ポピュラーな魚が多く、緑と水に恵まれた羽生水郷公園内にあるため、子供を連れてお散歩がてらに見学できるのが「さいたま水族館」の良さ。
しかし、侮るなかれ!
さいたま水族館には全国の魚好きが注目するほどのレアな奴らがいるんです。
そこで今回は、学生時代は1人で・今は子連れで何度も訪れている当サイト管理人Uniが、見どころとお役立ち情報を徹底的に紹介します!!
羽生水郷公園や近くのスポットと併せれば、家族みんなで一日中遊べるのもおおきな魅力。
ぜひ、最後までご覧ください!
※ 記事内の情報は2022年5月現在のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
さいたま水族館とは
「さいたま水族館(公式サイト)」は”海なし県”埼玉が誇る唯一の水族館で、「羽生水郷公園」の一角にあります。
淡水魚専門の水族館ですが、名前を挙げても結構な確率で「知らない」と言われます(苦笑)。
全国の魚類マニアには名の知れた水族館なのに、とても残念…。
確かにイルカもアシカもいない地味な(ごめんなさい!)水族館ですが、本来なら日本人の誰もが知っておくべき❝自然の姿❞を教えてくれる水族館なんです。
河川に恵まれた埼玉県には現在でも至るところに田んぼや用水路があり、私たちの生活と密着した生態系が存在しています。
館内には埼玉県内に生息する魚類のほとんどが展示されており、超希少な種も見られます。
子供の頃から魚類図鑑を手放さなかった管理人Uniも、初めてここを訪れたときはちょっとした衝撃を受けました。
見たこともない外国の海ではなく、家の近くの川や池、夏休みに遊んだ渓流や湖の中を見られるのが、ここ『さいたま水族館』なんです。
近くて遠い❝日本の水の中❞を、ぜひ家族でのぞきに行ってください!
なお、さいたま水族館を❝夏休みの自由研究❞で活用することもできます!
テーマでお悩みの方はご覧ください⇩
自由研究アイデア集 | 世界で1つのワガママ旅へ (uni-voyage.com)
開館時間・休館日と料金、お役立ち情報
水族館だけサラッと見るなら30分~1時間もあれば十分ですが、我が家はじっくり見るので毎回2時間以上滞在しています(;^_^A
羽生水郷公園で遊んだり、キヤッセ羽生へ行ったりすれば、一日過ごせますよ。
休館日は月曜日ですが、月により異なるので開館していることも。
行く前に公式ホームページを確認するのがおすすめです。
アクセス(車・電車)
子供連れの場合は車で行くのがおすすめ。
東北道・羽生ICで降りると、6分ほどで羽生水郷公園に到着します。
羽生水郷公園には南側駐車場もありますが、水族館は北側駐車場のすぐ近くにあり、こちらの方が広いのでおすすめ(画像参照)。
後述する「キヤッセ羽生」も目の前です。
一方、電車の場合は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の羽生駅が最寄りとなっています。
羽生駅の東口からは土日祝日を中心に期日限定の水族館直通・無料バスが運行されています。
伊勢崎線は東京メトロ日比谷線・半蔵門線と乗り入れているので、都内からのアクセスも便利ですね。
JR線利用の場合は、JR宇都宮線または湘南新宿ラインで久喜駅まで行くと、東武伊勢崎線に乗り換えられますよ。
平日は羽生市福祉バス「あい・あいバス」の ❝手小林・三田ヶ谷ルート❞ を利用。
ただし、往路・復路とも1日4便ずつなので注意してくださいね。
注意点(体験談)
混雑時には入場制限を行っています。
管理人Uniがゴールデンウィークに行ったときは、400人までの入場制限を行っていました。
整理券を配布し、上限に達すると締切になる方式です。
我が家は開園時間に行ったので入場規制には引っ掛かりませんでしたが、見終わって出てきたときは入場待ちの列が長く伸びていました。
入場制限の実施や解除、その他イベントなどの情報は公式X(旧Twitter)で随時発信されているので、行く前にチェックしておくと良いでしょう。
ちなみにこの日は午後3時半過ぎに入場制限が解除されました。
見どころチェック
小規模ながらも、さいたま水族館には見ておきたい・知っておきたい生き物がたくさんいます。
その代表的なものをご紹介しましょう。
天然記念物のムジナモとムサシトミヨ
さいたま水族館といえば「ムジナモ」!…というくらいの目玉です。
発見者である「日本植物学の父」牧野富太郎博士は、2023年春のNHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルなので、ムジナモも注目されるかも!?
