短期留学でも専用の補償が必要⁉親も安心の目的別おすすめ留学保険と注意点

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語学力を磨くには現地で生活するのが一番の近道。

近年では語学留学に限らず、グローバルな視点を養ったり、先進的な技術・学術を身に着けるために留学する人も増えています。

これからの時代、大きく飛躍するために欠かせないステップともいえるでしょう。

しかし、現地で❝生活❞することになる留学には、短期間の旅行とは異なるリスクがあることも事実。
思いがけないアクシデントに遭遇したときに、自分ひとりで対応するのは難しいかもしれませんね。

そこで、ぜひ検討しておきたいのが「留学保険」です。

ここではインターネットで手軽に申し込めるものを中心に、留学希望の子を持つ当サイト管理人が徹底調査した結果、親も安心できるおすすめ保険を紹介していきます!

記事内の補償金額はそのプランの上限値です。
また記載内容は執筆時点のものです。加入時は最新の情報を約款にてご確認ください。

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そもそも保険に入るべき?

「短期の留学やホームステイくらいなら、保険に入らなくてもいいんじゃない?」…実際、私もそう思っていました。

でも、調べてみると、やはり保険には入っておくべきと結論しました!
その理由は3つ。

  • 医療費がとにかく高額
    一回の入院(病気・ケガ)で1日あたり1万~2万ドル(約110万~220万円)
    事故などでICU治療を受けると総額1,000万円以上など。
    (外務省「世界の医療事情」「海外安全ホームページ」より)
  • 現地の言葉で症状を伝え、医療用語の多い説明を聞き取り、支払いまで行うのは大変
  • 長期生活の中では賠償責任が問われる事態になる可能性も大。
    水漏れ・失火を含めた住居でのトラブルなどを自分だけで対応するのは予想以上に困難

なるほど。保険の必要性に納得できる事例が並びますね。

では、クレジットカードに付帯しているものや観光用などの旅行保険ではダメなのでしょうか?

実はこれもNG。留学用の保険でないとおすすめできません。
先ほどの理由だけ見ても、クレカ付帯保険や観光用の海外旅行保険では、

  • 補償額が低すぎて、医療費などの自己負担が増す可能性が高い。
  • 1~3ヵ月程度の補償期間が主流のため、留学期間をカバーできないケースがある。
  • 留学中の住居などのトラブルは生活範囲に相当するため補償外。

となので、留学中のトラブルには対応しきれない内容なんです。

さらに、持病(既往症)の治療費は旅行保険では補償外となり、自己負担になってしまうことも。

考えてみれば、期間も長く滞在先で❝生活❞をする留学と、部屋の掃除や料理さえしなくても済む観光旅行とでは、補償の内容に差があるのは当たり前のことですよね。

さらに、いざというときの医療システムにも、日本とは大きな違いが見られます。

  • アメリカ
    予約してから受診するのが前提。語学力がないと予約自体が大変。
    医療費の支払い能力を示すことを求められることもあり。
  • オーストラリア
    初めにGP(総合診療医)を受診することが必要。
  • 中国(上海)
    規模や役割によって1級~3級に分けられ、2級・3級には外国人向けの部門が設置されている。
    予約してから行くほうが良い。

外務省公式ウェブサイト「世界の医療事情」より

体調不良や緊急時に、慣れないシステムと言葉に対応するのは至難の業。
やはり保険会社のサポートを受けられる環境の方が大きな安心を得られます。

だからといって、短期なら病院にかかる可能性も低くいので、必ずしも「留学保険」に加入する必要性はないかもしれません。

また、多額の費用がかかる留学に、さらに費用を割くのは厳しい…という現実的な問題もあります。

そこで、留学の保険を考えるには、

  • 何を重点に
  • どこまで補償しておきたいか

をイメージしておくことが大切です。
まずは次項に挙げた「留学保険の特徴」を理解して、自分の留学生活に必要な保険を考えていきましょう。

…といっても補償の内容は理解しにくいもの。
こちらの記事で解説していますので、併せてご覧くださいね。

こちらに掲載されていない「留学保険特有の特徴」については、次項で解説するのでご覧ください。

留学用保険の特徴

一般的な海外旅行保険は、短期の観光や商用を対象にしたものが中心。
これらは短期間に起こりうる旅先でのアクシデントが補償範囲のため、❝日常生活❞には保険金が支払われません。

