チケット流通センター 出品の流れ:手数料やキャンセルのタイミングなどポイントを押さえて徹底解説!

行けなくなった公演などのチケットを転売できる『チケット流通センター』。

公式リセールではないため、❝他サイトにも同時に出品できる❞、❝価格を自分で設定できる❞などのメリットもありますが、注意も必要です。

そこで、チケ流で出品するときに押さえておきたいポイントを踏まえ、出品の流れやルールについて、詳しく解説していきます!

チケ流に出品するのに向いているケースやおすすめしないケースも紹介しますので、出品前にぜひご覧ください!

※ 情報は執筆時のものです。法令などが改定される可能性もあります。
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チケ流に出す前に…

チケ流はチケット専門のフリマサイトのようなもの。
チケットを売りたい人と買いたい人をつなぐ仲介サイトです。

フリーマーケットの特性として、価格は出品者が決めますが、ここが難しい!

通称「チケット不正転売禁止法」が2019年に施行されたこともあり、転売のルールに則った価格決めが必要になっているからです。

公式リセールであれば法的に何の問題もありませんが、自分で転売価格を決めるチケ流では不当な価格や売り方では不正と見られる可能性があります。

詳しくはこちらの記事にて解説していますので、気になる方はお読みくださいね。

また、販売サイトが行う❝公式リセール❞のようなきめ細やかなサービスはありません
チケ流は売りたい人と買いたい人をマッチングさせることに特化したサイトだからです。

出品する側が受けるトラブルとしては、

  • 買い手からの一方的なキャンセル
  • 突然連絡が付かなくなる
  • チケット送付後に受け取りの連絡がない

などがあり、買い手には対しては特に不利にならないようなシステムが組まれていますが、イレギュラーな出来事は当事者任せとなることも少なくありません。

一方で、チケ流に出品するメリットもあります。

公式リセールだと券面価格での売買のため、購入や出品にかかった手数料分がマイナスとなりますが、チケ流なら諸費用を上乗せするなど、正当な範囲内で転売価格を決めることができます

価格を買い手が決めることは、不正転売と背中合わせというデメリットでありながらも、諸費用をすべて取り戻せるというメリットにもなるわけですね。

さらに、一枚のチケットをチケ流と同時に別のフリマサイトに出品することも可能です。
※ 在庫保証が必要な❝チケエク❞を除く。

複数のサイトでより多くの人の目に触れれば、買い手が見つかる確率が高まりますね。
出品数の多いチケットや人気が低いチケットでは、売れないリスクを回避させる方法にもなります。

以上がチケ流で出品する上で知っておきたいメリット・デメリットです。

なお、チケ流では、
『西武ライオンズ』『千葉ロッテマリーンズ』『オリックス・バッファローズ』『日本ハムファイターズ』
の公認を受け、公式リセールを行っています。

公式リセールには専用のルールもあり、不正転売禁止法が適用されないので安心して利用可能!
これらの球団チケットは優先的にチケ流で取引するのがおすすめ。

また、チケット代金や購入にかかった費用を取り戻したい人公式リセールに出品できない紙チケットを持っている人などは、チケ流へ出品すると良いでしょう。

一方、行けなくなってチケット代金を全額捨てるより、代金の大半を回収しつつ、安全に取引がしたいという人は販売サイトの公式リセールや業界公認の『チケトレ』 を利用するのがおすすめ。

出品の流れ

それでは、チケ流に出品するときの流れを見ていきましょう。

チケ流に初めて出品する立場からの取引を時系列で紹介してくので、具体的にイメージしやすいかと思います^-^
ぜひご一読くださいね。

前項でもチケ流でのメリットをお伝えしましたが、ここではさらに掘り下げ、押さえておきたいポイントも解説していきますよ!

