【国内線・リスト付き】手荷物ルールが厳格化!機内持ち込み&預け入れ手荷物の検査をスムーズに通過するための徹底チェック

飛行機に乗るときの悩みといえば「これ、持っていけるんだっけ?」というもの。
スマホやパソコンなどの電子機器や充電式電化製品が増え、世界で頻発するテロ対策などによりセキュリティが強化され、ルールは改正され続けています。

また、社会人や子育て期・高齢者など、自身や同行者のライフステージが変わったために、今まで持ち歩かなかったたものが必要になって疑問に思うこともあるでしょう。

そこで、ここでは飛行機の手荷物ルールをわかりやすく紹介!
何をどこにしまえばいいのか、よく使うものを中心に徹底的に分類していきます。
手荷物のサイズも案内しているので、荷造りの参考にしてくださいね!

国土交通省のガイドに従い、執筆時点での情報にて記載しておりますが、航空会社により若干差があります。
飛行機での輸送の可否は最終的に航空会社の判断となるため、詳細は各航空会社のHPや窓口などにお問い合わせください。

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飛行機に持っていけないもの

まずは飛行機に乗る予定があるときに持っていけないものを確認しましょう。
日常的に使っているものの中にも飛行機に持ち込めないものがたくさんあります。

ここで挙げる物は「預け入れ荷物」としても「機内持ち込み荷物」としても持っていけません。

このような荷物には、発火性の高いもの、火薬を含んだもの、毒性があるもの、機体を損傷する可能性がある薬品等が該当します。
大きな事故に繋がる恐れがあるため、厳重にチェックされるので、うっかり荷物に入れないように、注意してくださいね。

【飛行機に持っていけない(載せられない)もの】

  • 電池が取り外せない発熱する家電(コード式は持ち込み可)
    ドライヤー、ヘアアイロン、コテ、ホットカーラーなど
  • オイルタンク式ライター、ターボライター
    (使い捨てライターは可。別項参照)
  • 花火、クラッカー、ガスボンベなど可燃性があるもの
  • アルコール度数70%以上の酒類
  • 漂白剤・カビ取り剤・空間除菌剤
  • スプレー缶・ボンベ類:防水スプレー、酸素ボンベ、殺虫剤など
    (化粧品用途のものを除く)
  • 瞬間冷却材(使用前・後ともにNG)
  • ペンキ

これらのうち、判断に悩むのが「スプレー缶」や「アルコール類」。
原則的にはNGなのですが、化粧品用途のもの…つまり、ヘアスプレーや保湿用ミストなどはガスが封入されたスプレー缶でも飛行機に載せられます。

同様に除菌用のアルコールや度数の低い酒類はOK(別項参照)。
また、医療用のボンベ類もOKです。
医療器具の持ち込みについてはこちらの記事もご覧くださいね!

一方、漂白剤やカビ取り剤などは機体を腐食する薬品が含まれているため、一切持ち込めません。
空間除菌剤なども不可です。

叩くと急激に冷える❝瞬間冷却材❞は夏場に便利なものですが、爆発や可燃の危険性がある酸化性物質に分類されるため、使用前後に関わらず持ち込めません。
必要な場合は現地で調達しましょう。

なお、これらの物品を空港に持って行ってしまった場合の対応については別項でご案内しています。
併せてご覧ください。

機内持ち込み?預け入れ荷物?

飛行機の安全上、飛行機で輸送できる物には厳格なルールがあります。

私たちが飛行機に載せたい荷物は、

  • 機内持ち込み手荷物(座席の上に収納できるもの)
    身の回り品(貴重品などを入れたハンドバッグなど:座席の下に収納できるもの)
  • 預け入れ荷物(=受託手荷物:スーツケースなど貨物室に預けるもの)

に分けられます。
後者の預け入れ荷物は、チェックイン完了後に手荷物カウンターや自動手荷物預け機で航空会社に預けます。

チェックインをオンラインで済ませておくと、空港到着後すぐに手荷物を預けられるので手間が省けますよ。
詳しくはこちらの記事🔗を参考にどうぞ。

預け入れ荷物はスーツケースなど大きなものが中心なので、早めに預けて身軽になりたいですが、ちょっと待って!

