旅行のキャンセル保険とは?申し込み後でも入れる?台風や病気でもキャンセル料で損しない方法

売り切れ・満席にならないよう、旅行の予約は早めにしたいもの。
早い方が割引などの特典が受けられることもありますね。

でも、その分、予定が変更になる可能性も高くなります。

また、小さい子供お年寄りが一緒の場合や、出張など仕事の予定が立てにくい人、台風などの自然災害の多いエリアも、旅行をキャンセルするリスクが高いといえます。

そんなとき、強い味方になってくれるのが旅行のキャンセル保険
でも加入の仕方はいろいろあるってご存知ですか?

ここではキャンセル保険の種類と、補償の範囲、それぞれの特徴についてわかりやすく解説していきます!

注意!
本記事の補償金額はそのプランでの上限を表しています。
また、特記がない限り、インターネット申し込み時の保険料を掲載しています。
最新情報は各保険会社の公式サイトでご確認ください。

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旅行のキャンセル保険とは?

旅行保険

「予約」とは「相手と契約する」という法的な意味をもちます。

相手…この場合は旅行代理店や交通機関・宿泊施設が相当しますが、これらは予約を請け負った時点で、任務を全うすべく(?)準備に入ります。

その準備は、予約された日時に近づくにつれ仕上げられていきます。

でも、そこでキャンセルされると、準備に費やした物や時間・人件費が無駄になってしまいますね。

そこで、旅行代理店や交通機関・宿泊施設が受けた損害を「支払ってください」と請求するのが「キャンセル料です。

損害の度合いは予約された日時に近づくにつれ増えるので、キャンセルを申し出たタイミングによってキャンセル料も変わってきます

キャンセル料の規定や払い戻し方法は、相手方や予約の種類、支払い方法などによって細かくきまっており、例えば海外ツアーの予約を取り消す場合、旅行前々日から代金の50%、当日は100%のキャンセル料が発生します。

旅行にまつわるキャンセル料の詳細はこちらの記事をご覧ください。

仮に20万円の海外ツアーを前日に取り消すと、単純計算で10万円を支払わなければならないのです。

そこで、キャンセルによる損失を埋めてくれるのがキャンセル保険です。

加入には、大きく分けて

  • キャンセル保険に加入するタイプ
  • カード保険に付帯するタイプ

があり、さらに細かく分けることができます。

それぞれに特徴があるので、詳しく見ていきましょう。

保険として申し込むタイプ

一般的な生命保険のように、やむを得ず旅行をキャンセルする場合に限定して、キャンセル料の補償を行う保険があります。

この保険の申し込み方法は次の2通りが一般的です。

旅行代理店で申し込む

飛行機やホテルを手配するとき、旅行代理店を通すことがあります。
旅行の申し込みでも、特にパッケージツアーを利用する場合は、旅行代理店経由が多いですよね。

このとき、キャンセル保険を扱っている代理店だと、旅行と一緒に申し込むことができます。

どの程度の掛け金で、どのくらい保証されるのか、具体的な例を見てみましょう。

  

H.I.S.『キャンセルサポート』

キャンセルサポート
-H.I.S.-

格安旅行でおなじみのH.I.S.が業界初と銘打って、2019年に発売したのが『キャンセルサポートという保険。

保険業界大手・三井住友海上火災保険との提携というのも、大きな安心感を持てますね。

H.I.S.の店舗だけでなく、オンラインでの申し込み(マイページから)もできるのが嬉しいポイント。
ただし、H.I.S.で海外旅行を予約することが条件で、旅行開始日の14日前までが申し込み期間です。

具体的な保障内容を見てみましょう。

【 キャンセル補償の概要 】

キャンセル原因支払い割合
死亡・危篤(予約者本人・同行者または配偶者・3親等以内の親族)100%
入院(予約者本人・同行者または配偶者・2親等以内の親族)100%
通院(予約者本人・同行者または配偶者・2親等以内の親族)70%
急な出張(予約者本人・同行者の海外出張または2泊以上の国内出張)70%
渡航先での暴動・テロ・ 地震100%
交通機関の遅延・欠航・ 運休(2時間以上)100%
パスポートの置き忘れ、 失効等(予約者本人・同行者)70%
妊娠、早産等、婚約破棄、離婚(予約者本人・同行者)70%
ペット(犬・猫)の死亡(予約者本人・同行者の家庭で飼育。遺体処理した場合)70%
勤務先の倒産、家屋家財の損害(100万円以上)、災害避難指示、航空機遭難等、緊急捜索事態、出入国規制等、裁判所への出廷(いずれも予約者本人・同行者)100%