① チケ流にログインする。

チケット流通センター公式サイトへアクセスし、ログインしましょう。

初めての場合は無料の新規会員登録を!18歳からOKです。
登録したら、すぐに出品可能ですよ。
※ Twitterのアカウントも利用できます。

ただし、買う側には不要なのですが、出品する側は手順⑤にあるように本人確認が行われます(後述)。

登録する氏名などの表記は公的身分証明書と同じにしてくださいね。

また、住所は身分証明書に記載されているもので、かつ、現在居住しているところを登録してください。
取引状況によっては住所確認のため郵便が届くので、必ず受け取れる住所を記入しましょう。

勤務先など身分証明書に記載されていない場所では住所確認が行えないので、必ず自宅にしてくださいね。

② 掲載可能期間か確認し、受け渡し方法を決める。

在庫保証をする❝チケエク❞と通常の取引では、掲載できる期間が異なります。

さらに、チケットを郵送で送るか、発券番号で買い手が発行するのか、それとも電子チケットか…など、受け渡し方法やチケットの形態によっても変わってきます。

この点を確認して具体的な取引方法を考えていきましょう。

  • 通常取引
    郵送・宅配便、電子チケット、発券番号:公演の8日前まで
  • チケエク(在庫保証済みのチケット)
    郵送・宅配便:公演日の4日前まで
    電子チケット:公演当日 開演1時間前まで
    発券番号:公演当日 開演1時間前まで
    受け渡し指定:(公演日の3日前~)公演当日 開演1時間前まで

チケ流に掲載されているチケットの9割は❝チケエク❞ですが、これは買い手からの注文が入ったときにチケ流からの在庫確認を省略できるチケットです。

買い手は注文と同時に代金をチケ流に預けるというスピーディな取引のため、売り手側はチケットをすぐに渡せる状態であることが条件になります。
別のサイトに同時出品できないということですね。

このような条件はありますが、チケエクで掲載するなら公演ギリギリまで掲載することも可能。

また、コンビニ発券タイプのチケットを持っているなら、未発券のまま発券番号で取引する方がおすすめです。
送料を上乗せする必要がなく、チケット代金を安く設定できるため、売れる確率が高まりますよ。

③ 出品したいチケットが登録できるか確認する。

チケットを売る」タブから進み、チケ流に登録されている公演名と一致するものを選択しましょう。

チケットが出品できない時は公演が登録されていない時です。

もし、公演名が表示されなかったら❝公演名追加依頼フォーム❞より申請し、チケ流からの連絡と対応を待ってくださいね。

登録・掲載できるのは、

  • 国内開催のコンサート、演劇、スポーツなどの興行チケット
  • 主催者公認の駐車券、キャンプ券

で、紙チケット(発券前・後どちらでも)・電子チケットともに出品OK!
代金が支払済みであれば、予約販売・未到着のチケットも掲載できます。

ジャニーズや宝塚歌劇団、東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンは不動の人気チケットです。

ちなみに、入場時に本人確認が必要なチケットや転売目的のチケットは掲載できません。
チケット代金が未払いのものも不可です。

また、球団公式リセールでは招待券や無料チケットなどは掲載できない場合があります。

詳しくは『チケット掲載のルール』や球団公式リセールにてご確認ください。

④ 掲載用のチケット情報を登録する。

チケ流のサイトで買い手が閲覧するチケット情報を登録していきます。
相手に伝わりやすく、チケ流のルールに則って記載することが重要です。

不備があると買い手との質問のやり取りで時間を無駄にしかねませんし、大きな違反があるとチケ流に削除されてしまいますから、丁寧に進めましょう。

特にチケットの売り文句と受け取られるような「良席」「おすすめ」「真ん中」「即発送」などの表現は禁止されているので書かないように!

