大人のフクロモモンガを飼い始め、威嚇されつつ一緒に暮らして半年が経ちました!
ネットから有用と思われる情報を掻き集めてセッティングした飼育グッズ(詳細はこちらの記事)ですが、実際に使ってみたところ、イメージと異なるものもありました。
そこで、今回はフクモモ飼育グッズの使用感をリアルにレビュー!
口コミと異なるものや、予想以上に良かったものなど、率直な感想をまとめました。
これからフクモモ飼育グッズの購入を考えている人、買い替えを検討中の人など、ぜひ参考にしてください!
記事内の感想や使用実態は、飼育者Uniや使用しているモモちゃんの個人的なものです。
メーカー推奨の使い方と異なる場合もあるので、1つの事例として参考にしてくださいm(__)m
大満足の飼育グッズと現在の様子
まずは「買って良かった」と思う飼育グッズからご紹介します。
ペット用品は価格帯も幅広く、かなりハイスペックなものもありますが、我が家が揃えたのはリーズナブルなものが中心。
中には買い替え覚悟で購入したものもありますが、6か月経った今でも申し分なく使っている物も多いです。
秀逸なフクモモグッズをご覧ください↓↓↓
金網ケージ
我が家が選んだのは通気性に優れた金網製のケージ。
実際に使ってみて良かった点は、レイアウトが非常に自由であること。
市販のほとんどのアクセサリーが設置可能でした。
三晃商会 イージーホームR37ハイ WH(ホワイト) C721 価格:8630円 |
何よりも重宝したのは、側面・天井を問わず、どこにでもS字フックが取り付けられること。
フクロモモンガは遊び好きなので、レイアウトを頻繁に変えて飽きさせない工夫も大切です。
我が家ではステージの位置は固定ですが、ポーチや遊び道具の場所は頻繁に変えています。
特にポーチ用のS字フックは予め何か所かに取り付けておき、その時の体勢(笑)でスムーズにぶら下げられるフックを利用しています。
まだまだベタ慣れとはいかないので、ポーチごと出したときに少しでもモモちゃんが怖がらないように…という配慮からです。
また、寒い時期はヒーター近くと離れたところにポーチをぶら下げ、モモちゃんが自分で快適な場所を選べるようにしています。
さらに言えば、壁面・天井すべてがフクロモモンガの遊び場所となる点もおすすめのポイント。
狭いケージの中ですべての面を活用できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
なお、金網ケージの耐久性については現在全く問題ありません!
掃除の後の組み立て時に多少押し込んでいますが、大丈夫w
床面と側面の接続部に使われているプラスチックパーツが唯一の気がかりですが、意外と頑丈です。
我が家ではトレー部分に新聞紙を敷いて毎日取り換えていますが、トレーを含めた下部のプラスチック部分は非常にキレイなまま(画像参照)。
目だった傷も付いていないし、拭き取りや水洗いをすれば汚れもサッと落とせます。
心配だったのは、口コミで見られた「錆びる」という声。
ですが、半年以上使ってもサビはほとんど見られず、床に小さく5か所ほど。
側面や天井は錆びていません。
扉の開閉部は擦り傷があるものの、サビは出ていないです。
ここはよくオシッコをしているエリアなので、その影響があるのかもしれませんね。
この画像はトレーに何もないのでサビが目立ちますが、普段は新聞紙が敷いてあり、モモちゃんが食べ散らかしたゴミも落ちているので、全く目立たないレベルです(笑)。
もう一つ気になった口コミが「金網ケージは臭い」というもの。
確かに金網ケージをそのまま置いていたら臭うのは間違いありません。
でも、実際は一年中、専用ビニールカバーをつけたまま過ごしました。
このカバーのおかげでかなりフクモモ臭を軽減できていると思います。
前面はまくっていることもありますが、夏場でもエアコンが効きすぎないようにカバーをしていました。
アクリルケージの方が臭わないのは間違いないですが、金網ケージでもカバーを活用すれば軽減できることはお伝えしたいです。
もちろんニオイの根絶はできませんよ!
それでも金網ケージを購入する人はカバーも揃えることを強くおすすめします!
ただし、次のカバーの項もご参照くださいね。
あとは、メンテナンスが非常に簡単というのもメリット。
夏場ならステージなど外さずに水をジャージャーかけて、自然乾燥で終了。
アクリルケージは側面をきれいに拭いておかないと、せっかくのオシャレ感が保てないですよね。
ずぼらな当サイト管理人 Uni は、リーズナブルで頑丈・手入れも簡単な金網ケージに大満足しています♪
ビニールカバー
前述の金網ケージには専用のビニールカバーがあり、Uni は同時に買い揃えました。
専用だけあってサイズはピッタリ。
程よいフィット感と、全面が完全に開く使い易さで、かなりの優れモノです。
ただ、ビニール製ということもあり、モモちゃんがいたずらして所々に穴が開いています。
画像の赤い囲み部分のように、数センチ程度の穴を6か所開けられました。
でも、フクロモモンガは執拗に噛み千切ったりしない習性??