万が一、荷物に規制品が紛れていたら、没収されてしまいます(別項参照)。
スーツケースを預ける前に、両方の荷物に詰めたものを頭の中で思い出してみるのがおすすめ!
入れ間違いがないようにしてくださいね。

ただし、何がOKで何がNGなのか、どのように持ち込めば良いのかなど、判断に悩むものもたくさんあります。
以下を参考に怪しいものはしっかりチェックして、正しい持ち込み方をしてくださいね。

預けられるけれど客席に持ち込めないもの

使い方によっては凶器となり得る可能性があるものは、貨物室に預け入れることで輸送できます。
スーツケースなどにしまっておけば運んでもらえますよ。

もし手荷物の中に入れていると保安検査場で破棄(没収)や宅配便を手配することになってしまうので、スーツケースなどを預け入れる前にハンドバッグや持ち込み荷物の中をよーく確認してくださいね。

【 ❝預け入れ可能・機内持ち込み禁止❞の品物 】

  • 包丁、ハサミ、カッターなどの刃物
  • ピンセット、料理用のピーラー、缶切り、ペットボトルオープナー
  • ハンマー、ドライバーなどの工具、棒状のヤスリ
  • BBガン、弓矢、パチンコ、ヌンチャクなどの武具や護身具、おもちゃの拳銃など
  • 大型のスポーツ用具(サイズに注意)
    ゴルフバッグ、スキー板・スノーボード
  • スポーツ用具のうち棒状のもの・刃のあるもの
    釣り竿、竹刀・木刀、ブーメラン、バトン、アイススケート靴、バット・ラケット・スティックなど
  • 電動車いす
    国土交通省 電動車いす 検索
  • 水銀医療用体温計(ケースに入れたもの。個人用に限る)
  • 杖、義手、義足(60㎝以上のもの)
    ただし、本人が使っている物は機内持ち込み可
  • 座席の上部に入らない長さのもの
    掛け軸・タペストリー(65㎝を超える物。軸がプラスチックのものは持ち込み可)
    ポスターなどのケース(70㎝を超える物。紙・プラスチック製は持ち込み可)

実際に凶器となり得るナイフなどの刃物はもちろん、本物と見間違う可能性のあるモデルガンや子供用のピストルも機内への持ち込みはできません。

まゆ毛用の小さいハサミや、幼児用の安全バサミは持ち込める航空会社もありますが、形状や独自のルールにより没収されることもあります。
ペーパーナイフや料理用のフードカッターも同様です。

そのため、いわゆる❝刃❞が付いたものは大きさや用途によらず、機内に持ち込めないと認識しておく方が安全です。
たとえプラスチック製だとしても形状が凶器と同じなら、預け入れ荷物に入れて運びましょう。

また、長いものは振り回すと凶器になるため、基本的には持ち込めず、預け入れ荷物の扱いになります。

ただし、材質などによって安全と判断されたものは持ち込めるので、問い合わせるのがおすすめです。
持ち込めないと言われたら、スーツケースに入れて預けましょう。

なお、電動車いすは本体にバッテリーが組み込まれていても預け入れできます。
ただし、対応可能なサイズは航空会社により異なるので、事前に問い合わせておきましょう。
こちらの記事【医療用具・医療機器編】も参考にしてください。

客席に持ち込めるけれど預けられないもの

機内の自分の席に持ち込めるのは、基本的に人に危害を与える危険性がないものです。
また、発火の危険性などがあるため目の届くところに置いた方が良いものも含まれます。

意外なものもあるので、ぜひチェックしてください。

【 ❝機内持ち込み可・預け入れ禁止❞の品物 】

  • モバイルバッテリー
  • リチウムイオン電池(予備として)
  • リチウム金属電池(予備として)
  • 電子タバコ
  • ワイヤレスイヤホン
  • ハンディファン
  • ライター1個(身に着けて。ガス式は不可)

もはや必需品ともいえる充電器
ときどきニュースにもなるように、衝撃や高温などの条件下で発火する可能性があります。
このため、自分や乗務員が異変に気付けるように、機内持ち込みのみ認められています。

ただし160Wh以下のバッテリーのみが持ち込みOKとなっているので、大型のものはダメ。
通常の充電品はほとんど160Wh以下ですが、念のため充電池の規格をチェックしておきましょう。

さらに、小さくても充電池を含み、電源をオフにできないワイヤレスイヤホンなどは、上記と同様の理由により機内に持ち込んで手元で管理する必要があります。
日常使いしている物の中に多いので、ついつい預け入れ荷物に入れないよう気を付けてくださいね。