しかし、渡航先で生活することになる留学の場合は、❝日常生活❞も補償とする必要があるのです。
例えば、

  • 海外での高額医療費を手厚くカバー
  • 旅行保険の対象外となる持病や既往症もOK
  • 旅行保険の対象外となる生活圏内の損害補償がある
  • 緊急時の一時帰国費用を補償することができる

のように、渡航先での生活の中で起こりうるトラブルを広く手厚く補償するものが主流になってきます。

特徴的なのは、「生活用動産の補償」というもの。
借家などの水漏れや火災、あるいは身の回り品を盗難された…などの損害を補償するものです。

また、持病がある場合は留学中にも医療機関にかかり続けることになるため、持病も補償対象となる医療費補償の上限をあげることも必要ですね。

さらに、長期留学の場合、滞在国のビザ申請時に海外保険の加入証明を添付するよう求められたり(例:スペイン、チェコなど)、留学先の高校や大学が保険加入を義務付けていたり(例:アメリカ)することもあります。

後者の場合、一定以上の補償がついていることが条件になっていることもあります。

こう考えると、留学保険の基本は、次の補償が手厚いかどうかが選ぶときポイントだといえるでしょう。

【 留学保険のチェックポイント 】

  • 持病・既往症や歯科治療も補償
  • 生活用動産の損害も補償
  • 滞在先に提携病院が多く、できればキャッシュレス決済が可能であること
    (アメリカの病院は予約制のため、予約手配などのサービスが充実、かつ治療費を保険会社が直接支払ってくれ、日本語OKの提携病院があるところを選ぶ。)
  • 留学先の国・機関(学校)の条件を満たす内容(補償額など)
  • 自分の体調・渡航先での想定されるリスク(治安・衛生状態)をカバーできること

ここではこれらのチェックポイントを踏まえて紹介していきますが、留学先や自分の体調などを加味して考えてくださいね。

短期留学のおすすめ保険

2週間程度の短期留学なら、健康であれば簡易的な海外旅行保険で間に合わすことも可能です。

例えば下記の保険は、持病などがなくトラブルに遭う可能性が低い人が、あくまでも用心のために加入しておくのに向いている保険です。

ホームステイなどにも活用できますね。

おすすめ保険①
海外旅行保険でも留学OK!短期用オールインワンのお手軽保険

海外旅行の保険』-au損害保険-

  • 15日以内の留学も補償範囲の旅行保険。
  • どこの国でも同一料金。3プランから選べる。
  • 24時間・365日対応の緊急サポートサービス(通話料無料)あり。
    困りごとの相談には日本人スタッフが対応するので子供でも安心。
  • アプリ『海外サポート』利用で、渡航先での日本語対応、キャッシュレス受診可能な最寄りの提携病院のリストアップが可能。
    困ったときのHowTo集や、トラブル時の画像記録もこれ1つでOK!
  • 治療・救援費用1,500万円~、傷害・疾病死亡および傷害後遺障害500万円~、個人賠償責任1億円、携行品損害30万円~などに加え、航空機寄託手荷物遅延等費用10万円と幅広く手厚い内容。
  • 1週間 2,548円~、2週間 4,275円~

