10/11スタート!イベント割を徹底解説 対象となるチケットは?予約済み・購入済みのチケットはどうなる?

外出もままならなかったコロナ禍に、ようやく届いた明るい兆し!
ついに国が支援する「イベント割」の開始が発表されました!
そこで、ここでは長いこと休止されている「Go To イベント」との違いを踏まえ、イベント割の詳しい内容や利用上の注意など、まとめてガッツリ解説していきます。
なお、同時に始まる「全国割(全国旅行支援)」についてはこちらの記事をどうぞ⇩
※ 掲載内容は執筆時の情報です。最新情報は各公式サイトにてご確認ください。
目次
イベント割とは?いつからいつまで?
コロナ禍で苦境に立たされたイベント業界を、経済産業省が中心となって支援する政策が「イベント割」です。
「イベントワクワク割」というのがプロジェクトの正式名称で、事務局もその名称ですが、ここでは「イベント割」に統一して表記していきますね。
まず、イベント割の概要をお伝えしましょう。
【 イベント割の概要 】※ 執筆時の暫定情報です。
- 実施期間
2022年10月11日~2023年1月31日まで
※ キャンペーン期間が変更となる可能性あり - 割引チケット(詳細は別項参照)
入場・視聴用チケット代の2割相当を割引支援するもの - 特典付きチケット(詳細は別項参照)
イベント関連グッズ等の特典が付加されたチケットの2割相当を割引支援するもの
- 利用条件(詳細は別項参照)
直接参加型(フィジカル)のイベントの割引には、以下のいずれかが必要。
・ワクチン接種証明書
または
・PCR検査などの陰性証明書
参照元:イベント割(イベントワクワク割)事務局 公式サイト
イベント割 (wakuwari.go.jp)
2022年10月11日の開始が発表された「イベント割」。
旅行を対象とした「全国割」に対し、「イベント割」では文化芸術やスポーツなどのイベントを対象に経済支援を行うものです。
具体的には、チケット代金を2割引にすることで、需要喚起を図るというもの。
事業者(主催者・興行主・チケット販売者)がイベント割に登録していれば、そのチケットが割引対象になり、私たちは安くチケットを購入できるシステムになっています。
また、イベント割にエリアはありません。
イベント割対象となっているチケットであれば、全国どこで開催されるイベントでも2割引きで購入できるわけ。
参加回数に上限が設けられていないため、誰でも何度でもイベント割で購入できます。
(ワクチンや陰性の証明書は必要です。)
なお、以前実施されていた「Go To イベント」と「イベント割」は別物ですが、どちらも興行支援・2割補助という点は共通。
イベント割の詳細については、以下の各項をご覧くださいね。
対象となるイベント
イベント割の対象となるチケットは非常に幅広く、多様です。
例えば、
- 音楽コンサート、ライブ
- ライブ配信(自宅などでの視聴チケット)
- スポーツ観戦
- 映画館
- 演劇・伝統芸能
- 美術館・博物館
- 遊園地・テーマパーク
など多様なジャンルのチケットが該当します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)など、人気テーマパークも対象になるので、お得度は大きいですね!
また、実際に会場に足を運んで参加する❝フィジカル❞なイベント以外に、自宅で視聴する配信用のチケットも対象となっている点がポイント。
ただし、そのイベントがイベント割事業に参加登録されていることが条件です。
そして、購入のタイミングも重要!