ムジナモは世界でも限られた地域にしか生息しておらず、日本国内の自生地は、さいたま水族館がある羽生水郷公園内の宝蔵寺沼のみ。
そのため、「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」として国指定天然記念物となっています(別項参照)。
水草ですが、ウツボカズラと同じ❝食虫植物❞。
水中を漂うプランクトンを捕食する珍しい生き物です。
かつては水面を覆うほどに自生していたそうですが、現在は絶滅危惧ⅠA類の希少種となってしまいました。
ムジナモを絶滅から守るため、さいたま水族館では様々な取り組みと普及活動を行っています。
展示では捕虫の瞬間を捉えた映像も見られますよ。
一方の「ムサシトミヨ」も魚なのに巣を作り産卵する珍しい生態。
熊谷市の一部にのみ生息しており、世界中探してもいるのはそこだけ!!
地元住民の協力によって徐々に増えていますが、未だ❝絶滅危惧IA類❞の危険な状態です。
埼玉の❝県の魚❞ですが、実物を見られるのは県内でも3か所のみ。
地味で小さい魚ですが、水槽の中の健気な様子を見れば、守ってあげたくなるはず!
子供と環境保護について考える、良い機会になりますね。
そのほか、特別天然記念物の「オオサンショウウオ」もいます。
外来種チュウゴクサンショウウオとの遺伝子汚染(専門的には遺伝的攪乱)が大きな問題になっており、身勝手な人間の行為によって在来純粋種は各地で絶滅の憂き目にあっています。
夜行性で昼間は物陰に隠れていますが、さいたま水族館のオオサンショウウオにはかなりの高確率で顔を見られる気がします(^^)
つぶらな瞳をぜひ!
繁殖賞受賞の生物は必見
本館入口から少し進んだところに、さいたま水族館が受賞した3つの繁殖賞が展示されています。
国内初の繁殖に成功(6ヵ月以上生存)し受賞対象となったのは、次の3種。
- ケツギョ
- アオウオ
- ヌマムツ
このうち、ケツギョとアオウオは中国などに棲む魚。
アオウオは2m近くになる淡水魚で、埼玉県内の利根川水系および江戸川水系では自然繁殖が確認されています。
川を遡上して産卵し、ゆっくりと沈みながら孵化するので、利根川のような大きな川でないと適さないため、他の河川では繁殖できないと考えられています。
さいたま水族館では館内の展示水槽のほか、庭池でも巨大な姿がみられますよ。
一方のヌマムツは日本原産の魚。
元々は西日本のみに生息していましたが、琵琶湖から移殖したアユと共に関東でも自然繁殖しています(国内外来種といいます)。
以降、埼玉県でも生息していますが、本来の生息地である香川県や山口県ではレッドデータに登録されています。
ここで培われた技術が個体数の回復につながるといいですね。
水生昆虫も見逃し厳禁
昆虫類は地球上の動物の7割にあたる100万種が確認されている、非常に大きなグループ。
日本では約3万種が確認されています。
でも水生昆虫はたった485種(2019年時点)。
しかも、どんどん個体数が減少し、環境省レッドデータに登録されている昆虫も多いのが現状です。
水の中で生きることを選んだ彼らの生態は、実に興味深いものがあります。
そんな貴重な水生昆虫を至近距離で観察できるのが、さいたま水族館の魅力。
虫嫌いでも(!)水生昆虫は絶対に観て頂きたい生き物です。
子供と回るおすすめルート
さいたま水族館はメインとなる「本館」と、その外にある「展示施設」に分けられます。
チケット売り場を通るとすぐに展示施設の池が目に入り、そちらへ駆け出す子供も多いのですが、肝心の本館を後回しにすると集中力が切れてしまうかも…。
そこで、子供連れの人におすすめしたいルートをご紹介します。
まずは午前中に水族館へ入りましょう。
ランチは羽生水郷公園ならではの楽しみ方があるので、午前中に来ても一日たっぷり遊べますよ~!