au損保の保険は、子供でも緊急時に対応しやすいアプリが利用できたり、日本人スタッフによるサポートが受けられたりと、何かと安心。

補償内容はセットになっているので、あれこれ選ばずに済む手軽さも魅力です。

ただし、ベースが旅行保険なので、歯科診療や持病は補償対象外です。
注意しましょう。

また、2週間程度なら、クレジットカード付帯保険に補償をプラスすることで留学用の保険として利用可能な場合もあります。

あくまでも医療機関にかかるリスクの低い人という前提にはなりますが、保険料が非常に安く済むので、検討する価値はあると思います。

こちらについては次項の「カスタマイズできる保険」を参考に、必要な補償をプラスしていくと良いでしょう。

自由にカスタマイズできるおすすめ保険

留学保険は旅行保険に比べてプランの選択肢が限られますが、その一方で補償額が大きく様々なリスクに対応したものとなっています。

でも、いろんな補償が付いていれば、保険料が高くなるのも当然。
自分が必要と思うものを中心に、自由に選びたい場合もありますよね。

そんな人に向いているのが、カスタマイズ型の保険プラン。

セット型と異なり、補償内容を理解して付ける・付けないを判断しなければなりませんが、自分にとってのリスクが高いと思われる部分だけ手厚くすることも可能です。

ここでは長期留学を前提に進めていきますが、短期の留学やクレジットカード付帯保険に留学用補償をプラスしたい人にもおすすめできる保険です。

なお、低リスクの人・安くしたい人は、別項『とにかく加入!安い保険を探している人へ』のt@bihoプランをご参照くださいね!

おすすめ留学保険②
短期から1年までOK!健康なら最低補償だけでカスタマイズ可能

t@biho たびほ(カスタマイズ)』-ジェイアイ損害火災保険-

  • 3ヵ月前から当日まで申し込み可能。
  • 保険契約証1通無料郵送、契約は1年までだが2年まで延長可
  • 24時間365日、日本語による電話対応OK
    海外300か所超のキャッシュレス提携病院でなら治療費の一時払いが不要に。
  • 年齢・滞在国で選べるので、低リスクの場合はかなりリーズナブルに。
  • 複数の滞在先の選択はできない。
  • 例:アメリカ留学・10~32歳・次の補償内容(安心優先でカスタマイズ)の場合
    傷害後遺障害1,000万円、治療・救援費用1億円、個人賠償責任1億円、生活用動産(※)100万円、航空機寄託手荷物遅延費用(※)10万円、弁護士費用等100万円
    ★以下オプションとして追加可能
    緊急一時帰国費用70万円、疾病に関する応急治療・救援費用(持病・既往症を対象)300万円、緊急歯科治療費用10万円
    注:さらに補償額・項目の増減が可能。ただし※印はセット契約が条件 。
    6ヵ月留学した場合の保険料 146,470円 (1ヵ月あたり 24,412円)
    12か月留学した場合の保険料 255,470円 (1ヵ月あたり 21,289円)

また、こちらの保険もカスタマイズが可能。

92日までならインターネットで申し込めますが、補償の範囲が限られているので、実用的なのは数週間程度の留学だと思います。

おすすめ留学保険③
健康な人ならOK!3ヵ月まで加入できるカスタマイズ型

新・海外旅行保険 off!(オーダーメイドタイプ)』-損保ジャパン-

  • 45日前から出発当日まで申し込み可。
  • 92日までの留学OK(現実的には数週間がおすすめ)。
  • 何歳でも同一保険料(補償額の上限は変動あり)
  • 生活動産の損害や持病・歯科診療は補償の対象外。一時帰国費用補償なし。
  • 例:アメリカ留学・次の補償の場合
    傷害死亡・後遺障害1,000万円、治療費用2,000万円、賠償責任1億円、携行品損害30万円、救援者費用1,000万円
    3ヵ月留学した場合の保険料 68,880円(1ヵ月あたり22,960円)

持病や歯科診療が対象外なため、リスクのある人には勧められませんが、この保険のメリットは何歳でも保険料が同じという点。

一般的に、リスクの高い年代は保険料が高くなる傾向にありますが、この保険なら最低限の補償を何歳でもリーズナブルに付けられるわけです。

例えば、子育てが一段落して自分のスキルアップに時間をかけられるようになったミドル世代後半からシニア世代の人などの留学におすすめ!

ぜひ検討してみてくださいね。

安いセット保険を探している人

あくまでも「万が一」を想定して申し込む保険は、人によって重要度も必要性も大きく異なります。
もっと現実的なところにお金をかけたい…という人もいることでしょう。

本当に費用を抑えたいのであれば、前項のカスタマイズできる保険で申し込むのが一番安く済みますが、あれこれ調べてどの補償を付けるか選択するのは難しいかもしれませんね。

そこで、おすすめしたいのがセットプランながらも低料金の保険です。
ある程度の安心感とコスト面を両立したプランなので、「健康だけど、とりあえず保険に加入しておきたい」という人に向いています。

