紙チケットのリセールならチケトレ【出品編】出品や取り消しのやり方、手数料や期限など徹底解説 

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チケットを譲渡できる便利なリセール(トレード)は電子チケットが主流。
でも、❝チケトレ❞なら、どこのプレイガイドで買った紙チケットでも定価で転売できます。

手数料が高いとの口コミもありますが、本人確認が厳格化した現在、バウチャー付きのチケトレは安心。

ただし、発券の前か後かで出品方法が違ったり、未成年者は別途手続きが必要だったりなど、ちょっとわかりにくい手順も…。

そこで、ここでは❝チケトレ❞に紙チケットを出品する方法を、具体的にわかりやすく解説していきます!
全体の流れも把握できるので、イメージしやすいこと間違いなしですよ!

なお、チケトレの会員登録(無料)・問い合わせ方法などはこちらの記事 をご覧ください !

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チケトレに出品するときの注意

様々なプレイガイドで購入した正規の紙チケットを出品できるのが❝チケトレ❞。
はじめに気を付けるべき点を確認しておきましょう。

なお、電子チケットの場合は、購入したサイトなどで行う公式リセール/トレードを利用してくださいね。
やり方については是非こちらのリンクをご参照ください!

出品できるチケット

  • 日本国内で行われるライブ・コンサートなどの公演用の紙チケットが対象
  • 券面に印字された名義・公演情報・席番等が正しく読み取れるもの
  • 出品者の本人名義で、次のどちらかのチケット
    ・発券済みの紙チケット(手元にあるもの)
    ・宝塚友の会・宝塚歌劇Webチケットサービスで購入した「当日発券または入場認証のみ」で発券前・予約番号状態のチケット

招待券のようにプレイガイドで販売されていないもの、チケットぴあ購入で宅配便受け取りのもの、電子チケット、乗車券・搭乗券などは対象外なのでご注意を。

ちなみに、ここでいう❝発券❞とは、コンビニの店頭端末(例:Loppi、Famiポート)やレジでチケットを出力したり、ぴあ以外から購入し宅配便でチケットを受け取ったりしたチケットのことです。

つまり、チケットが手元にないとチケトレに出品できないので、コンビニに行って発券、もしくは宅配便の到着を待つことが必要です。

また、券面の名義が出品者が一致していることが条件。
この審査(出品登録)については後述しますね。

いつから いつまで?出品期限と販売期限

さて、前項のようにチケットが手元にある状態(宝塚など一部を除く)でも、指定の期間を過ぎたものは出品できません。
チケトレによるチケットの審査と受け渡しの時間が必要なためです。

この条件は、下表のように出品するチケットによって異なります。
公演日から逆算してくださいね。

チケットの状態出品の手続き期限販売期限
発券済み・手元にチケットあり公演10日前まで公演7日前まで
宝塚友の会・宝塚歌劇Webチケットサービスで購入の「当日発券または入場認証のみ」で発券前・予約番号状態のチケット公演5日前まで公演2日前まで
チケトレ公式サイト(ご利用ガイド)より改編

その他の条件

以上のほかにも出品に必要な条件があります。
基本も含めて、紹介しておきますね。

  • チケトレに会員登録し、アカウント情報が登録されていること。
    SMS認証済み、住所・銀行口座などの登録も完了している状態。
  • 取引が成立し入金されたら、追跡番号付きの配送方法で2日以内に発送できること(後述)。
  • 18歳以上であること。
    18歳・19歳は保護者などの同意も必要。18歳未満が購入したチケットの場合は、法定代理人による代理出品も可能(詳しくは別項参照)

もちろん、出品した人は責任をもって対応し、誠意を尽くして購入者の手元へと手配することが大前提です。
マナーを守り、取り引きしましょう。

出品にかかる手数料

チケトレで扱うチケットは、チケット券面の価格で取り引きされますが、丸ごと回収できるわけではありません。
出品した人は次の手数料を支払うことになります。

  • 出品手数料
    4,000円以上:チケット券面に記載の金額の10%
    3,999円以下:405円
  • 送金システム利用料
    1送金あたり275円
  • 配送料
    520円を超えた場合 → 超過分のみ負担
    または
    配送料を出品者が負担することにした場合 → 全額負担