次の必要な情報をわかりやすく書きましょう。
ファンクラブ先行などで「購入済みだけれど座席が確定していない」という場合は、その旨をしっかり記載します。

  • 座席情報
    座席種:S席・A席・立ち見・親子席・ステージサイドなどチケット記載通りに記入
    列・座席番号:チケット記載通り(▲列〇番)、およその位置(▲列〇番台、▲列〇番~〇番、▼列〇番台前半(下一桁0~4)・後半(下一桁5~9)など)で記入
    階数・階層:2階席・アリーナ・スタンドなどフロアを記入
    その他:ライブビューイングなど特殊公演の場合は内容を明記。駐車券・キャンプ券はその旨明記。
    ※ 座席未定の場合:発売元と確定している座席の条件があれば記載(未定ならその旨記載)
  • 取引方法の指定と指示(郵送・宅配便を除く)
    ※ 取引が成立したらチケット入手に必要な番号などの情報を連絡ボードなどで伝えることを添える。
    発券番号での取引:発券できるコンビニ名、発券期間、発券手数料などの情報を記入。
    電子チケット:❝分配❞❝QRコード❞❝直接ダウンロード❞などチケット入手方法を記入。
    受け渡し指定:受け渡しの概要を記入。
    同行募集:待ち合わせの概要を記入。
  • 塗りつぶしの有無(紙チケットの場合)
    券面記載の氏名など、買い手に知られたくない事項は、チケットの該当部位をマジックなどで塗りつぶすことも可能。
    ただし、塗りつぶしなどの加工があっても入場できることを公演公式サイトなどで必ず確認すること。
    何らかの加工を施した場合は、必ず告知する。
  • 名義記載の有無名義人の性別
    券面に購入者の氏名が書いてある場合は、男性/女性などの性別を記載する。
    ※本人確認が不要な公演でも、性別が異なると拒否されることがあるため。
  • 価格設定
    売り手が設定できる。
    送料(紙チケットの場合、簡易書留 404円など)は売り手負担、取引成立時は仲介手数料(別項参照)が発生するため、これらを上乗せする人も多いが、高額転売は違法。

難しいのは価格設定ですね。

チケット代金や購入時の費用と、転売価格(チケ流での価格)との差額が大きいと、不当な利益を得ていると捉えられかねません。

チケット代金はあくまでも券面額とし、諸費用(購入時の送料やシステム手数料、転売時の送料や仲介手数料などの実費)を明記したうえで、合算した価格を設定する❝良心的で損をしない価格設定❞を心がける方が良いでしょう。

なお、在庫保証のチケエクに設定すると、買い手は安心できるので取引が成立しやすくなります。
発送までの期日やキャンセルの規定が厳しくなりますが、速やかに対応できる人にはおすすめです。

そのほか、複数枚(連番)での掲載も可能です。
バラ売りの可否など、画面の指示に従って入力していってください。

⑤ 本人確認

上記④のように必要な情報を入力して転売したいチケットの掲載が始まると、並行して売り手の身元確認が行われます(初回のみ)。

7日以内❝本人確認申請❞タブから進み、登録済みの氏名・住所・生年月日が確認できる公的身分証明書の画像をアップロードしてください。

使用できる証明書は、

  • 顔写真付き:1点でOK
    運転免許証(表・裏)、パスポート(顔写真と所持人記入欄ページ)、マイナンバーカード(表のみ)など。
  • 顔写真無し:次から2点
    健康保険証(表・裏)、住民票・住民票記載事項証明書(6カ月以内、マイナンバー記載なし)、印鑑登録証明書(6ヵ月以内、全体)など。

となります。
証明書や画像の範囲などは公式サイトで詳しく案内されていますので、上記以外を添付する場合などご覧くださいね。

チケット掲載から7日以内にアップロードが必要なので、顔写真付きの身分証を持っていない人は、住民票などを取得してから出品した方が良いかもしれませんね。

さて、アップロードした画像によりチケ流が審査を行い、本人確認が行われます。
結果は数日以内にメールで知らされるので、不備があった場合は画像を送り直すなどの対応をしましょう。

以上で本人確認は完了です。
掲載中のチケットに、「本人確認済み」のアイコンが表示されるようになりますよ。

チケ流では本人確認(場合によっては住所確認)が完了しないと、チケットを売ることはできません。

買い手が現れても、チケ流が預かっている代金を売り手に振り込んでもらえないので、必ず手続きを済ませてくださいね。

登録内容に変更が生じた場合は、マイページから速やかに変更・修正しましょう。

なお、取引状況に応じて住所の確認が必要なことがあります。

チケ流より❝住民確認コード申請❞の案内があった場合は、マイページのメニュー「会員情報変更」から「住民確認コード申請」へと進みましょう。

すると2営業日以内に❝住所確認コード❞が記載された普通郵便が届きます。
自宅のポストに届くので、見逃さないように!転送はできません!!