おすすめ保険④
抑えておきたい補償がセットになったリーズナブルプラン

海外旅行保険』-東京海上日動-

  • 6ヵ月までの留学ならインターネット申し込みOK(代理店サイト経由)。
  • ネットプランは本人が契約者の場合は2つ、本人以外が契約者の場合は1つ。
    必要最低限の補償がセットになっている。
  • 緊急時はフリーダイヤルのほか、LINE通話も使える!
    言葉が通じず困ったときは、手数料無料の『トラベルプロテクト』で通訳も頼める。
  • 持病・歯科診療は対象外だが、テロ行為の損害は補償内
  • 例:アメリカ留学・ネット申し込みの場合
    疾病・傷害死亡1,000万円、傷害後遺障害1,000万円、治療・救援費用3,000万円、賠償責任(居住施設内の部屋・部屋内の動産含む)1億円、携行品損害10万円、航空機寄託手荷物3万円、航空機遅延(最高3万円)
    海外旅行安心ガイドブック(PDF)
    6ヵ月留学した場合の保険料 105,250円(1ヵ月あたり17,541円)

また、6カ月以上の留学の場合は前述の『t@biho たびほ』セットプラン版もリーズナブル。

こちらは持病や歯科診療の治療費も特約が付けられるので、不安がある人におすすめです。

おすすめ保険⑤
長期留学にも使える節約型セット保険!オプションで追加補償もOK

t@biho たびほ(保険料節約プラン)』-ジェイアイ損害火災保険-

  • 補償をまとめて付けられる節約型のセットプラン
    持病や一時帰国にも対応できるオプション補償も追加可能。
  • 最長2年まで延長可
  • 24時間365日、日本語による電話対応OK
    海外300か所超のキャッシュレス提携病院でなら治療費の一時払いが不要に。
  • 例:アメリカ留学・10~32歳の場合・保険料節約プラン
    疾病・傷害死亡1,000万円、傷害後遺障害1,000円、治療・救援費用3,000万円、個人賠償責任1億円、生活用動産100万円、航空機寄託手荷物遅延費用10万円、航空機遅延費用2万円、弁護士費用等100万円、テロ等対応日額1万円

    6ヵ月留学した場合の保険料 119,340円(1ヵ月あたり19,890円)
    ※オプション:緊急一時帰国費用(70万円)+8,260円、疾病に関する応急治療・救援費用(持病や一部緊急歯科診療などを300万円まで補償)+11,710円

    12ヵ月留学した場合の保険料 199,870円(1ヵ月あたり16,655円)
    ※オプション:緊急一時帰国費用(70万円)+14,250円、疾病に関する応急治療・救援費用(持病などを300万円まで補償)+25,540円、歯科治療費用(10万円)+10,660円

いろんな補償が付いてしまうのが気になる人はカスタマイズプランに設定して、セットプランの補償額を参考にしながら内容を決めていくのがおすすめです。 

いろいろ安心!まるごと補償のおすすめ保険

留学するとなると本人はもちろん、送り出す家族も心配が尽きませんね。
いざという時に頼りになる保険はしっかりしたものを…と考える人も多いと思います。

手厚い補償内容やサービスの保険は割高にはなりますが、慣れない海外生活をサポートするうえではやはり安心です。

前述のように、医療システムだけ見ても日本とは大きく異なりますから、保険会社のサポートが受けられると安心ですね。

特に長期留学の場合はリスクも高まりますから、手厚い補償が受けられる保険がおすすめです。

長期の場合はインターネット契約で完結するものは少なく、オンラインで済むジェイアイ損保が選ばれやすいのですが、補償額を選択すれば保険料の負担も減らせるので、総合的に判断してもおすすめです。

おすすめ保険⑥
おなじみ『t@biho』の最大補償プラン!補償もサービスも太っ腹!