保険に加入した本人だけでなく、一緒に行く予定の同行者に何かあった場合のキャンセルでも保障されるのは嬉しいですね。

犬猫の万が一の事態も対象にしているのは珍しいです。

ただし、キャンセル料を補償(返金)されるのは加入者のみですから、その点はご留意を。

気になる保険料ですが、次のように旅行代金に応じた設定になっています。

【 保険料(オンライン予約の場合、1人あたり)】

プラン1,000円プラン2,000円プラン3,000円プラン
補償金額10万円20万円30万円
対応商品
(海外旅行のみ)
海外ツアー
添乗員同行ツアー
海外航空券
航空券+ホテル
海外ツアー
添乗員同行ツアー
海外航空券
航空券+ホテル
添乗員同行ツアー
海外航空券
航空券+ホテル

詳細は『キャンセルサポート』公式ウェブサイトをご覧ください。

 

エアトリ『旅行キャンセル保険』

旅行キャンセル保険
-エアトリ-

ネット専用の保険といえば「旅行キャンセル保険」。

正式な名称は「ネット専用旅行関連サービス取消費用補償保険」といいます。

この保険は旅行検索サイトエアトリ」で販売されており、旅行の申し込み(代金支払い後)をするとマイページから下記期間まで申請することができます。

【 申し込み期間 】

旅行代金を支払った日から5日以内、かつ旅行開始日までの残り日数が7日以上

エアトリ公式ウェブサイト「旅行キャンセル保険」

ただし、この『旅行キャンセル保険』は取扱代理店がエアトリとなっているだけで、内容や引受保険会社は後述するトリップキャンセル』と同じです。

旅行とは別にキャンセル保険だけ申し込みたい場合は、上記エアトリ公式サイトの下部にある外部サイトから申し込むか、同じ保険会社が提供する『トリップキャンセル』に申し込むという方法があります。

契約内容の詳細は『トリップキャンセル』の項をご覧ください。

 

スカイチケット『国内旅行傷害保険』

国内旅行傷害保険
-スカイチケット-

 

他とは異なる補償を行うのが、航空券の検索サイトスカイチケット」で申し込める『国内旅行傷害保険

提供する保険会社はChubb損害保険会社(旧 エース損害保険㈱)で、スイスに本拠地をおくチャブ・リミテッドの日本法人です。

今回ご紹介した他の保険と異なり、旅行先での傷害・死亡を補償する一般的な旅行保険の内容に、航空機の欠航や遅延時の宿泊費が補償されるタイプ(航空機遅延補償)となっています。

【 補償の概要(国内旅行傷害保険) 】

  • 当日申し込み可
  • 航空機欠航・遅延時の宿泊費補償(1万円)
    当日中に代替便が利用できなかった場合に余儀なく宿泊した場合。地震・噴火を除く。

(以下、旅行傷害保険の部分)

  • 国内旅行時の傷害保険
    ケガによる入院(6,000円)、通院(3,000円)、賠償事故(3,000万円)、死亡(866万円)など
  • 携行品損害(15万円)
    預け入れ荷物の盗難など

Chubb損害保険 公式ウェブサイト(約款)

注目したいのは、台風・降雪などで飛行機が遅延・欠航し、仕方なくホテルに一泊することになった場合の宿泊費用を補償してくれる点です。

保険料が旅程に細かく応じた金額となっている点も、無駄がなく嬉しいですね。

【 保険料 】

日数1泊2日2泊3日~3泊4日4泊5日~6泊7日7泊8日
保険料¥1,100¥1,246¥1,411¥1,800

傷害保険に航空機トラブル時の宿泊補償をプラスすることで、さらに安心して旅の準備ができますね。

ただし、注意したい点もあります。

  • 宿泊補償は国内旅行限定
  • 前泊・後泊・片道などの場合、出発してから帰宅(家または宿泊先)するまでの期間で申し込む
  • 支払いはクレジットカード(本人名義)のみ

なんといっても当日に申し込めるのはすごい!
飛行機に限らず、幅広い充実した補償が受けられるのが魅力ですね。

保険会社で加入する

旅行の申し込みと別に加入できるのが、多くの保険を取り扱う保険会社の保険。

短期保険の1つとして、旅行にまつわるキャンセル保険を扱っていることが多いです。

キャンセル保険を取り扱っていない旅行代理店の旅行や個人手配でも加入できるのが、一番のメリットです。

    

『トリップキャンセル』

トリップキャンセル
-AWPチケットガード少額短期保険-

 

世界有数の保険会社Allianz(アリアンツ)の子会社であるAWPチケットガード少額短期保険
そこが提供している旅行のキャンセル保険が『トリップキャンセル』です。

インターネット環境とクレジットカードがあれば、すぐに申し込みできるのが魅力!

