう。
今回の全国割は都道府県ごとに運営方針が異なるため、地域クーポンの扱いも違いがあることを理解しておきましょう。
まず、電子クーポンはいつどこで受け取るのか。
これは宿泊先のホテルなどにチェックインしたタイミングで受け取ります。
ちなみに、初日のチェックイン時に連泊分もまとめて受け取るのが一般的。
宿泊先の公式サイトや電話で直接予約した場合はもちろん、旅行会社を通して申し込んだ場合でもチェックイン時です(例外あり)。
キャンペーンの名称は色々で、❝特典クーポン❞・❝地域限定クーポン❞など様々ですが、主旨は同じです。
ただし、チェックイン時に受け取るのは電子クーポンを受け取るために必要な用紙。
これをスマホのアプリに登録しなければ使えません。
そこで、ここでは多くの自治体が指定しているアプリ「region PAY」を使った方法をご紹介しましょう。
region PAY のダウンロードと新規登録の方法
「region PAY」の特徴は、一度の利用登録で複数の自治体のクーポンを管理できるところです。
まずはアプリをスマホにダウンロードし、会員登録をします。
旅行前に予め会員登録を済ませておくのがおすすめですよ。
電子クーポンとして利用するときに使うので、旅行時に持ち歩くスマホで通信可能なものにインストールしてくださいね。
では、新規登録の手順を紹介しましょう。
新規会員登録の時にはSMS認証が必要です。
メールアドレスでの認証も可能ですが、携帯電話の番号を用いる方が間違いが少ないので、その方法でご案内しますね。
まず、画像のように上部のタブで「電話番号でログイン」を選択してください。
自分のケータイの電話番号を入力し、パスワードを設定(数字・大小の英文字すべて含む8文字以上)します。

すると、SMSが送られてくるので、記載されている6桁の認証番号を画面に入力しましょう(画像参照)。
その後、住所や生年月日などの必要事項を入力すれば、会員登録は完了です。

ログインするときは電話番号とパスワードを入力し、前回と同様にSMS認証すればOK!
region PAYへ地域クーポンをチャージ(登録)する方法
さて、ここからが本題。
実際に電子クーポンを登録(チャージj)する方法をご案内します。
①
「region PAY」を開き、ログイン。
※ すでにログイン状態になっていることも多いです。
②
アプリのトップ画面にある「地域を追加」をタップし、表示された都道府県の中から、自分がクーポンを登録しようとしている都道府県を選ぶ。


③
スクロールしながら利用規約を読み、「同意する」に✔を入れ、「追加」をタップ。
④
対象のキャンペーン名が表示されたら、それをタップすると「地域マイページ」が開く。
⑤
「チャージする」をタップし、ホテルなどで渡されたキャンペーン用のQRコードを読み取る。
※ アプリを開いたときのトップ画面に「チャージする」が表示される場合はそれをタップ。