受け取ったら、発送日から21日以内に手紙に書かれているURL、またはマイページの「会員情報変更」から「住所確認コード入力」へと進み、手紙に記載されたコードを入力しましょう。

確認が行われた住所は1年間有効となります。

期限が切れる1ヵ月前から住所確認コードの再申請ができるようになるので、早めに手続きしておきましょう。
マイページの 「会員情報変更」から「住民確認コード申請」 へと進み、申請すればOKです。

有効期限を過ぎるとチケ流に出品できなくなり、再度コードの取得が必要になります。
気をつけてくださいね。

⑥ 注文&在庫確認

チケエクは掲載当初から在庫保証しているので、在庫確認のステップは省略されます。

チケエク以外のチケットは、買い手から注文が入ると、在庫があるかの確認メールがチケ流から送られてきます。

マイページから24時間以内に在庫の有無を連絡してください。
24時間以内に返事をしないと掲載が削除されてしまうので、チケットを確保しているなら必ず返事しましょう。

ただし!
❝在庫あり❞で返答したあとは、売り手側からのキャンセルはできません
注文されたのにチケットを発送できないとキャンセル料(後述)が発生するので、よく確認してくださいね。

もしも、別のフリマサイトなどに出品している場合は直ちにそちらの掲載を取り消し、チケ流へ❝在庫あり❞の連絡を入れるのがおすすめです。

在庫連絡が済むと、買い手が注文日から2日後の午後3時までに、チケエクの場合は注文後30分以内に代金を支払います。

チケエク以外の取引の場合、売り手は注文が入ったチケットを注文日から2日後の午後6時まで確保していてください。
この3時間の差はチケ流が入金を確認するための時間なので、6時まで必ず確保しておいてくださいね。

⑦ チケットの発送と発送完了連絡

買い手が支払った代金をチケ流が確認すると、チケ流から買い手宛にチケットを発送するようにメールが届きます

チケットの受取が完了するまで代金はチケ流預かりとなるので、買い手に確実にチケットを届けましょう。

チケットの発送(受け渡し)方法は取引の種類によって異なります
チケ流から指示がありますが、次のようにイメージしてください。

  • 紙チケット
    チケ流から買い手の住所・氏名が開示されます。
    指定された発送期限内に指定された発送先へ別項❝発送のルール❞に従って発送してください。
    ※ 入金確認日より2日以内(入金確認が公演4日前の場合はその翌日)に発送。手元にない場合は掲載時の日程。
  • 電子チケットや発券番号
    マイページの該当取引画面に❝連絡ボード❞が設置され、買い手とのやり取りが直接できるようになります。
    チケットの取引方法に記載した指定日時(発券されていない場合は掲載時に選択した発送予定日)までに、この連絡ボードを使って、発券に必要なURLやQRコード、発券番号などの情報を買い手に伝えてください。
  • 受け渡し指定・同行募集
    マイページの該当取引画面に❝連絡ボード❞が設置され、買い手とのやり取りが直接できるようになります。
    この連絡ボードを使って、受け渡し方法や当日の待ち合わせ場所・日時など、詳細をやり取りしてください。
    受け渡し指定の場合は、チケットの取引方法に記載した指定日時(発券されていない場合は掲載時に選択した発送予定日)までに買い手に渡せるように連絡してください。

紙チケット以外の取引では❝連絡ボード❞を使ってのやり取りが必要です。
連絡ボードは当事者同士しか閲覧できないので、チケットの受け渡しに必要な大切な情報を入力しても安心ですよ。
メッセージだけでなく画像も送れます。

なお、連絡ボード以外の方法でやり取りをしないように!
トラブル時にチケ流が確認できなくなってしまいます。

そして、忘れてはいけない大切なステップがあります。
それが❝発送完了連絡❞。

紙チケットの場合は発送完了連絡とともに、簡易書留などの荷物引受番号(問い合わせ番号)を入力し、買い手に伝えます。
電子チケットや発券番号の取引は、チケット発券に必要な情報を提供した時点で発送完了連絡をしましょう。