t@biho たびほ(おすすめプラン)』-ジェイアイ損害火災保険-

  • セットプランの中でも補償額・補償内容が充実した安心保険。
    持病・既往症、歯科診療、生活動産の補償も付けられる!
  • 24時間365日、日本語による電話対応OK
    海外300か所超のキャッシュレス提携病院でなら治療費の一時払いが不要に。
  • 例:アメリカ留学・10~32歳の場合・おすすめプランに特約2つプラス
    傷害死亡・傷害後遺障害3,000万円、疾病死亡1,000万円、治療・救援費用 無制限、個人賠償責任1億円、生活用動産150万円、航空機寄託手荷物遅延費用10万円、航空機遅延費用2万円、弁護士費用等100万円、テロ等対応 日額1万円、さらにオプションで疾病に関する応急治療・救援費用300万円、歯科治療費用10万円をプラス
    ※さらに一時帰国費用特約もプラス可

    12ヵ月留学した場合の保険料 302,570円(25,214円)
    ➡補償を減額・無しなら、さらに保険料ダウン(カスタマイズプラン参照)。

ただし、期間が短いと歯科治療のオプションが付けられないことがあるので、気を付けて申し込んでください。

また、留学先によって保険を選ぶ方法もあります。
例えば、アメリカ国内の提携医療機関がめちゃくちゃ多いAIG損保はアメリカ留学向き

ただし、インターネットによる32日以上の契約では、持病や歯科診療が対象外である点に注意しましょう(店頭では特約が付けらるものもあります)。

おすすめ保険⑥
特にアメリカ留学におすすめ!治療・救援費用無制限!家財の損害も補償内

海外旅行保険(留学目的)』-AIG損害保険-

  • 長期もOKの留学保険。ワーキングホリデーや駐在・長期出張プランもあり。
  • 留学先を選んで契約。4タイプから選べる
  • インターネット契約は最長1年まで(更新相談可)。
  • 緊急時は24時間・365日・日本語対応のアシスタンスセンターへ。
    病院予約・通訳OK
  • キャッシュレスOKの提携病院は断トツの55万ヵ所以上!
    特にアメリカ留学におすすめ!
  • 航空機遅延や寄託手荷物遅延のほか、家族の死亡・危篤などによる帰国時の費用を補償する緊急一時帰国費用70万円も特約でプラスできる。
  • 例:アメリカ留学・ブロンズBプラン
    傷害・疾病死亡および傷害後遺障害1,000万円~、治療(持病含む)・救援費用 無制限、個人賠償責任1億円に加え、留学先の家財や身の回り品の損害(盗難・火災含む)を補償する生活用動産30万円~も込み。
    ※持病・既往症・歯科診療は対象外(32日以上の場合)

    6ヵ月留学した場合の保険料 127,390円~(1ヵ月あたり21,232円)
    12ヵ月留学した場合の保険料 246,560円~(1ヵ月あたり20,547円)

付保証明書の言語で選ぶ

冒頭でも触れましたが、長期間滞在となる留学では保険への加入を求められることがあります。

これには入国の申請(ビザの発給)時…つまり滞在する国側から要求されることもありますし、留学する学校側が補償される金額の提示を求める場合もあります。

ときには病院で治療を受ける前に、支払い能力があるという証明を求められることもあります。
この場合、「保険証券」や「付保証明書」が必要です。

この「付保証明書」とは保険への加入を証明するもので、保険期間や補償金額が記載されています。
保険証券は日本語の記載であることが多いため、外国語で記載された付保証明書が必要となるのです。

海外であれば、最低限でも英語の付保証明書は必要でしょう。
しかし、国によっては、病院の担当者などには英語が通じない可能性も考えられます。

特に中国や韓国などアルファベットを用いない国では、その国の言語も用意した方が安心です。

つまり、保険への加入を証明する場合は、留学先で広く通用する言語での付保証明書を発行できる保険会社を選ぶことが大切なケースもあるのです。

下表に保険会社の付保証明書の言語をまとめてみました。

ただし、ウェブサイト内のマイページなどから即時発行できるところや、代理店に申し込んで郵送してもらうところなど、保険会社によって対応は様々です。

申し込んでから留学までに余裕がある場合は郵送でも問題ありませんが、時間がない場合は即時発行可能な保険会社のプランにすると良いでしょう。

【 付保証明書 取り扱い言語の例 】

付保証明書の言語英語ドイツ語フランス語イタリア語スペイン語ポルトガル語その他
ジェイアイ保険中国語あり。
すべて即時発行。
au損保即時発行
(契約確認書)
損保ジャパン一部代理店経由
東京海上日動中国語・韓国語あり。
代理店経由
AIG損保電話など