⑥
チャージ金額(ポイント)が合致していれば「チャージする」をタップしてチャージ完了。
region PAY はほとんどの地域クーポンを登録できるので、都道府県を周遊するような旅行でも超便利!
移動した先のチェックインで受け取るたびに、前項の方法でチャージしていきましょう。
地域の選択を間違えないでくださいね!
今回は最も簡単なQRコードでの登録方法をご紹介しましたが、チャージコードを使う方法もあります。
カメラの調子が悪いときなどに使いましょう。
上記⑤のQRコード読み取り画面の右下に表示される「読み取れない方はこちらをタップ」を選択すると、クーポン券に記載されている20桁の数字(チャージコード)での登録が可能になりますよ。
region PAYでの支払い方
さて、ここからは実際に電子クーポンを使って買い物や食事をする方法です。
はじめに、その店舗で電子クーポンが利用できるか確認しておきましょう。
店頭にステッカーやポスターがあればregion PAY が使えます。
分からなければ店員さんに聞いてみましょう。
事前に知らべたい場合は、各都道府県の事務局サイトに掲載されているのでチェックしてくださいね。
【 region PAY の使い方 】
- アプリ「region PAY」を開きログイン、地域を選択する(=地域マイページを開く)。
- トップ画面の「支払う」をタップ。
- 店舗にあるQRコードを読み取る。
- 店名が合っていることを確認後、支払いたい金額を入力し「確認する」をタップ。
- 支払うポイントが表示されるので店員に確認してもらい、「決済する」をタップ。
- 完了
支払い方法は一般的なスマホ決済と似たやり方なので、前項のようにチャージさえしてしまえば大丈夫だと思います。
ポイントが不足したときは現金などで残額を払ってくださいね!
なお、アプリ内ではクーポンの残高や取引履歴、有効期限も確認できます。
ちなみに、有効期限はチェックアウトした日の23時59分59秒までです。
残さず使い切っちゃいましょうね!!
こちらの公式サイトもご参考ください。
既存予約はどうなる?
全国割が継続されるのは嬉しいですが、すでに予約してしまった旅行もあるかと思います。
このような場合、どうなるのでしょうか?
年末の全国割延長時のように、既存予約もあとから申請すれば割引が適応されるようになるといいですよね。
しかし!!
多くの旅行代理店や予約サイト(JTBやじゃらん等)では、2023年1月10日以降の予約済みの旅行については対象外とすることを発表しました。
(=予約期間前に成立した旅行は対象外)
この点は、2023年4月以降の全国割も同様。
後から割り引くことを明言している旅行代理店・予約サイト以外では、既存予約は対象外です。
このような場合は、既存予約をキャンセルし、全国割が適用されてから予約を取り直す方法が案内されています。
…が、キャンセルする前に、キャンセル料が発生するタイミングを確認してください!
一般的に、国内旅行は宿泊日の2週間前からキャンセル料が発生し始めます。
(例外もあるので、予約済みプランのキャンセルポリシーをしっかり確認してくださいね!)
ただし、キャンセル料が発生していても、予約を取り直した方がトータルとして安くなる場合もあります。
この辺りはケース・バイ・ケースなので、キャンセル代金と全国割の割引額&クーポン額を考えて判断するのが良いでしょう。
また、予約を取り直す場合、同じ宿泊先やプランに空きがあるかどうかも確認しておくことが大切です。
空きがない場合は他のプランでも良いかなど、代替案をしっかり検討してからキャンセルするようにしましょう。
キャンセルについてはこちらの記事も参考にどうぞ⇩
全国割はいつまで継続?
では、全国割の終了時期はいつなのでしょうか?
実は、旅行先の都道府県によって終了時期が異なるのが今回の全国割の特徴なのです。
全国割は予算を各都道府県に割り振って、都道府県ごとに行っているもの。
つまり、割り当てられた予算を使い切った都道府県から順次終了していく…という流れになるんです。
国が主導していた「Go To トラベル」のように全国一律の支援策ではないため、終了時期がばらついてしまうんですね。
このため、同じタイミングの旅行でも、行き先次第で割引が適用になったりならなかったりするわけです。
人気の観光地やプランは早い者勝ちと言っても過言ではないでしょう。
全国割の予約が開始され次第、希望の行き先のプランは早めに確保した方が良さそうですね。
※ キャンセル規定には注意!
ただし!
ここにもちょっとした裏技が!!
準備の整った旅行代理店・予約サイトから全国割が販売され始めますが、それぞれの店舗・サイトにも❝枠❞があります。
つまり、同じ観光地のプランでも、こちらの店舗では売り切れだが、別の予約サイトでは売られている…というケースもあり得るのです。
特定の観光地へ旅行したいなら、売り切れだからとすぐに諦めず、他の旅行代理店・予約サイトをチェックするのがおすすめです。
また、全国割は終了しても、地域独自の割引やクーポン配布を継続する自治体も考えられます。
旅行代理店や予約サイトなどで広く検索・検討してみると良いでしょう。
なお、旅行時は十分な感染症対策をし、体調がすぐれない場合は旅行を中止するという決断も視野に入れておくようにしましょう。
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