ただし、同行募集の場合は同時入場した時に行ってください。
※ 買い手には同じタイミングで受取完了連絡をしてもらいましょう。

発送完了連絡をしたら、初めてチケットを売る人は併せて代金受取用の口座登録(本人名義)が必要です。
間違いのないように登録しましょう。

なお、❝あんしん配送サービス❞を利用したい旨の申し出があった場合は、発送方法が異なります。
別項「発送のルール」をご覧ください。

⑧ 受取完了連絡を待って入金の確認

無事にチケットを受け取ると、買い手はチケ流へ❝受取完了連絡❞を入れます。

受取完了のタイミングは、
・紙チケット・電子チケット・受け渡し指定は買い手がチケットを受け取った(発券できた)時
・同行募集は同時に入場した時
です(買い手が❝受取完了連絡❞をします)。

そのあと、チケ流から売り手に❝受取完了連絡メール❞が送信されるので、必ず確認しましょう。

後日、❝送金完了のお知らせ❞というメールも送信され、この配信日の翌営業日にチケット代金から仲介手数料(別項参照)を差し引かれた残額が登録済みの口座に振り込まれます

電子チケット・同行募集の取引は公演日を過ぎてから振り込まれるので、ご注意ください。

また、必ず入金されたか口座を確認してくださいね。

なお、本人確認が完了するまでチケ流は振込をしてくれないので、買い手がチケットを受け取るまでに済ませておくと良いでしょう。

このチケ流からの支払い(入金)をもって取引は完了
無事にチケットの転売ができたことになります。

文章にすると長々しいですが、基本的には、
❝取引が成立し、ルールを守って発送(情報提供)していれば、代金は売り手に支払われる❞
ということです。

ただ、売り手がマナーを守っても、買い手も同様だとは限りません。

トラブルについては別項で補足しますが、ここで解説しているような取引ルールやシステムを理解しておくと、払拭できる不安もあるのではないかと思います。

次項の発送のルールも理解して売り手側にミスがないようにしておけば、大抵のトラブルがあっても代金は受け取れますから、しっかり押さえておきましょう!

発送のルール

紙チケット以外の取引は、連絡ボードを用いて必要な情報をやり取りすればOKです。
発券番号などは転記ミスがないよう、販売元からのメールなどからのコピペやスクショを活用するようにしましょう。

一方、配送会社を介して届ける紙チケットには、発送のルールが設けられています。
このやり方に従っていないと、トラブル時に責任を負うことになりかねません。

前項と重なる点もありますが以下にまとめておきますので、しっかりと守って発送しましょう。

通常発送の場合

  • 発送期限
    入金確認日から2日以内(確認日が遅くても公演日の3日前までに発送)
    ただし、掲載時に手元になかったチケットは、掲載時の約束通りに発送すること。
  • 発送方法
    チケットの追跡が可能で、かつ、買い手の受け取り時に受領印(サイン)が必要な方法。
    例:書留・簡易書留・レターパックプラス・ゆうパック・宅配便
    厚紙同封・ビニール袋に入れて折れ・水濡れ防止、中身が透けないよう注意する。
    封筒は市販のものでOKだが、チケ流専用封筒(詳細はこちら)もあり。
  • 宛名の書き方
    表面:買い手の住所・氏名(チケ流から連絡のあった通りに記載)
    裏面:売り手(またはチケ流名義)の住所・氏名
    ※ チケ流名義で送る場合
    〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング11階
    株式会社ウェイブダッシュ チケット流通センター

一番重要なのは、発送前に荷物引受番号(問い合わせ番号)などがわかるように、指定部位を剥がす・写真を撮るなど保管しておくことです。

この番号は発送完了連絡を入れるときに伝える必要があるので、なくさないように!

万が一、チケットを期限までに送れないときは、マイページの取引中チケット一覧にある❝発送遅延連絡フォーム❞から発送できる日と遅れる理由を連絡してください。

ただし、発送遅延連絡を入れても、下記の日にちまでに買い手に届かないと、売り手がキャンセル料を支払わなければならなくなります

  • 買い手の入金確認日が公演日の6日前まで:公演日の4日前までに買い手が受け取り
  • 買い手の入金確認日が公演日の5日前:公演日の2日前までに買い手が受け取り
  • 買い手の入金確認日が公演日の4日前:公演日の前日までに買い手が受け取り

買い手の入金日とチケット記載の公演日によってキャンセル料発生日が変わってくるため、注意しましょう。

なお、自分の住所・氏名を買い手に知られたくない場合、チケ流名義で発送することもできます。

これは差出人の名義を借りるだけなので、次項の❝あんしん配送サービス❞とは異なり、直接買い手宛に発送するだけで、自分の名前で発送する場合と全く同じルールで送れます。

名義を借りる費用も掛からないので、負担は全くなし!
プライバシーを守りたい方はぜひ活用しましょう!