以前飼っていたハムスターは、手の届く所のものは全部ビリビリにしていましたが、そういう行動は見られません。
ビニールカバーに限らず、保温や落ち着かせるために掛けている布も引っ張り込みますが、ボロボロにはしないんです。
この違いは、ハムスターは一生歯が伸び続ける❝げっ歯類❞、フクモモは伸びない❝有袋類❞だから?…と勝手に得心しています。
穴が開いてしまいましたが、まだまだ現役で使い続けます!
実はこの穴が寒い時期にヒーター類のコードを通すのに丁度いいんですよw
ビニールカバーの難点は、飼育始めのセッティング時にビニール臭がすごかったこと(こちらの記事参照)と、フクモモなどの匂いが付いてしまうこと。
前者はもう感じませんが、後者の匂いは水拭きしたり丸洗いしたりしても完全には落ちません。
匂いを吸着しやすい❝ビニール❞の特性上、仕方ないですねw
もちろん、グライダーキッチンの異名を持つフクモモの食い散らかしはバッチリ防いでくれています。
オシッコやウンチの飛散防止にも役立つので、金網ケージにとっては必須アイテムといえるでしょう!
もう少し使って匂いや穴開きがひどくなったら、買い替える予定でいます。
ヒーターとサーモスタット
価格:4400円 |
設定の温度より寒くなると、ヒーターのスイッチを自動でオンにするのがサーモスタットの役割。
電気代の節約にも大助かりです。
安くはないので初期投資に少々かかりますが、つけっぱなしやスイッチを入れるタイミングに気を取られることがないので、非常にストレスフリーです。
我が家ではマルカンの電球タイプを使っていますが、パネルヒーターなどにも接続できますよ。
電球といっても、画像のようにうっすらとオレンジ色に光る程度。
夜行性のフクモモの目にも負担のない明るさです。
ケージ全体の設置図は後述する「ステージ」の項をご参照ください。
この電球、本当に暖かくて、点灯時はコタツの中に手を入れている気分♡
電球カバーにしがみついてオシッコするときもありますが、さほど汚れていません。
※ 多少内部に残るので、ときどき掃除が必要です。
サーモスタットのセンサーと本体はケージの外、ヒーターはケージの中に設置するのですが、今のところ全て無事(笑)。
特にセンサーは❝ケージの外❞といっても、モモちゃんがよくいる場所の温度を感知したいため、手も口も届くので心配でした。
でも、そこは小動物グッズの大手「マルカン」さんの商品だけあって、センサーもコードもガッチリ守られています!
※ コードの一部はワイヤーでガード、センサーは硬質プラスチックの仕様になっています。
冬本番を迎えるために、このたび電球の予備を買い足しましたw
ますます活躍してくれることでしょう。
水飲みボトル
新品価格 |
我が家が購入したのは125mlサイズですが、暑い時期は膨張して水がこぼれることもあるので少し大きめがおすすめ。。
フクモモは非常に水をよく飲みます。
ハムスターやシマリスはこんなに飲まなかったので、「糖分の取りすぎでしょ!」と注意したくなるくらいの減り具合。
水替えを頻繁にしていても、飲み口が汚れたり、ボトル内部がぬめったりするので、時々掃除しています。
この給水ボトルは、数あるプラスチック製のボトルの中で、我が家が長年愛用しているタイプ。
改良が加えられているのか、飲み口からの水漏れや水が出ないといった不具合も少なくなったように思います。
ケージの中・外どちらにも取り付けられますが、我が家ではモモちゃんを迎えてからずっと外側。
ビニールカバーが少し膨らみますが、水替えしやすいのといたずら防止にもなるので、当分このまま使い続ける予定です。
現在も非常にきれいな状態で使用中。
ボトル部のクリア感も購入時と遜色ないレベルです。
そのほか使用感OKのグッズ
以上のグッズの他は、現状こんな感じです↓↓↓
- エサ入れ(陶器製)
フクモモが元気過ぎてプラ容器をひっくり返してしまうという方、陶器製がおすすめです。
我が家では当初プラ製を使っていましたが、こちらの記事のようにフクモモ用のエサ入れ以外で代用し、使い続けています。
約半年、一度もひっくり返していません(^-^) - 温湿度計
100均で購入したお安い温湿度計を、誤差を把握したうえで使い続けています。
ケージの天井に乗っけているだけですが、かじられていません(笑)。