割引対象となるのは、イベント割事業への登録が完了した後に販売されたもので、キャンペーン期間内に実施されるイベントのチケットのみです。
イベント割が適用されたチケットは、登録が完了した事業者から順次発売されますが、それ以前に購入したチケットは対象外。
予約済みチケットも支払いが完了している場合は対象外となるケースがほとんどです。
決済完了前であればキャンセルし、イベント割が適用されてから買い直せばOK。
ですが、もう一度チケットを入手できる保証はないので、競争率の激しいチケットはやめた方が良いでしょう。
多くのチケット販売業者では、購入(支払い済み)したチケットはキャンセルできないのが一般的ですから、イベント割の適用はないまま、参加・入場することになるでしょう。
※ 事業者によって対応が異なるケースあり。
※ イベントや事業者によりキャンセル規定は異なります。各公式サイトで確認してください。
チケットの購入方法は次項で触れますが、支払い時にイベント割が適用になっていることを必ず確認しましょう。
利用方法~チケットの買い方・使い方
イベント割の対象となるチケットは、
- 入場・視聴用のチケット
- 特典(イベントグッズ等)付きチケット
の2種類です。
どちらもチケット代金の2割相当が割引されます。
これらのチケットは、チケット販売業者、または興行主や施設の窓口などで購入できますが、事業者などがイベント割事務局に申請し、そのイベントの参加登録が済んでいることが必要です。
そのため、私たち購入する側は、チケットの購入時に割引の適用、または特典付きになっているかを必ず確認することが重要です。
特典付きチケットは特典の金額が指定範囲に収まっていることが条件ですが、私たち購入者は対象となっているかだけ確認すれば大丈夫。
さらに、同一イベントで購入できる枚数は1人あたり5枚までという点にも注意!
仲間を代表してまとめ買いする場合など、気をつけましょう。
セット販売の場合は、セット数ではなく枚数で考えてくださいね。
(例:1セット2枚の場合は2セットまで。3セット購入すると6枚分になるので不可。)
もちろん、イベント自体の参加回数は設けられていないので、別のイベントであれば再度5枚まで購入できますよ。
なお、チケットの使い方は通常通り。
チケットには紙チケット・電子チケットなどの種類がありますが、「どちらの媒体で販売するか」「送料やシステム利用料などの手数料」もイベントや販売者によって異なります。
また、「チケットぴあ」「ローチケ」「イープラス」などのインターネット販売では会員登録が必要になります。
特に電子チケットの場合は、チケットのダウンロードや分配、顔認証登録などが必要なことも。
各チケット販売業者で異なるため、購入方法の詳細は下記記事をご参考くださいm(__)m
チケットぴあアプリとクロークのお得な使い方 購入・受け取り・分配・払い戻し・問い合わせなど、まるごと解決!
ローチケのチケット購入をわかりやすく解説!キャンセル・譲渡・払い戻し、手数料の最もお得な方法とは
e+(イープラス)を使いこなす!払い戻し、同行者登録、お得な購入方法や問い合わせ先をわかりやすく解説
イベント割の割引率~どう使えばお得?
イベント割の場合、いずれのチケットも代金の2割相当とお得さは同じです。
ただし、割引の上限額が決まっていない点がポイント!
(※現時点での情報。運用後、上限額が定められる可能性あり)
つまり、チケットが高額であればあるほど割引額は大きくなる、というわけ。
そのため、普段は手が出ないSS席や、もともとが高額のクラシックコンサートやオペラなどのチケットを購入するのもおすすめです!
さらに、遠方でイベントが行われる場合、全国割と組み合わせることで宿泊費や旅費を浮かせることも可能!
ただし、イベント割と全国割は別のシステムなので、使い方には注意しましょう。
ケース別の割引例とお得さのまとめ
国が支援する新型コロナの経済政策の中でも「イベント割」は非常にシンプル。
前述のように一律2割相当額がキャッシュバックされます。
しかし、対象となるチケットには、もともと「学割」「シニア割」「障害者割引」など割引特典が設けられているものもありますね。
特に映画はレディースデイーやファーストデイなど割引が豊富です。
このようにもともと割り引かれているチケットはどうなるのでしょうか?
基本的には学割などの各種割引が適用された価格から、さらにイベント割の2割分が適用となります。
ただし、これらは各事業者に委ねられる部分もあるので、適用外となるケースもあります。
チケットの支払額をきちんと確認するようにしてくださいね。
イベント割の利用条件
イベント割のチケットを利用する際、オンライン形式の配信ライブなどには利用条件はありません。
極端な話、体調が悪くても自宅で視聴する分には何の問題もありません。
せっかくなら大画面で視聴して、臨場感を味わいたいですね!