あんしん配送サービスを指定された場合

売り手がチケットを掲載するとき「あんしん配送サービス」にチェックを入れておくと、買い手が指定してくることがあります。

「あんしん配送サービス」とは兵庫県にあるチケ流配送センターを経由して発送する方法で、売り手は買い手の氏名・住所を知らされないため、買い手のプライバシーを保護できる方法です。

売り手がチケ流に送ったチケットはチケ流で撮影・保管され、チケ流から買い手の元へと届けられます。
プライバシー保護と同時に、チケットもチケ流のチェックを受けるため、買い手にとっては嬉しいサービスというわけです。

あんしん配送サービスの手数料は買い手が支払うため、売り手の負担はありません。

しかし、前項の通常配送とは若干異なる点があるので、指定された場合はあんしん配送サービスのルールに従って発送の手配をしましょう。

  • 発送期限
    買い手からの入金をチケット流通センターが確認した日から2日以内
  • 発送方法
    通常配送と同じ
  • 宛名
    兵庫県西宮市にあるチケ流配送センター宛に発送
    (配送センターの住所・名称は買い手の入金が確認されたあと、マイページの発送先確認画面に通知される)
  • 取引番号を表面に記載すること
  • 送り主名(=売り手名)を裏面に記載すること

なお、1点(1通)の発送に入れられるのは1取引分(最大4枚)のみです。
また、あんしん配送サービスで売り手から発送するときにチケ流名義で差し出すことはできません

チケ流から買い手に発送するときに定形郵便物(50gまで)に入れ替えるので、売り手の個人情報が買い手に伝わることはありませんから、安心してくださいね。

手紙やチラシを同封することもできますが、定形郵便物の大きさ・重さを超えるものは作業費275円(税込)と別途送料を請求されることになるので注意しましょう。
※ 請求額は入金予定のチケット代金から差し引く方法で精算されます。

また、期限内に発送できなかった時は通常配送同様にマイページの❝発送遅延連絡フォーム❞から報告する必要がありますが、連絡を入れても、

  • 公演日の7日前までに配送センターへチケットが届かなかったとき
  • 発送方法などに不備があり、公演日の前日までに買い手にチケットが届かなかったとき

は取引不成立となってしまいます。
売り手がキャンセル料を支払うことになりますので、間違いのないよう予定通りに発送しましょう。

出品の手数料

チケ流では、チケットを出品(掲載)しただけでは手数料は発生しません
買い手が見つからなければお金はかからないので、ダメ元で出品してみるというのもOKです。

一方、買い手が見つかり、取引が成立すると手数料がかかります

手数料の中には、チケット転売の仲介料や特定のサービスを受ける際に支払うものなどがありますが、売り手が負担するものは決まっているので、出品前にわかります。

そして、チケ流では転売価格を自分で決められるので、必要な手数料を上乗せして価格設定をすれば損することはありません。

ただし、法外な価格にすると場合によっては不正転売禁止法に抵触する可能性もありますから、良識の範囲内で設定してくださいね。

それでは売り手に関わる手数料を具体的に見ていきましょう。
無料のものも改めて紹介しますので、ほかのフリマ・公式リセールと比較してみてくださいね。
※ 価格はすべて税込み表示です。

  • 出品手数料(取引未成立時)
    無料
  • 送料:買い手負担
    無料
  • 仲介手数料:取引が成立すると発生し、代金によって決まる
    チケット代金 500円~3,000円297円
    チケット代金 3,001円~8,000円836円
    チケット代金 8,001円以上 ➡チケット代金の10.45%
  • 振込手数料:買い手が支払った代金をチケ流が売り手の口座に振り込むとき
    無料
  • 再振込手数料:売り手の口座番号に間違いなどがあって代金を再度振り込む場合のみ発生
    880円