まずは本館へ
子供の年齢を問わず、おすすめしたいのは館内から見学することです。
本館の入口エリアには、尾ビレの長いコイと共に、さいたま水族館からのメッセージがパネルで展示されています。
身近な自然の中でも無数の命が育まれ、共に生きていることを知る…
❝なぜ自然環境が大切なのか❞を教えてくれるのは、海獣ショーのある大きな水族館ではなく、さいたま水族館だと管理人Uniは思っています。
ぜひ、お子さんに「いつもは見られない池や川の中をのぞきに行こう」と声掛けしてください。
小学生・中学生以上なら、生物の名前を当てられるか競ってもいいでしょう(正確に当てるのは意外と難しいですよ)。
見学は順路に従って館内を巡ればOK。
ほぼ一本道なので、迷うことはありません。
でも、暗いので子供を見失わないように注意してくださいね。
入口から、川の上流・中流・下流の構成になっています。
下流エリアには水田や用水路の生き物を展示。
水生昆虫もここにいます。
水生昆虫は今や貴重なので、張り付くようにして見ているチビッ子も多いです。
お尻で呼吸するミズカマキリや絶滅が危惧されるゲンゴロウなど、ぜひ見てくださいね!
下流域の一区画はタッチプールで、カメ、ザリガニなどに触れます。
そばに水道があるので、触った後は必ず石鹸で手を洗いましょうね。
さて、続く後半部分には外国の珍しい魚や外来種として問題になっている魚の展示があります。
生物の多様性の複雑さと脆さ。
展示が絞られているからこそ、考えさせてくれる水族館です。
でも、そんな人間の事情とは関係なく、魚たちは美しい!のです(≧▽≦)
改めて見ると、その体色の美しさには目を見張ります。
ほんとにキレイ°˖✧✧˖°
光にきらめく虹色のウロコや、白変種の神々しいまでの美しさは、ぜひ直接見て頂きたいです。
そんなに広くないので、混雑具合にもよりますが所要時間は1時間程度。
…が、海水魚と違って地味な淡水魚(特に小魚)は見つけにくい…。
我が家は見つけるまで水槽前に佇むので、2時間はザラです。
でも、さいたま水族館は壁に埋め込まれることなく設置されている小型水槽が多いので、側面からも観察できるんです。
シャイな彼らが岩の隙間に隠れていても、横からだと顔が見えたりw
彼らの保護色は❝ウォーリーを探せ!❞よりハイレベルなこと間違いなし⁉
小型で低い位置なので、小さな子供が抱きつくようにして見入っていることも。
「見つけた!」という喜びの声もほほえましいです。
そして館内最後のエリアには、希少種が集中して展示されています。
見どころでも紹介した希少淡水魚「ムサシトミヨ」。
日本唯一の自生地で繁殖を試みている「ムジナモ」。
レッドデータに掲載されていて日本固有種の「タナゴ(絶滅危惧ⅠB類)」「ニッポンバラタナゴ(絶滅危惧ⅠA類)」、天然記念物の「ミヤコタナゴ(絶滅危惧ⅠA類)」などなど。
タナゴの仲間は二枚貝に卵を産みつけるので、水槽の中には貝も入っています。
外敵から卵を守る知恵ですが、水質悪化により貝の種類が減り、タナゴも絶滅の危機に陥ってしまいました。
普段は渋い色合いですが、婚姻色が出るととても艶やかに!
特にバラタナゴはその名の通りになります。
管理人Uniは小学生のときにタナゴの婚姻色に一目ぼれし、よく飼っていました(ほとんどマニア…)。
かつては食用や川遊びの相手だった魚たちが、絶滅の憂き目に合っている現実を突きつけられ、重い気持ちになりますが、ムジナモの捕食する映像を見ると、自然の持つ生命力に希望も感じます。
さて、そろそろ疲れも感じますが(熱心に見過ぎるからだよ…)、いよいよ最後のエリア「金魚コーナー」!