どちらも全く問題なく使えています♪
要注意⁈ 買い換えたグッズと理由
Uni はいろいろ調べてフクモモ飼育グッズを準備しました。
でも、実際使ってみたところ、中には想像通りではないものも…。
そこで、ここでは「いろいろ悩んで買い揃えたけれど、イマイチだったり不具合が生じたりしたもの」をご紹介します。
口コミでは不満が多かったけれど、前述のように良い商品もありました。
なので、ここで述べることは我が家での一例として受け止めて頂きたいと思います。
フクモモちゃんの幸せのために、参考にしてください♪
ステージ(ステップ)
当初使っていたのは、金網ケージの付属品だった木製ステージ。
白木の温かみあるステージは、ナチュラルな雰囲気を醸し出してくれました。
3か所をネジ止めする方式なので、ぐらつきもなく、モモちゃんが飛び乗っても非常に安定した構造でした。
モモちゃんもお気に入りで、おやつをあげると必ず下側のステージまで持っていき、食べていました。
何よりも、食べ方が上手じゃない(いや、非常に汚らしいw)フクモモにとって、こぼしたおやつを拾えるのが良かったと思います。
また、モモちゃんはオスなので、オデコや胸の臭腺をこすりつけてニオイ付けしている姿も見かけました。
このように大活躍だった木製ステージ。
所々にシミができ、ちょこっと歯形が付いたものの、半年経っても使用に耐えうる状態です。
でも、染みついてしまった匂いは、どうやっても取ることができませんでした…。
この匂いとは、フクモモ臭ではなく、尿臭。
アンモニア系のツンとした匂いです。
大好きなステージでの滞在時間が長いため、そこでトイレをしてしまうことが多かったんです。
しかも、オシッコ(時にはウンチも)した上を歩き回るものだから、意図せずして手足やお腹、尻尾にもついちゃう…。
そして、そのままポーチに潜り込むわけで…。
いつの間にか、掃除しても「なんかくさい…」という状況になってしまいました。
もちろん様々な方法で匂いを取ろうと工夫してみました。
水洗いしたり、無添加の洗剤で洗ったり…アンモニアに対抗して酢で洗ったり、天日干ししたり…。
一番良かったのは酢で洗う方法で、十分にすすいだらモモちゃんも気にならなかったようです。
でも、Uni の気になる匂いは取れなかった(苦笑)…。
そこで、メッシュタイプのステージに買い替えることにしました。
要は排泄物がステージに残らなければいいわけですからね。
同じような悩みを持っている飼い主さんは多いようで、皆さんが口コミでおすすめしていたのがSANKO「メッシュロフトミニ」。
三晃商会 SANKO メッシュロフト 18×12.5×7.5センチメートル (x 1) 新品価格 |
そう、使用中の金網ケージと同じメーカー製です。
なんだ~、初めからメッシュ製を付属品にしてくれればいいのに~w
本商品は1個売りだったので、2個購入。
サイズは木製ステージよりも奥行きが狭いので、少しコンパクトな印象です。
そして届いた実物がコチラ。
口コミ欄には色が「白ではなくて水色っぽい」という指摘もありましたが、我が家に届いたものは気にならないレベル(ほとんど白)。
金網ケージに早速セットしてみました。
任意の場所にフックを引っ掛け、1か所をネジで固定します。
金網ケージなので、元あった木製ステージと同じ場所に設置できました。
アクリルケージの場合は、少し手を加えれば取り付け可能なようですよ。
フクモモが乗る部分には突起がなく、チェックしたところバリもありませんでした。
安定感もバッチリ!
木製ステージに比べて雰囲気が味気ないかと思ったのですが、金網ケージとの統一感がありスッキリ見えます。
夜中にチェックしたところ、モモちゃんがお食事中でした。
(薄暗くてすみませんw)
良かった、ちゃんと使ってる♪
コンパクトなメッシュステージですが、フクモモには余裕のあるサイズ感。
モモちゃんも食事したり毛づくろいしたりと活用しています。
メッシュの隙間から手足が落ちてしまうのではないかと心配だったのですが、画像のようにしっかり掴んでる!
大丈夫そうですね♪
何よりも嬉しいのは、匂いが軽減されたこと!
今まで木製ステージを毎朝水拭きしていたのですが、その手間がなくなったのも大きなメリットです♪
木製からメッシュ製に変えて大満足です!