まず、配送料について補足しますね。

基本的に、チケットを購入者へ届けるための配送料は購入者が一律520円を負担します。
そのため、520円以内に収まれば、出品者の負担はありません。

配送方法は❝追跡番号付きで手渡し❞が条件ですが、一番安い『レターパックプラス』なら日本全国へ520円で配送できます。

でも、同じ条件を満たしても『ゆうパック』だと最安でも520円以上かかります。
この520円を超えた分は出品者の自己負担となるわけです。

そのほか、出品時に「配送料はこちらで負担しますよ」という設定もできます。
購入者の負担がなくなる分、出品数の多いチケットは有利になるわけです。

それでは受け取り金額の一般的な例を計算してみましょう。

【 8,000円の公演チケットの場合 】

出品手数料=8,000×10%=800円
送金システム利用料=275円
配送手数料=レターパックプラス 520円ー購入者負担額 520円=0円

リセール成立時の受取額=8,000円-800円-275円-0円=6,925円

つまり、このケースだとチケット代金の約85%を回収できます。
行かなかったら紙同然のチケットも、代金が8割戻ってくれば次のライブの足しにできるというもの。
上手に活用したいですね。

なお、「使えなくなったチケット代を取り戻したいのに損するなんて…」と思うかもしれません。

そういう人は、出品者の手数料が一切不要の『チケット流通センター』を利用するのも一つの方法です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

出品の方法

はじめに、出品者が行うチケットのリセール(トレード/譲渡)するためのステップをざっくり確認しておきましょう。

  • 自分のチケットがチケトレで取り扱い可能かを確認
  • 購入したチケットの出品登録
  • 出品
    →取引成立(購入者が代金を支払う)
    →決済完了(チケトレが代金を代理で受け取り)
  • 購入者へ2日以内にチケットを発送、追跡番号を連絡
    →購入者が受け取ると、受領連絡あり
  • (購入者が入場する)
    公演4日後以降に自分の銀行口座で代金の振込を確認する

電子チケットのリセールと異なり、発送や追跡番号の連絡など出品者が手配しなければなりませんが、チケットを無駄にしないためにも頑張りましょう!

チケトレ公式ページでも紹介されていますが、チケットが手元にある場合と発券前の場合、さらに未成年者が出品する場合で手順が異なります。
各項をご覧くださいね。

手元にチケットがある場合

出品時点でコンビニ発券や宅配受け取り紙チケットが手元にある場合のやり方です。
(ぴあ販売チケットの宅配便受け取りを除く)

  • 売りたいチケットがチケトレでリセールできるか確認
    チケトレ公式サイトの右上にあるメニューボタン「≡」をタップし、「チケットを出品する」をタップ。
    キーワードを入れて、所有しているチケットのアーティスト名・公演名で検索してみましょう。
  • 公演の選択
    手順①で一致する公演が表示されたら、それをタップ。 
    続けて公演の会場や日程を入力し、検索します。
    該当する公演が表示されたら、「この公演のチケットを出品する」をタップしてください。
  • 出品するチケットの情報を登録
    券面にある席種・席番号・販売価格・販売枚数、チケットの購入元などの情報を入力。
  • 所有しているチケットが出品の基準を満たしているかを証明するため、券面の文字が正しく読み取れる状態の画像を登録する。
    (アップロードできる画像:PEG、GIFまたはPNGのファイル形式で、6MBまでの大きさ)
  • 最後に「入力内容を確認する」をタップ。
  • チケトレから出品登録完了のメールが届く。
    数時間~3日以内に審査が完了し、通れば出品される。
    ※ 審査に通らなかった場合は、期間内であれば再度登録し直すことができる。
  • 購入者が現われ、代金を支払うと、取引成立のメールが届く。
    チケトレから発送依頼を受ける。
  • チケトレ公式サイトの「Myページ」へアクセスし、「取引ナビ」を開く。
    購入者の住所・氏名が表示されるので、確認する。
  • 取引成立後、2日以内にチケットの配送手配をする。
    郵便局やローソンで❝レターパックプラス❞などを買い、チケットを購入者に送る。
    ※ 追跡番号用のシールを剥がすなどして、番号を控えておくこと。
  • 「Myページ」から追跡番号を入力して❝発送通知❞を送る。
  • 購入者がチケットを受け取り、公演でチケットが問題なく利用(入場)できると、公演4日後に入金される。
    登録済みの銀行口座を確認し、代金が振り込まれたか確認する。【完了】