日本の美の象徴とも言うべき金魚は、錦鯉と並んで海外でも人気上昇中。
優雅な動きで、一挙に癒されます♡
スイホウガンやランチュウなどもいますよ。
観賞魚としての価値は愛好家の努力のたまものですね。
ここにはフォトスポットがあります。
金魚水槽のドームに潜り込んだり、記念フレームがあったりなど、我が家の娘たちもテンション⤴⤴
さて、本館はここまで。
お土産用のショップもありますが、後回しにしておきましょう。
理由はのちほど。
トイレは出口の横にあります。
外にもありますが、ゆっくり回りたいなら行っておくのがおすすめです。
タッチプールと池
本館を出て左を向くと芝生と池が見え、外部の展示施設となります。
本館に沿って回りこむとタッチプール(無料)があり、休日などはイベントブースが設けられていることも。
我が家が行ったゴールデンウィーク中は「フィッシュセラピー」による足湯(?)がありました(有料)。
さて、池にはヒレナガニシキゴイ、そこに流れ込む小川にもたくさんのコイが泳いでいます。
ガチャガチャでコイのエサを買ってばらまくと、スッゴイ勢いでコイが寄ってきますよ。
橋を渡り、散策を楽しみながら水族館の裏手方向へ進んでいきましょう。
橋の正面にはチョウザメの池がありますが、ここは後回しにするのがおすすめ。
特別展示棟も料金内
庭の奥には「特別展示棟」があり、期間限定のテーマで生き物が展示されています。
小さいですが趣向を凝らした展示室なので、子供の興味を広げるにはピッタリ。
ちなみに、特別展開催期間中は入場料が100円アップしているので、そのまま入場できます。
入らなければ逆に損!!
過去には「この魚、シクリッド展」「アマゾン展」「だまされた展」「カメハク」「SOS!怪獣大集合」などの展示がありました。
本館よりも派手な生き物が集まる(!)ので、我が家は特別展に合わせて訪れることも多いです。
前に観た「古代魚展」「さいたま水族館でオノマトペ」もおもしろい内容で、古代魚マニアのUniとしては水族館サイズの魚体に惚れ惚れしたものです…。
今回は「アーマード展」と題し、鎧をまとった生物(主に甲殻類)にスポットを当てた内容でした。
他にもメガネカラッパやヤシガニ、スベスベマンジュウガニなど、珍しい甲殻類が大集合!
硬い鎧に守られた彼らですが、脱皮は命がけ…などをパネルで学べます。
企画展には海に棲む生き物も多かったです。
この建物の横にもきれいなトイレがありますよ。
多目的トイレもあるので、ベビー連れの人も安心。
特別展は夏休みの自由研究などにそのまま応用できる内容が多いので、宿題に悩んだら必見です(笑)!
ティラピア池とカワウソの渓流
特別展示棟の奥に進むと「ティラピア池」があります。
ティラピアはアフリカ・中近東原産ですが、かつては食用として養殖・販売されていた魚。
卵を口の中で育てる大型のアフリカン・シクリッドです。
実はこの池、中の様子がライブ中継されているんです!
画像①のようにカメラで看板を読み込むと「YouTube」の文字が表示されます。
これをタップすると画像②のように池の中をスマホを通して見ることができます。
運が良ければティラピアベビーたちの様子が見られるかも?
ぜひスマホで読み取ってみてくださいね!
そして、この池の右手奥には子供たちが楽しみにしていた「カワウソの渓流」があります。
ここにいるのはコツメカワウソの❝コロネ❞と❝カカオ❞。
いつまでも見ていられるかわいさです♡
運が良ければ水に潜る姿をガラス越しに見ることもできます。
(残念ながら、我が家がいるときには水に入ってくれませんでした…)
心ゆくまでカワウソを眺めたら、来た道を戻っていきましょう。
チョウザメ池もお忘れなく
本館入口近くの橋を渡る前に、チョウザメ池も見てくださいね。
世界三大珍味❝キャビア❞の親として有名ですが、その姿を知っている人は意外と少ないかも。
ウロコ(骨板)が蝶の羽のような形をしており、それが名前の由来になっています。
手前はただの池ですが、奥まで進むと側面がガラス張りになっていて、悠然と泳いでいるチョウザメの姿が見られます。
2m近い大物はカメラに収めきれません!
大きいものでは6mになるとか。
実はチョウザメも古代魚の仲間。
やはり大きな個体は迫力があります!!
海にも適応しますが、ここでは淡水で飼育。
水が濁っていますが、画像のようにガラス際を悠々と泳いでくれますよ。
同じ池に❝ベステル❞という魚もいますが、これはオオチョウザメとコチョウザメのハイブリッド(交配種)です。
乱獲からチョウザメを守るために生み出した品種で、自然界には存在しない生き物。
そう考えるとちょっと悲しいですね。
チョウザメの口は下向きで、底に沈んだエサを食べます。
前述のガラス付近に飼育員さんがエサを落としてくれるので、運がよければ食事の様子を見られますよ。
ショップは最後に
展示物を見終わったら、ぜひお土産屋さん「さい水ショップ」にも立ち寄ってください。
「お土産を買うつもりはないんだけど…」という方も、ぜひ中へ!