【 対象となる旅行 】

募集型企画旅行および受注型企画旅行等を対象にした保険(いわゆるパッケージツアー

【 キャンセル補償の内容 】

  • 本人の入院・通院
  • 家族の入院・通院
  • 旅行出発日の交通機関の2時間以上の遅延・運休・欠航
  • 本人または親族の死亡(親等により適用期間は異なる)

【 保障プラン100% 】

旅行代金(円)50,000100,000200,000300,000400,000500,000700,000
保障の上限(円)50,000100,000200,000300,000400,000500,000700,000
保険料(円)1,5102,8705,5808,28010,99013,70019,120

【 保障プラン50% 】

旅行代金(円)50,000100,000200,000300,000400,000500,000700,000
保障の上限(円)25,00050,000100,000150,000200,000250,000350,000
保険料(円)8301,5102,8704,2205,5806,9309,640
トリップキャンセル商品紹介ページより

旅行代金に応じて保険料が設定され、補償の範囲も全額と半額が選べるので、少ない負担で不安を取り除くことができますね。

ただし、注意点としては、

  • 航空券・宿泊施設などを個別に予約した手配旅行は適用外→下記「宿泊キャンセル保険」参照
  • 旅行代理店や航空会社側の事情で中止・変更になったものは補償されない
  • 代金(一部または全額の早い方)を支払った日から5日以内、かつ旅行最初の搭乗日までの残日数が7日以上の場合のみ申し込み可

が挙げられます。

申し込むタイミングは限られますが、ネットで申し込みできるので早めに検討しておきましょう。

詳細はトリップキャンセル公式ウェブサイトをご覧ください。

 

なお、トリップキャンセルでは適用外となっている宿泊は、『宿泊キャンセル保険』に申し込むことで補償対象となります。

宿泊キャンセル保険
-AWPチケットガード少額短期保険-

国内・国外のホテルも申し込み可能ですが、

宿泊代金を事前決済(クレジットカード払い含む)し、かつ日本円での宿泊代金の領収証が発行される予約

であることが前提条件となります。

詳細は、宿泊キャンセル保険 公式ウェブサイトをご覧ください。

    

ジェイアイ保険『t@biho たびほ』

t@biho たびほ
(キャンセル特約)

-ジェイアイ傷害火災保険-

ジェイアイ保険は、旅行代理店として有名なJTBと、保険会社大手AIGグループが設立した合弁会社。

セットになった保険だけでなく、必要最低限の補償だけのカスタマイズが可能なため、旅行日程によっては最低500円から申し込める低価格が人気です。

ここの保険には旅行キャンセル費用補償特約」を付けることができます

保険料は補償金額に合わせて設定されているので、自分が支払った旅行代金に応じて申し込む方式です。

   【 保険料の例 】

保険金額5万円10万円20万円30万円
保険料210円420円840円1,260円

特約は基本の旅行保険に加入することが前提ですが、ジェイアイ保険なら非常にリーズナブルなので、特約を付けても負担が少なくて済みますよ。

 

AIG損保『旅行キャンセル保険「旅行変更費用補償特約」』

損害保険大手のAIG損害保険が提供するキャンセル保険がこちら。

一般的な海外旅行保険に、オプションとして旅行代金のキャンセル料金を補償する『旅行変更費用補償特約』を付けられるものです。

【 補償内容の例 】

  • 死亡・危篤(本人、同行者、本人の配偶者・3親等以内の親族)
  • 病気やケガによる入院(本人、同行者、本人の配偶者・2親等以内の親族)
  • 家屋・家財が火災・風災・水災などにより100万円以上の損害を受けたとき(本人、同行者)