なお、手順①で検索したときに所有するチケットが表示されなかった場合、検索ボタンの下に「✙公演の登録を依頼する」が表示されている時は、出品追加の依頼ができます。

ちょっと時間がかかるので、早めに手順①を行って、チケットの出品ができるか確認しておくと良いでしょう。

発券前(宝塚歌劇団)のチケットの場合

まだ発券していない状態で出品できるのは、宝塚友の会・宝塚歌劇Webチケットサービスで購入した「当日発券または入場認証のみ」で発券前(支払い済み)・予約番号状態のチケットのみです。

宝塚歌劇公演でも「事前発券可能なチケット」の場合は、発券したあと、前項の「手元にチケットがある場合」の手順で出品しましょう。

では、発券前チケットの出品方法です。
チケット発送の手間がないので簡単ですが、予約番号などのチケット情報を用意してから出品登録を始めましょう。

  • 売りたいチケットがチケトレでリセールできるか確認
    チケトレ公式サイトの右上にあるメニューボタン「≡」をタップし、「チケットを出品する」をタップ。
    公演を宝塚歌劇団を検索し該当する組を選ぶ。
  • 公演の選択
    手順①で一致する公演が表示されたら、それをタップ。 
    続けて公演の会場や日程を入力し、公演回を検索。
    該当する公演が表示されたら、「この公演のチケットを出品する」をタップしてください。
  • 出品するチケットの情報を登録
    ・所有状態は「発券前(支払済) まだチケットがない状態」 を選択。
    ・受取り方法は「購入者が当日会場で発券」を選択。
    ・発券場所は「会場(当日発券)」を選択。
    ・購入者の支払い方法は「クレジットカード払い・ケータイ払い」を選択
    入場時に本人確認がある公演の場合、任意項目の「入場時の本人確認」にチェックを入れておく。
    最後に「入力内容を確認する」をタップ。
  • 内容を確認し、「出品登録する」をタップ。
  • チケトレから出品登録完了のメールが届く。
    数時間~3日以内に審査が完了し、通れば出品される。
    ※ 審査に通らなかった場合は、期間内であれば再度登録し直すことができる。
  • 購入者が現われ代金を支払うと、取引成立のメールが届く。
  • 公演4日後に入金される。
    登録済みの銀行口座を確認し、代金が振り込まれたか確認する。【完了】

なお、予約した宝塚公演のチケットを複数枚持っていて、そのうちの1枚だけリセールした場合でも、自分のチケットは当日のチケットカウンターで引き換えてくださいね。
引換時には会員証カードか身分証明証を忘れずに!

参考:チケトレ公式サイト「宝塚歌劇公演」

子供が購入したチケットを出品するには

❝18歳未満は出品できない❞とお伝えしましたが、実は未成年者が購入したチケットをリセールに出品する方法があるんです!

出品手続きができるのはチケットを購入した未成年者の法定代理人(保護者など)です。
次の手順で手続きをして、出品しましょう。

法定代理人(保護者など)がチケトレに会員登録する。
戸籍謄本(または法定代理人であることを証明できる公的書類)を用意する。

チケトレ❝お問い合わせフォーム❞を開き、必要事項を記入する。
  なお、「質問内容」の欄には以下の項目をすべてコピー&ペーストし、情報を書き込む

件名:チケット代理出品申請
———————— 8< キリトリセン 8< ————————
18歳未満のチケット所有者の法定代理人として、以下書類での本人確認申請を希望します。
▼ご申請者のお客様情報
・本人確認書類として提出する公的書類の正式名称(戸籍謄本等の法定代理人の資格を証明できるもの):
・チケトレ登録済のニックネーム:
・チケトレ登録済のメールアドレス:
・認証済みの電話番号:
・18歳未満のチケット所有者氏名(漢字・かな):
・ご申請者氏名(漢字・かな):
・生年月日:
・(本人確認再申請の場合)申請の差し戻しについてご同意いただけるか:
———————— 8< キリトリセン 8< ————————