実はこのショップ、生体も売っているんです!
最後にショップに寄ることをおすすめした理由は、これなんですね!
我が家が行った日は人気の高級メダカが何種類も販売されていました。
それも熱帯魚ショップやホームセンターよりもお安く!
キラキラ光る美しいウロコを持ったメダカたち。
さいたま水族館の繁殖なので、お安く分けてもらえるんですね。
メダカと一緒に水槽レイアウトで使える水草も売っています。
お腹の膨らんだメスもいたので、繁殖も狙えますね!
生体コーナーはレジ横です。
水族館の展示の続きの感覚で、買わなくてもじっくり見ちゃおう!
…と、マニアックな話はさておき、普通にお土産も売っています。
定番のお菓子のほか、メモやペンなどの文房具類も充実。
画像のスクエアメモは420円、パタパタメモは330円でした。値段も手頃♪
子供の大好きなぬいぐるみもたくさん!
水族館らしくコツメカワウソやオオサンショウウオ、アカメアマガエルやフトアゴヒゲトカゲ、レオパなど、レアなものが目を惹きます♡
オリジナルグッズが欲しいという人もご安心を。
さいたま水族館のアイドル・コツメカワウソや、オリジナルキャラクター❝ムートくん❞、淡水魚のグッズ類が取り揃えられています。
おすすめは「缶バッジ」と、石の「ペーパーウェイト」。
オリジナル品は味のあるデザインばかり!
訪れるたびに新作が発売されているので、チェックしてくださいね!
ところで、水族館を出たあと、羽生水郷公園や近くのスポット(別項参照)に行く予定の場合もありますね。
大量のおみやげやメダカなどの生体を買ってしまうと困ったことに。
そんなときは、お土産を買う前に水族館をいったん出てしまいましょう!
水族館入場料のレシートを捨てずに持っていれば、当日に限り再入場できるんです。
帰途につく前に購入すれば安心・便利です。
※ 入場制限時は列に並ぶ必要があります。閉館時間に注意!
ランチはどこで?
さいたま水族館の中は食事は禁止。
庭でも食事は禁止です。
なので、食事をしたい場合は、以下の場所や方法がおすすめです。
手軽に行くならランチはキヤッセ羽生がおすすめ。
風のキレイな建物で、羽生名物のうどんが食べられるのが魅力です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
でも、子供連れなら芝生でお弁当を食べるのがおすすめ!
後述しますが、木陰も多く、お昼寝するにもぴったり。芝
生広場なら目の前で思いっきり遊ばせられます。
コバトン広場に陣取れば、アスレチックも楽しめますよ。
雨の日は屋根付きの休憩舎でお弁当を食べてもオッケーです。
また、車で来ているなら東北道 羽生パーキングエリアの飲食店を利用する方法もあります。
高速に乗る必要はないのでご安心を!
外部に車を停めておき、徒歩でパーキングエリアに入場できる仕組みになっています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
赤ちゃん・幼児と一緒でも安心!
さいたま水族館は管理人Uniのような魚マニア(?)だけでなく、子供も楽しめる水族館。
身近な生物を専門的に学べますが、サラッと見て回るだけでも楽しめます。
適度なコンパクトさに加え、水槽の位置が低いので、親が抱っこしなくても自力で見られますよ。
加えて外の庭も楽しめ、気分転換もできます。
本館への出入りは自由なので、疲れたら外でリラックス。
自販機もあるので、庭のベンチで一息入れてもOKです。
また、水族館がある羽生水郷公園(別項参照)には広い芝生と池があります。
飽きっぽい年齢の子供でもいろんな楽しみ方ができるので、一日フルに遊んじゃいましょう。
なお、水族館内にはキッズルームがあり、授乳室も用意されています(男性利用OK)。
ミルク用のお湯が必要な場合はスタッフに声をかけると、案内してもらえるとのこと。
離乳食用に電子レンジも借りられるそうですよ。
トイレは本館内と庭に多目的トイレがありますが、おむつ替えシートがあるのは本館内トイレ横と授乳室のみ。
注意しましょう。
ちなみに、水族館内は本館・外の展示エリア共にバリアフリー。
多少のスロープはありますが、ベビーカーも楽々です。
また貸出用のベビーカー・車いすも用意されています。
どちらも無料で、水族館だけでなく羽生水郷公園内も利用OK。
電車で来る人はベビーカーが荷物になるので、嬉しい心配りですね!