下記記事を参考に、自宅で盛り上がってくださいね!!
一方、フィジカルなイベント…ライブや遊園地のように実際に会場や施設へ行き、参加・入場するタイプのイベントは、
- ワクチン3回の接種証明書
- PCR検査などの陰性証明書(有効期限不明)
のどちらかが必要になります。
もちろん、当日の体調不良や会場での検温で引っ掛かった場合は、イベントに参加できません。
参加できない場合でも払戻しできないチケットもありますから、納得の上、チケットを購入するようにしてくださいね。
特にライブやコンサートのチケットは、主催者側の事情などでイベントが中止になった場合を除き、払戻しには応じないケースがほとんどです。
必要な証明書を取得し、体調管理には十分気をつけて、イベント当日を迎えましょう。
キャンセルや払戻しについて
予定の変更や体調不良などイベントに行けなくなる事態も考えられますね。
このような自己都合によってチケットが使えなかった場合、チケットはどうすればよいのでしょうか?
基本的に、支払済み(決済完了)のチケットはキャンセルも払戻しもできない…というのが一般的。
誰かに譲れなければ、チケットも代金も無駄になってしまいます。
※記名式など譲渡できないチケットもあります。
でも、諦めるのはちょっと待って!
中には公式リセール(譲渡)に出品できるものもあります!
チケット販売業者や各イベントの公式サイトを確認してみることをおすすめします。
公式リセールや公式トレードであれば、記名式・顔写真登録済みのチケットでも、第三者に譲ることができるケースがありますよ。
ぜひ手続き方法を確認してみてください。
「イープラス(スマチケ)」「チケットぴあ」「ローチケ」については、下記記事にて解説しています。
e+(イープラス)スマチケの使い方~ダウンロードや分配・リセールの方法と機種変更・問い合わせ先について
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ローチケのチケット購入をわかりやすく解説!キャンセル・譲渡・払い戻し、手数料の最もお得な方法とは
なお、出演者や興行主・主催者側の都合、あるいは悪天候などによるイベント中止や延期の場合は、チケットの払戻しが行われるのが一般的です。
払い戻しが行われる場合、ほとんどがホームページ上などで発表され、自分から払戻しのアクションを取らないと返金されないため、注意が必要です。
メールなどで払戻し手続きの開始を知らせてくれることも多いので、見逃さないようにしてくださいね。
手続きの方法はチケット販売者によって異なります。
上記記事を参考に、期限内に手続きしましょう。
緊急事態宣言が発令されたら
イベント割は広く全国に適用できるキャンペーンで、対象となるイベントも多様です。
でも、注意が必要な点もあります。
イベントを開催する地域で感染拡大や緊急事態宣言・自粛要請などが出た場合、一時的にイベント割の対象から外れる可能性が考えられるからです。
チケット購入時は該当地の状況をよく把握し、当日まで常に最新の情報を集めるようにしましょう。
特に、購入するイベントやチケット販売者の公式ウェブサイトは、こまめにチェック!
政府や地方自治体による要請の場合は払戻しが行われる可能性も高いので、見逃さないようにしましょう。
払戻しの発表直後はアクセスが集中して手続きしにくい場合もあるため、払戻し期限を確認し、落ち着いた頃に手続きするのがおすすめです。
方法はプレイガイドごとに異なるので、前項のリンクを参考にしてくださいね。
また、イベントや開催地の情報も事前にチェックし、開催の有無、対応などはお出かけ前にも確認するのがおすすめです。
問い合わせ先
イベント割については経済産業省の公式サイトが充実しています。
「よくある質問」を見ると多くの疑問が解決できるので、何かあれば確認してみることをおすすめします。
それでも解決しない場合は、公式サイトに「問い合わせ用入力フォーム」があるので、そちらから問い合わせ窓口に尋ねるようにしましょう。
ただし、イベント割対象のチケットでも、公演や施設などに関する問い合わせは直接イベント先に問い合わせましょう。
各公式サイトに掲載されているFAQ(よくある質問)をチェックすると解決することも多いので、おすすめです。
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