フォームを送信する。
チケトレ側がフォームの内容を確認を確認し、問題がなければメールが届く。
チケトレ ❝Myページ❞にアクセスし、❝アカウント情報❞にある「お客様情報の登録」を開く。

枠の上部にある「こちら」をタップ(画像①参照)。

下部にある❝撮影した本人確認書類画像のアップデート❞のところに、手順③で申請した書類の画像をアップする(画像②参照)。

チケトレ
画像① Myページ❝お客様情報の登録❞
チケトレ
画像② 画像をアップロード
チケトレ公式サイト

内容に間違いがないか確認し、「登録する」をタップして完了。
不備があると差し戻しとなり、再度手続きが必要。
  手続きが完了すれば、18歳未満の名義のチケットの法定代理人による出品が可能となる。

ちょっと面倒ですが、チケットを無駄にするよりは良いと思うので申請してみてくださいね。

なお、本人以外の出品を許可しないチケットもあります。
公演ごとのリセール規定を確認することをおすすめします。

キャンセル・払い戻しについて

購入者が現われて取引が成立した時点で、出品者・購入者ともキャンセルはできません
出品内容の変更もできないので、よく考えてから出品しましょう。

ただし、チケトレ側が❝問題あり❞と判断したチケットは、取引成立後でも取り止めになることがあります。
この場合、出品者に代金は振り込まれません。

一方、取引成立前であればキャンセルは可能です。

審査完了後であればMyページの「出品したチケット」一覧に表示されているので、該当チケットをタップして、出品を取り消せばOK!

審査中のときは完了を待って同様にキャンセルしても良いですが、出品と同時に落札される可能性もありますよね。
なので、審査中の場合は問い合わせフォーム(取引中のお問い合わせ)から取り消しを依頼するのがおすすめです。

なお、確実に買い手が見つかるようにと複数のリセールサイトに出品するのはトラブルの元!!

他サイトとチケトレの両方で取引が成立しても、チケトレをキャンセルすることは不可能です。
仮にトラブルが生じても、チケトレは仲裁してくれません。
フェアに転売しましょう。

また、主催者などの都合により、出品していたチケットが払戻しの対象となることもあります。

このような場合、対象者にはチケトレからメールが届きます。
そこに記載された方法で手続きし、公演主催者やチケット購入サイトなどで払い戻し手続きを行うのが一般的です。

チケットの状態によって次のように誰が払い戻すかが決まるので、注意してください。

  • 出品中のチケット (=取引成立前)
    ➡ 自動的に出品停止となる ➡ 出品者が払戻し手続き
  • 取引成立後 & 購入者が代金支払い前
    ➡ 取引はキャンセルされる ➡ 出品者が払戻し手続き
  • 取引成立後 & チケット未発送/未発券(=購入者支払い済み)
    ➡ 取引はキャンセルされる ➡ 出品者が払戻し手続き
  • 取引成立後 & チケット発送済み(=購入者受取済み)
    ➡ 取引は継続される ➡ 購入者が払戻し手続き

最後のケースのように、チケットを発送し出品者の手元を離れると、取引は継続され、払い戻しを行うのは購入者となります。
出品者には手数料を差し引いた金額が振り込まれるので、自分で払い戻し手続きを行う場合と比べると損する可能性も否めません。

一方、上の3つ…つまりチケットが出品者の手元にあれば、取引の成立前後に関わらず、払い戻し手続きは出品者が行います。
チケットを購入したプレイガイドや販売サイトなどの指示に従って、払い戻し手続きをしてくださいね。