ちなみに館内にコインロッカーは見当たりませんでした。
周辺情報
さいたま水族館の周辺には立ち寄りスポットがいくつもあります。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
羽生水郷公園
さいたま水族館のある「羽生水郷公園」は、東京ドーム12個分という広さの公園です。
芝生・池・沼などがあり、野鳥の観察会も行われるほどの自然があふれています。
運が良ければカワセミにも会えますよ。
園内にはムジナモの国内唯一の生息地❝宝蔵寺沼❞もあり(立入禁止)、展望デッキから見学できます。
そのほか、❝自然と親しむ❞がモットーの公園らしく、ボートやカヌー、レンタサイクルやアスレチック設備もあり。
芝生に寝転んだり、バドミントンしたりなど、自由に遊ぶのも楽しいですね。
我が家ではフライングディスクが定番!
今回はお天気が良かったので、木陰でピクニックしました。
この場所は駐車場とさいたま水族館の間にあるので、車から荷物を運ぶのも楽です。
ゴールデンウィーク中で賑わっていましたが、芝生エリアは広いので、この解放感!
アスレチック(コバトン広場)やバーベキュー場は水族館とは反対側にあります。
車の人は、最寄りの南側駐車場へ車ごと移動するのがおすすめ。
ちなみに、トイレにはベビーケアルームが付属しているので、授乳・おむつ替えなどにも困りませんよ。
(バーベキューエリアを除く)
キヤッセ羽生
羽生水郷公園の北側駐車場と県道を挟んだ向かい側に「キヤッセ羽生」という農林公園があります。
…といっても感覚的には設備の整った道の駅というイメージ。
キヤッセ羽生には、
- 四季の丘
- 食事処「むじな庵」
- 物産館「むじなも市場」
などがあり、我が家が行った日はパンやかき氷のほか、ローカルフード❝いがまんじゅう❞、農産物も販売されていました。
※ 地ビール工房の「こぶし花ビール」は販売終了となりました。
子供用のミニ遊具もあるので、遊ばせてもいいですね。
ちなみに「むじなも市場」でも高級メダカや金魚が格安で売られています!
春なら高級メダカの卵やアカハライモリ(ペア)などもいますよ(いずれも酸素入りビニールパックで販売)。
メダカの卵なら帰宅に時間がかかっても安心!
子供と一緒に卵から出てくるところを観察してみてはいかが?
夏場・冬場は水温が急激に変化しないよう、保温用にクーラーボックスを持って行くと万全ですよ。
※ 埼玉北部夏は異常に暑く、冬は想像以上に寒いです…。
鬼平江戸処(羽生PA)
東北自動車道 上りには、高速道路の外から徒歩で入れる羽生パーキングエリアがあります。
ここは時代劇で有名な『鬼平犯科帳』をイメージしたテーマパークのような外観になっているんです。
江戸時代にタイムスリップした気分になりますが、中身はしっかりパーキングエリア!
フードや給水機・休憩所・トイレなども充実させつつ、江戸情緒を感じさせる構成になっています。
『鬼平犯科帳』にちなんだメニューも多く、物産品・ご当地グッズなどお土産選びにもぴったりですよ。
鬼平江戸処の詳細はこちらの記事で紹介しています。
イオンモール羽生
専門店200、映画館、家電量販店、アミューズメント施設などを兼ね備えた大型ショッピングモールです。
子供に人気の『ディズニーストア』や『スヌーピータウンショップ』『キディランド』のほか、旬のレディースブランドや『スポーツオーソリティ』もあるので、親子で満足できるテナントが揃っています。
フードコートやレストラン街もあり、ひと休みするのにもぴったり。
さいたま水族館から南西へ約9km。
順調なら車で17分ほどなので、ショッピングと食事をしてから帰るのもおすすめです。
駐車場は5,000台収容できる広さですが、セール期間中は混雑するので時間帯を選んでくださいね。
電車でお越しの場合、さいたま水族館から羽生駅まで戻れば、西口から20~30分おきにバスが運行されています(大人片道200円)。
ところで、記事内の画像問題の答えは…スッポンでした!