学生なら大学生協を利用して選ぶ

大学や専門学校に在籍している人なら、「大学生協」を経由して留学保険に申し込むのも一つの方法。

キャンパス・学校内に生協の店舗がなくても、全国6か所にある『インターカレッジコープ』が利用できるんです(宮城・東京・愛知・大阪・福岡・熊本)。

出資金を払って組合員になることが必要ですが、ネットでも加入でき、書籍の購入や自動車免許取得などは割引価格となるので、メリットもたくさんあります。

そして、この大学生協を保険代理店として留学保険に申し込むこともできるんです。
2020年5月現在、取り扱いがあるのは次の2社です。

大学生協で申し込める留学保険(大学生協保険サービス)

  • 短期留学用
    損保ジャパン『新・海外旅行保険off!』
  • 長期留学用
    AIG損保『海外旅行保険』

残念ながら保険料は一般と変わりませんが、大学生協のおすすめプランという安心感はありますね。

留学生継続費用の補償について

留学用の保険には「持病・既往症の治療」「生活動産の補償」のほかに、もう一つ特殊な「留学生継続費用補償」というものがあります。

留学生継続費用
家計を支える留学生の保護者などが死亡または重度の障害を負った場合に、留学の継続を補償するもの。

保護者の不慮の事故などにより、経済的な理由で留学を続けられないときに保険会社が費用をサポートしてくれるわけですね。

留学生継続費用は特約となっており、付けられるプランも長期留学(1年以上)に限定されていることが多いです。
また、今回調査した限りでは、インターネット契約で付けられるプランはありませんでした。

特約を付けたい場合は、下記の保険会社のプラン確認し、店頭や代理店経由で申し込むようにしてください。

取り扱い保険会社の例

なお、保険金支払いとなる理由には病気による死亡が含まれない場合があります。
補償範囲を確認しておくようにしましょう。

留学保険の注意

今回ご紹介したようなインターネット経由で申し込む保険は、クレジットカード決済のみが可能な場合があります。

また、即時決済以外の方法の場合、留学までの時間がないと契約完了に間に合わなくなることがあるので、早めに対応しましょう。

同様に、保険証券や付保証明書が郵送となる場合も余裕を持って申し込むことが大切です。

一方、保険に加入したからと言って、放置しておくと大変なことになるケースもあります。

例えば、医療機関で治療費を支払う必要がないキャッシュレスサービスはとても便利ですが、治療費用に上限額がある場合は、利用するたびに請求額と今までの合計額を確認することが大切です。

気付いたら補償の限度額を超えていて自己負担になっていた…ということがないように、きちんとチェックしておきましょう。

インターネットのマイページなどで利用状況を簡単に確認できるところが楽ですよ。

なお、多くの保険会社で保険期間の延長を受け付けてくれますが、日本国内で手続きが必要なこともあります。

契約者が保護者である場合などは問題ありませんが、そうでない場合は延長の方法をよく確認してからを申し込むと良いでしょう。

おわりに

当サイトの管理人はファイナンシャルプランナーではありません。
だから、保険に関してはまったくの素人です。

でも、留学を希望する子供がおり、実際のところどんな補償があって保険料はいくらかかるのだろうと切実でした。
だからこそ、約款を読み込み、自分の言葉で咀嚼しながら、理解していきました。

一般的な保険は代理店で申し込む人も多いと思いますが、管理人は生命保険も自動車保険もネット契約です。
その大きな理由は、代理店との付き合いが少々面倒くさかったのと、いろいろ勧められるのが嫌だったから。

そこで、この記事では、インターネットで手軽に留学保険に申し込むことを前提に、代理店に聞かなくても(!)何に注意して最適な保険を選べば良いか…を掲載しました。

1年を超える長期の保険は店頭または代理店に申し込むことが必要ですが、相談に行く前の予備知識としても活用できる内容になっています。

安心して留学生活を送れる保険は、まさにお守りのような存在です。

最低限の補償だけでも、あるか・ないかで大きく変わってしまいますから、よく吟味して決めていただければと思います。

そして申し込みをする前に、自分のニーズに合っているかを約款で確認してくださいね!

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