Tver・サブスクなど、ドラマや映画をネット配信で観るサービスが増え、利用者も急増している昨今。
気軽に楽しめるエンターテイメントとして人気ですが、その反面、スマホやパソコンの画面では「見にくい」「臨場感に欠ける」といった不満を感じる人も多いはず。
そこで、今回はスマホやパソコンの画面をテレビに映し、大画面で楽しむ方法「ミラーリング」をご紹介!
デジタル機器の設定が苦手という人にも、わかりやすくて・安くて・簡単な方法もご案内♪
ぜひ設定してみてください!
ミラーリングとは
ミラーリング(画面ミラーリング)とは、スマホやタブレット、パソコンなどの画面をそのままテレビやパソコン(PC)などに出力させることをいいます。
言い換えるなら、ネット配信される動画の受信機としてスマホなどを使い、テレビをディスプレイとして利用する、ということです。
当サイト管理人Uniは、Tverのドラマやネット配信の映画をパソコンを介してテレビに出力し、大きな画面と良い音質で楽しんでいます♪
映画・コンサート・ライブ・演劇・お笑いなどの作品や公演だけでなく、いつものゲームもミラーリングすれば、大画面で大迫力に!
ゲームの場合、コントローラーはスマホを利用してくださいね。
また、スマホに撮りためた写真やビデオを見るのも◎。
大きな画面だと全く違う映像に感じますよ。
とても簡単に、また、家にあるものを利用すれば無料でミラーリングできるので、ぜひ試して頂きたいと思います!
メリットとデメリット
ミラーリングする最大のメリットは、大画面での視聴による迫力と、それによる臨場感。
また、大きな画面なら家族や友達と一緒に見ることも!
機器の性能にもよりますが高画質・高音質で視聴できたり、スピーカーを併用すればさらに臨場感あふれる演出をすることも可能です。
一方のデメリットには、
などがあります。
しかし、これらのデメリットの多くはミラーリングの手段によって解決できるものです。
何を優先してミラーリングするのが良いか、以下の具体的な方法を参考にして、自分に合った視聴方法を探してみましょう。
有線でミラーリングするやり方
最も簡単でおすすめしたいのが、HDMIケーブルを使って有線で接続する方法です。
テレビやパソコン、ビデオカメラにはHDMIの入出力端子が備わっており、スマホやタブレットはアダプターを利用すれば画像・音声の送信が可能です。
100均でも売ってますが(追記参照)、家の中を探すとHDMIケーブルは意外と転がっている(?)ものです。
かく言う当サイト管理人Uniも、自宅にあったHDMIケーブルを利用中。
ゲーム機本体とテレビをつなぐものを、パソコンとテレビに繋ぎ変えて利用しています。
もちろん面倒くさい設定は不要。
テレビとパソコンにHDMIケーブルの両端を挿し込むだけで接続終了です。
このように0円から始められる人が多いため、HDMIケーブルを使うミラーリング方法はコスパ的にも技術的にもおすすめです!
また、HDMIケーブルには画質・音質によってグレードがあります。
4K(一部は8Kにも対応)などの高画質に適した最高グレードの「プレミアム」や、3D画像もOKの「ハイスピード」、以前主流だった「スタンダード」などです。
スタンダードでも大画面で見たいだけなら十分です!
【追記:2023年3月】
ダイソー(100均)で300円のHDMIケーブルを購入できました!