AIG海外旅行保険(特約含む)約款

この特約を旅行保険にプラスしておけば、取り消しによって支払わなければならなくなったキャンセル料を補償してもらえます。

しかも、保険料が安いわりに、大満足の補償額となっているんです。

【保険料と補償額の上限】

旅行日数(例)補償限度額
10万円
補償限度額
15万円
補償限度額
20万円
補償限度額
25万円
5日間290円440円580円730円
7日間300円450円610円760円
10日間320円480円650円810円
14日間350円520円700円870円

少ない保険料で大きな安心をプラスできる保険といえるでしょう。
おまけに、旅行だけでなく短期の留学出張などでの利用もOKです。

ただし、この保険はインターネット契約ができないため、資料請求後、郵送での手続きとなっています。

そのため、申込期間は「出発日の6か月前から10日前まで」。

支払い方法はクレジットカードのほか、銀行振込も可能です。
早めに準備したいですね。

 

東京海上日動『海外旅行保険「旅行変更費用担保特約」』

東京海上グループの東京海上日動が提供する一般的な海外旅行保険の特約として、キャンセル保険を付けることができるものです。

公式ウェブサイトから取り扱い店舗を検索し、インターネットで簡単に手続きできるタイプです。

【 補償内容の概要(例) 】

  • 死亡、危篤、入院
  • 火災、水災、地震、テロなど
  • 裁判、避難指示、感染症など

東京海上日動 公式ウェブサイト(海外旅行保険)
約款(PDF/2020.4.1.以降)

これらに該当する場合、出国中止費用や中途帰国費用が規定に基づいて支払われます。

さらに、旅行の途中で帰国しなければならなくなった場合のみに使える『中途帰国費用のみ担保特約』もあり、こちらは出国当日に空港で申し込むことも可能です。

ただし、あくまでも特約なので、メインとなる「海外旅行保険」への加入が必要となります。
ご注意ください。

クレジットカードに付帯するタイプ

旅先でも何かと便利なサポートが受けられるのが、クレジットカードに付帯する保険。
中にはキャンセル保険がセットになっているものもあります。

わざわざ申し込んだり、保険料を支払ったりしなくて済むのが最大のメリット

そのクレジットカードで旅行費用を決済していることが前提条件ですが、ポイント還元などのサービスもあり、お得に安心サポートを受けられるのが魅力です。

年会費が高額のカードほど補償内容は充実する傾向にありますが、ここでは利用しやすくお手頃なものを紹介していきましょう。

JTB旅カード(ゴールド)

JTB旅カード 公式ウェブサイト

大手旅行代理店JTBが発行する、お得に旅をサポートするカードが『JTB旅カード』。

6種類のうち、ゴールド会員(年会費¥15,000)となる

  • 『JTB旅カード JCB GOLD
  • 『JTB旅カード Visa ゴールド

の2種類に以下のようなキャンセル保険(旅行取消料補償規定)が付帯しています。

【 前提となる条件 】

JTB旅カード(ゴールド)』でJTBグループ会社が企画・実施する海外募集型企画旅行(いわゆる海外旅行ツアー)で、代金の一部または全額を支払った場合

【 キャンセル補償の内容(ゴールドカードの場合) 】

  • 死亡・危篤(カード会員本人・配偶者・3親等以内の親族)
  • 病気やケガによる継続3日以上の入院
    (カード会員本人・配偶者・2親等以内の親族)
  • 家屋・家財が100万円以上の損害を受けた場合
    (火災・爆発・洪水・風災・雪災など)

【補償の割合】 取消料の80%

旅行取消料補償規定

ただし、オプショナルツアーや超過手荷物料金、空港税などは補償の対象外です。

なお、ゴールド以外のカードにも、

  • 海外旅行保険(自動的にセットされるので、申し込み不要)
  • 国内旅行傷害保険(旅行や交通機関などの代金を当カードで支払った場合に適用)

の旅行傷害保険は付帯しているので、一般的な補償はご安心を。

引受保険会社となるジェイアイ傷害火災保険が国内外55都市でサポートしてくれます。

また、保険以外にも特典を受けられるのが、クレジットカードの醍醐味!