このように、特に問題なく取引が完了すれば、売り手の負担は仲介手数料のみです。

前述のように、この仲介手数料分を上乗せしてチケット価格を設定すれば、マイナスになることはありません。

この点は公式リセールと比べたときの大きなメリットと言えますね。

なお、これら手数料とは別に、キャンセル料を支払わなければならないケースもあります。
次項も併せてご覧ください。

キャンセル料・払い戻しについて

キャンセルや払い戻しは、いわば特殊なケースです。
対応が当事者任せとなることも多いので、万が一に備えて流れを把握しておくのがおすすめ。

まず、キャンセル料ですが、発生するタイミングや売り手・買い手のどちらが負担するかといった点が利用規約の中で細かく決められています(第4条第1項第4号、第6条第1項第3号、第12条)。

いずれの場合も、取引成立後に一方的な都合で中断あるいは終了させたときに発生します。
売り手の場合、チケエク取引では注文が入るまで、一般取引では在庫ありの連絡を入れるまでは、掲載を取り消してもキャンセル料はかかりませんよ。

ただし、これ以降の売り手の都合による取引不成立は、キャンセル料の支払いに該当します。

なお、キャンセル料はチケット代金によって決まります
チケットが高額だとキャンセル料も安くはないので、取引が成立する前にチケ流のキャンセルポリシーを理解しておきましょう。

また、興行主や出演者の都合により公演が中止・延期・変更となった場合、チケット代金を返還する❝払い戻し❞の対象となることが一般的です。

チケ流での取引の場合、チケットを売り手・買い手のどちらが持っているか、代金はチケ流預かりか・売り手に支払い済みか…など条件・状況が様々です。

このため、払戻しを❝誰が❞❝どのように行うか❞、わかりにくいケースもあります。

また、基本的にチケ流は介入しないので、チケ流が定めるケース以外では当事者同士が相談して対応を決めることになります。

キャンセル・払い戻しともこちらの記事にてわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

トラブルがあったら

チケ流での取引は、買い手が受取完了連絡を入れることによって代金が売り手に振り込まれ、完了します。

でも、「買い手が受け取れなかったり、受け取っているのに受取完了連絡をしてくれなかったらどうなるの?」という心配もありますよね?

まず、大前提なのが、❝買い手は代金をチケ流に支払った時点で自己都合のキャンセルはできない❞ということです。

買い手がチケットを受け取っても使わなくても、売り手に非がなければ代金は支払ってもらえるのが原則
ただし、チケ流に報告する必要がある場合もあります。

例えば、買い手が配送会社の期限内に受け取れない(受け取らない)と、チケットは送り主(売り手)に返送されてきます。

買い手が都合で受け取れなかった時は、チケ流を通じて再配達の依頼メールが来るので、送料着払いで再度送ってあげましょう。

この場合、公演日に間に合わなかったとしても、相手の過失ですから問題ありません。
その後、相手が受取完了連絡をした時点で売り手への代金は支払われます。

一方、受け取らなかったり受取完了連絡をしてくれなかった場合、ログインした上でチケ流の「お問い合わせフォーム」を使って報告してみましょう。

その際、発送時の荷物引受番号(問い合わせ番号)も記載し、売り手がきちんと発送したことを証明しましょう。

この番号で配送会社の公式サイトから検索すれば、相手が荷物を受け取っているかいないか明らかになります。

基本的に、買い手の受取完了連絡の期限は、

  • 配送
    チケット受け取り後2日以内
  • 電子チケット・受け渡し指定
    公演当日
  • 発券番号
    発送完了連絡(または発券開始)から2日以内

となっています。

ちなみに配送でチケットを受け渡す場合、買い手が受取完了連絡を入れないとチケ流がメールで催促してくれますよ。

したがって、この期間内に買い手から正当なクレームや遅延の申し出がなければ、チケ流は売り手への支払い手続きに入ってくれます

ただし、発券番号の場合は発券期間が確認できる画像やメールなどを添付して、チケ流「お問い合わせフォーム」から連絡することが必要です。
ログインしてから行ってくださいね。

なお、チケ流の問い合わせ先についてはこちらの記事で紹介しています。
内容によって問い合わせ先が異なるので、注意してくださいね!

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