唯一の難点は、モモちゃんが落としたエサやおやつが拾えないこと。
我が家は床もメッシュなので、食べ物を落下させてしまった場合を想定し、少し多めにエサを入れています。
お腹が空いて困っていることはない様子。
なので、メッシュ製ステージを使い続けることにしました。
モモちゃんの衛生性と人間の快適性を重視です!
爪とぎパーチ
上記の木製ステージ同様、ニオイが染みついてしまったのが「爪とぎパーチ」。
飼育当初に購入した爪とぎバーチは、天然木の上に砂が塗布されていてヤスリの代用になるという物でした。
爪とぎの効果はさほど感じなかったのですが、モモちゃんはお気に入りで、ステージ同様このパーチの上でもおやつを食べてました。
そして、この上で排泄するんです…。
でも、この商品❝水洗い不可❞!
※ 購入後に気付きました…。
そうはいっても、これだけ臭ってきたら洗わないわけにいかないです。
そして何回か水洗いしたところ、予想通り、ヤスリ代わりの砂がポロポロと剥がれ落ちてしまいました(画像参照)。
※ 使用方法は守りましょう!
爪とぎ効果はオプション的価値だったので、砂は剥げても止まり木として使いたかったのですが、やはり、木に浸み込んだニオイは耐え難い…。
そこで、止まり木も買い替えることに。
匂いが付きにくく、洗えるものを…と探すと、ステンレス製の商品がたくさんヒットしました。
使用中のパーチの長さが25㎝だったのですが、ステンレス製は18・20・30㎝が多かったです。
元々インコやオウムなどの鳥用みたいで、こちらも爪とぎが付いていました。
悩んだのですが、太さが2センチ以上は欲しかったのと、留め具の仕様が使い易くフクモモに害がなさそうなもの…と考え、こちらの商品に決めました。
使用中のパーチより長い30㎝ですが、伝い歩きも運動になるだろうと考えました。
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もし購入を検討している方がいたら、留め具の向きにご注意を。
我が家が購入したのはネジの頭部がケージの中、ネジ山(棒)側が外になる仕様ですが、販売されている商品の中には逆のものがありました。
私はネジ山がケージの中にあると、フクモモが噛んだり足場にしたりしてケガをするのではないかと心配だったので、購入時に確認することをおすすめします。
(鳥用に使うなら問題ないかもしれませんが。)
届いたステンレス製爪とぎパーチがこちら↓↓↓
金網ケージをプレートで挟み、ネジで固定します。
もちろん水洗いOK.
ヤスリ部分に触った感じは、意外なほどマイルド。
(拡大画像参照)
使用していた木製パーチの方がザラザラしていたくらいです。
ただ摩耗する心配はなさそうですね!
留め具は木製パーチの方が1か所留めで断然使い易かったです。
でも、今回は水洗いできる方が優先w
また、少し長く重さもあるので、先端部に過重すると少し揺れます。
固定部分がぐらつくわけではないので、問題ないと思いますけど。
それにしても、金網ケージは他メーカーのグッズも問題なく取り付けられて便利♪
つくづく実感です。
フクモモ飼育用品~半年間で買い足した合計金額
そんなわけで、半年間で買い替え・買い足しした飼育グッズとその金額は、以下の通りとなりました。
- ステージ(金属メッシュ製):892円×2個=1,784円
- 爪とぎパーチ(ステンレス製30㎝):1,580円
- 保温電球40w:1,073円
- 猫じゃらし:128円
合計 4,565円。
その他、フクモモを迎える前に準備した飼育グッズに「爪切り」「エサ入れ」「ポーチ」なども追加しましたが、いずれも家にあった代用品や自作品なので、購入はしていません。
初期準備にかかった費用が必需品・便利グッズで24,200円、この間のエサ代とおやつ代が1か月1,300円くらい(粗食w)なので…
飼育準備から飼育開始6か月間でかかった総額は、36,565円!
ただし、この後の6か月間(飼育開始1年まで)はエサとおやつを除き、購入品ゼロ!
不具合もないので、買い足す予定もありません(^-^)
初期投資については【お迎え準備編】をご覧くださいね。
もちろんフード類は当然ですし、保温電球の替えもないと怖いので、想定外の出費はステージとパーチの買い替えというところでしょう。
もし、バラで飼育グッズを揃えるなら、この2点は要検討かなと思います。
ご参考まで。
また、モモちゃんとの悪戦苦闘の半年間については、下記記事をご覧ください!
少しずつコミュニケーションが取れるようになっていくモモちゃんの様子をレポートしています。
【飼育突入編】
【飼育1か月編】
【飼育3か月編】
【飼育6か月編】
ポーチやおもちゃについては別記事で詳しくお伝えしたいと思っています♪
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