長さも十分、細くて柔軟性のあるケーブルです。
画質も4K対応で良好、パソコンと接続し、トラブルなしで使えています♪
HDMIケーブルの形状(タイプ)
ただ1点だけ注意したいのが、HDMIのタイプ。
電化製品によって端子の形状が異なっているんです。
ざっくり書いてしまうと、次の規格が多いです。
- 一般的なテレビやパソコン:Type-A
- カメラやビデオカメラ:mini HDMI(Type-C)
- スマホやタブレット(機種による):micro HDMI(Type-D)
※次項参照
PCはメーカーやモバイル型・ノート型などによっても異なるので注意しましょう。
いずれの場合もテレビに映すなら、片側はテレビの差込口であるType-Aである必要があります。
接続するのが一般的なパソコンなら、HDMIケーブルの両側がType-Aになっていれば使えるということですね。
持っているケーブルを利用したいのに、パソコンやスマホの差込口と形状が合わない…という場合は「アダプター」を利用する方法がおすすめ。
ここでいうアダプターとは、HDMIの形状を違うタイプに変換する❝キャップ❞のようなものです。
差込口の形さえ合えば繋げるので、HDMIケーブルがあるならアダプターだけ購入でもOKです。
※ 100均にもあり。
スマホ・タブレットの場合
両端がType-AのHDMIケーブルは入手が簡単。。
しかし、このままではスマホやタブレットに接続できません。
そこで必要になるのが、iPhoneやiPad、Android用のアダプターです。
充電時に使う差込口を利用しますので、機種の形状にあったアダプターを用意しましょう。
iPhoneの場合、充電ポートの形状は❝Lightning(ライトニング)またはUSB TypeC❞です。
Apple社から純正の「Lightning – Digital AVアダプタ」と呼ばれる変換アダプタが発売されていますが、ちょっとお高い。。。
動作確認されたものであれば、ほぼ問題なく使えますので(経験上)、探してみると良いでしょう。
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一方、Androidの場合、機種により充電ポートの形状が違っているので確認してみましょう。
機種で検索してもわかりますが、穴の上下の長さを見たとき、
- 長さが異なる台形のような形なら「USB micro B(micro USB)」
- 同じ長さであれば「USB Type-C」
です。
それぞれの形状や規格にあったものを探し、手持ちのHDMIケーブルに接続して利用しましょう。
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有線のメリット・デメリット
有線のメリットは送信が安定しやすいこと、設定が一切不要なことです。
ネット配信を受診するパソコンなどがフリーズしなければ、映像と音声のズレもなく快適です。
また、HDMIケーブル(一部、変換アダプタも)を挿し込むだけでミラーリングでき、すぐに視聴できるのも大きな魅力です。
さらに、回線契約しているスマホやタブレットがあれば、自宅でWi-Fiを利用していなくてもOKです。
一方で、テレビから延びたケーブルが届く範囲にパソコンやタブレット・スマホを置かねばならないため、置き場所を作らなければなりません。
ただし、HDMIケーブルは3mなど長い物も売っていますし、延長コード(片側がメス型のもの)を使う方法もあります。
見栄えは視聴している間だけと割り切れば問題ないかもしれません。
ちなみに、我が家ではパソコンの操作にワイヤレスマウスを使っているのですが、パソコンはテレビの脇におき、離れたところからマウスを使っても問題なく操作できていますよ。
でも、ゲームもミラーリングしたいという人は、ケーブルが付いたままでは操作しにくいですよね。
また、やはり見た目も気になるという人もいると思います。
そのような場合は、次項で紹介する❝無線(ワイヤレス)接続❞を検討してみましょう。
ワイヤレスでミラーリングする
ワイヤレスでスマホ・タブレットとテレビを繋ぐのには、専用の装置(ハードウェア)とWi-Fi環境(LANケーブルOKのものもある)が必要です。
ただし、スマホ・PCなどの機種によって動作などが異なります。
下記を参考に、適したものを用意しましょう
なお、すでに「Netflix」「Hulu」などのネット配信サービスを利用している場合、ハードウェアによってはミラーリングできなかったり、別途アプリや専用ケーブルが必要になることがあります。
購入前に公式サイトなどで確認することをおすすめします。
iPhone・iPadのミラーリング
Apple製のスマホやタブレット・PCなどの場合、ハードウェアとして、
- Apple TVとHDMIケーブル(別売:短いものでOK)
がおすすめです。
テレビとApple TVを接続するためのHDMIケーブルが付属していないので、別途用意しましょう。
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設定の手順は、こんな感じです⇩
自動設定できるのがApple製品の良いところですねー。
- まずApple TV に電源コードとHDMIケーブルを挿し込み、それぞれコンセントとテレビのHDMIポートに繋ぐ。
- テレビの電源を入れ、入力をApple TV が接続されているHDMIに切り替える(自動の場合あり)と、セットアップ画面が現れる。
- 【iPhone・iPadから自動で設定する場合】