「JTB旅カード」の特典には、

  • JTBでの旅の申し込みや日常の買い物で「JTBトラベルポイント」が貯まり、次の旅行で使える。
    (ゴールドカード1.5%、その他1.0%)
  • カード会員限定のキャンペーンやレジャー、グルメ施設の優待がある。
  • 旅先でシャトルバス(例:スカイホップバス京都)が利用できる。
  • ロッテ免税店銀座で優待ショッピングができる
    (ゴールド15%割引、その他10%割引)
  • 海外Wi-Fiレンタル、空港宅配・荷物一時預かり優待価格で利用できる。
    (15%割引)
  • 空港ラウンジが利用できる(一部JCBゴールド会員のみ)。

など、旅行関連だけでもこれだけあるから驚きですね。

ゴールド以外のカードは年会費¥1,600~¥2,000です。
それぞれのカードの詳細は、JTB旅カード公式ウェブサイトをご確認ください。

TRUST CLUB ワールドカード

TRUST CLUB ワールドカード公式ウェブサイト

大手信託銀行を中核とした三井住友トラスト・グループが提供する「TRUST CLUB カード」。

年会費2,500円~13万円までの幅広いランナップがありますが、今回お伝えしたいのは『TRUST CLUB ワールドカード』です。

『TRUST CLUB ワールドカード』は年会費12,000円ですが、Mastercardなので世界中で利用でき、お目当てのキャンセル保険キャンセルプロテクション』が付帯しているのです。

【 補償の概要 】

  • 死亡・病気やケガによる入院(カード会員本人、配偶者、1親等以内の親族)
  • 病気やケガによる通院(カード会員本人、配偶者、子。限度額3万円)
  • 補償限度額:年間合計10万円まで

【補償の割合】

キャンセル1回につき、払い戻しを受けられなかった費用(支払った費用)から、カード会員の自己負担額(1,000円またはキャンセル費用の10%のうち、いずれか高い額)を差し引いた金額が補償される。

TRUST CLUB キャンセルプロテクション補償規定(PDF)

『キャンセルプロテクション』が適用となるには、代金を『TRUST CLUB ワールドカード』で支払うことが条件です。

ここで注目したいのは、このカードの補償範囲!
なんと旅行だけではないんです。

【キャンセル補償の範囲】

  • 国内旅行、海外旅行
  • ホテルなどの宿泊やそれに付帯するサービス
  • 航空機、船舶、鉄道、自動車等の旅客
  • 宴会、パーティなど
  • 運動、教養等の趣味の受講など
  • 演劇、音楽、美術、映画等の公演、上映、展示など

このように、イベントまで含めた幅広い補償が用意されているのはとても珍しいです!

旅行にまつわるキャンセル保険が多い中、「そんなに頻繁に旅しない!」という人でも大活躍。

例えば地方在住で、都内などのコンサートに行く機会が多いという人なら、旅費もチケット代もまとめて補償してもらえるわけです。

様々なニーズに応えるカード付帯保険といえるでしょう。

さらに『キャンセルプロテクション』とは別に、一般的な旅行傷害保険(国内・海外)、購入商品補償保険(バイヤーズプロテクション)なども付いています。

もちろん、利用すればするほどポイントが貯まり、『TRUST CLUB ワールドカード』の場合は通常のショッピングでも「100円=3ポイント」の高い還元率になっています。

この点も見逃せませんね!

キャンセル保険で気を付けたいこと

このように、旅行にまつわる急なキャンセルを補償してくれるキャンセル保険ですが、利用にあたっては注意しなければならない点もあります。

まず、前提として、「興味がなくなった」「行きたくなくなった」など、完全なる自己都合でのキャンセルは補償外です。

病気やケガ・交通機関のトラブルなど各保険の規定にある正当な理由がなければなりません。

さらに、補償の対象となっていても、

  • ほかの保険に入っている場合は補償の割合が異なる。
  • 死亡・通院・入院などの理由による場合は証明書の提出が必要。
  • 通院や入院と旅行出発日のタイミングの規定がある。
  • 既往症などがある場合、補償適用となるか確認が必要。

などの場合は全額補償ではなかったり、保険が適用されなかったりすることもあります。

この記事では約款などから概要を抜粋して紹介していますが、変更になることもあるので、必ず公式ウェブサイトでチェックしてくださいね。

その他の特記事項としては、

  • インターネットで申し込むタイプは、保険証券や約款は手元に届かず、サイト内のマイページなどで閲覧するタイプが多い。
  • クレジットカード付帯のキャンセル保険は、そのカードで旅行代金などを支払うことが条件であることが多い。

なども挙げられます。

また、本人以外がキャンセル保険への申し込みを知らないと請求できない事態もありえますね。

家族に周知しておいたり、保険証券をプリントアウトして旅程表などと一緒に預けたりなどの措置をしておくことをおすすめします。

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