※ iPhone(iOS 9.1以降)、iPad(iPadOS 13以降)に対応
1. iPhone または iPad のロックを解除し、BluetoothとWi-Fiをオンにする。
2. iPhone または iPad と Apple TV を近づけると設定が開始されるので、画面の指示に従って操作する。
【手動で設定する場合】
Apple TV付属のリモコンを使い、画面の指示に従ってインターネット接続・シングルサインオンなどの項目を設定する。
初期設定が完了すれば、Apple製品でのミラーリングはとても簡単。
iPhoneやiPadのホーム画面を上にスワイプすると表示されるコントロールセンターで、そこにある「画面ミラーリング(画像参照)」をタップし、「Apple TV」を選択すればOKです。
難点は価格と互換性ですね…(笑)。
でもハンドリングの良さは抜群です。
また、視聴に使うテレビが「AirPlay 2対応スマートテレビ」であれば、Apple TVなどのハードウェアは不要。
テレビ本体だけで iPhone・iPadからワイヤレスでミラーリングが可能です。
「Apple TV内蔵のテレビ」のイメージですね。
アンドロイド端末のミラーリング
スマホやタブレットがAndroidであれば、利用するハードウェアは「Chromecast(HDMIケーブル付)」が一般的。
4K対応であれば上位機種の「Chromecast Ultra」などにしましょう。
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設定の手順はこんな感じです⇩
- Google アカウントを持っていない場合、あらかじめ作っておく。
- Chromecastから伸びているHDMIケーブルをテレビのHDMIポートに挿し込み、付属のACアダプターの電源コードをChromecastとコンセントに繋ぐ。
- テレビの電源を入れ、入力を Chromecast が接続されているHDMIに切り替える(自動の場合あり)と、セットアップ画面が現れる。
- スマホ用無料アプリ「Google Home」をインストールし、BluetoothとWi-Fiをオンにする。
- 「Google Home」を起動し、Google アカウントでログインする。
複数のアカウントがある場合は使用するアカウントを選択し、確認する。 - Bluetoothがオンになっていれば、自動的にChromecastが認識され、接続される。
- テレビに表示されているコードと、スマホに表示されたコードが一致すれば接続完了。
- Chromecastを利用する場所を選択し、名前を決める。
(Chromecastが1台しかなければ、どれを選んでもOK) - スマホで利用しているWi-Fiネットワークを設定し、再起動されればChromecastの設定終了。
- 続いて、スマホの「Google Home」アプリでチュートリアル(スキップ可)を行い、いくつか質問に答えればすべて終了。
初期設定が終わったら、実際に使ってみましょう。
OSがAndroid 5.0以上であれば、操作は簡単です。
通知領域を引き下げると表示される「クイック設定パネル」にある「画面のキャスト」をタップしましょう。
使用するChromecastの場所をキャスト先として選び、確認メッセージが現れたら「今すぐ開始」をタップ。
これでスマホ画面のミラーリングが開始されます。
ほかに、ミラーリング(ストリーミング)したい動画プレイヤーに表示されているキャストアイコン(画像参照)をタップする方法もあります。
表示がない場合は、動画部分をタップすると現れますよ。
すると、キャスト先が表示されるので、視聴場所のChromecastを選択しましょう。
以上でミラーリングが開始されます。
Chromecastには付属のリモコンがないので、手元のスマホなどで再生・停止など操作してください。
なお、ハードウェアには他にも「Anycast」やAmazon「Fire TV Stick」などがあります。
自分の利用したい用途(動画配信サービス、アプリ、コンテンツ)にあったものを選んでくださいね。
無線のメリット・デメリット
ワイヤレス接続のメリットは、テレビの近くにパソコンやスマホを置く必要がなく、離れて操作できる点です。
そのため、ケーブルが不要になり、非常に見栄えも良くなります。
インテリアなどの邪魔をすることなく、スマートにミラーリングが楽しめますね。
一方のデメリットは、以下の2点。
ワイヤレス接続は電波の強弱がミラーリングの安定性に直結しますから、機器同士が離れていると電波が弱くなり、視聴できない・頻繁に遅延・フリーズするなどの問題が生じやすくなります。
特に、生配信のライブで通信が不安定だと気分も下がりますよね。
解決策としては、自宅のWi-Fiルーターの設置場所と、視聴や受信・操作に使うテレビやデバイスの場所をなるべく近くにすることです。
どうしても離れたところで使いたい場合は、ブースターを購入するなどして電波を補強するのも良いでしょう。
ミラーリングできない時の対処法
最後に「接続したはずなのにテレビに映らない」…そんなときのチェックポイントと対処法をまとめました。
次のいずれかが原因であることが多いので、一つずつ確認してみてくださいね。
初期設定は多少大変かもしれませんが、大画面で観る楽しさはやはり格別!
是非トライしてみてください!
なお、ネット配信のライブチケットは『PIA LIVE STREAM』や『PassMarket』などで購入できます。
興味のある方はリンク先の記事もご覧ください!