また、少量でも燃料を含むライターは充電池と同じ理由で預けられません。
1人1個までなら身に着けて座席に持ち込めるので、飛行機に乗る直前までタバコを吸いたい人もご安心を。
2個以上は破棄することになるので注意してください。

ただし、持ち込めるライターとは、いわゆる100円ライターのような使い捨てタイプのものが中心。
同じ喫煙用ライターでも、
・ガス式のライター(青い炎が出る物や火力の強いターボライター・ジェットライターなど)
・オイルタンク式ライター(有名なZIPPOタイプのライター)
・葉巻用ライター
などは持ち込みNGです。注意してくださいね。

また、持ち込み可能だからといって、すべてを機内で使用できるわけではありません。

コンセント式のヘアアイロンの使用や機内での充電も不可です。
タバコも吸えません。
基本的には手荷物バッグの中にしまっておくようにしましょう。

これらのほか、

  • 貴重品
  • 壊れ物

は手荷物として自己管理するのが鉄則です。
離着陸時など、貴重品は前の座席の下に入れ、安全に管理しましょう。

なお、機内持ち込み手荷物は保安検査場でチェックを受けるので、上手な受け方はこちらの記事🔗をご覧ください!

また、特殊な持ち物として以下も持ち込みが可能です。
一部制限があるので、注意してくださいね。

  • 植物(苗・切り花・花束)
    後述する手荷物サイズに収まれば持ち込み可能。
    土や葉が落ちないようにビニール袋で覆うこと。
    ただし、沖縄県や南西諸島・小笠原諸島などからサツマイモ・ヨウサイ(空心菜)および一部の柑橘類の持ち込みには制限あり。
    (柑橘の果実はOK。苗木などは植物防疫の消毒を受ければOKだが、時間がかかるので注意)
  • ぬいぐるみ
    搭乗券を持っている子供なら、手荷物として1つ持ち込みOK。
    手荷物バッグや身の回り品の中にしまえれば、別カウントする必要はなし。
    ただし、離着陸時は共有収納棚か座席の下に収納することになるのでサイズに注意。
    (抱きかかえての離着陸は安全上不可。収納できない場合は別料金を支払って持ち込むか、袋に入れて預け入れ荷物にする。)
  • 遺骨
    倒れないように箱に収め、風呂敷などで覆って持ち込む。
    埋葬証明書、火葬証明書、埋葬許可証、火葬許可証のいずれかを携帯しておくと良い。

意外にもどちらもOKのもの

機内に持ち込むことも、貨物室に預け入れることもできる品物の中には意外なものもあります。
一見NGそうですが、持っていけますよ。

【 機内持ち込み・預け入れ どちらも可能 】

  • 食べ物・果物・お菓子類
    生ものは水漏れしないようにしっかり梱包し、機内持ち込みの場合は座席下に収納。
    ビンなどの割れ物は機内持ち込みにする。
    航空会社によっては冷凍品は保冷剤とともにクーラーボックスなどに密封し、受託手荷物の扱いになる場合あり。ドライアイスは申請が必要。
    ヨーグルトやゼリー、味噌や漬物などの食品は持ち込みOK。
    お弁当もOK(一部LCCを除く)だが、加熱式(温められるタイプ)はNG。
    沖縄などからのサツマイモ類・ヨウサイ(空心菜)は持ち込み禁止(植物防疫のため)。
  • 飲料
    飲み物は液体に分類されるが、国内線の場合、アルコールでなければ規制なし。
    ペットボトル、水筒、缶、ビン、赤ちゃん用のストロー付きコップなどでも持ち込める。
    ペットボトルは未開封の方が保安検査をスムーズに通過できる。
  • 電源をオフにできる電化製品(熱源となる電化製品は除く)
    パソコン、タブレット(iPad含む)、スマートウォッチ、ゲーム機(switchなど)、電動歯ブラシなど。
    預け入れにする場合は必ず電源を切ること。
  • T字型カミソリ、爪切り
    甘皮切り用のナイフが付いている物は不可
  • 電動シェーバー(電気シェーバー)
    髭剃り用途のもの。充電式は機内持ち込みにした方が無難。
  • 安全ピン、編み棒

  • 本人が使用するもので、先端が鋭利でなければ持ち込み可
    折りたたみ傘も同様。
  • マニキュア、除光液、ヘアスプレー(例:ケープ)、日焼け止めスプレー
    可燃性物質を含むが、少量であり、化粧品に分類されるため。
  • コード式または電池を取り外せるヘアアイロン、ヘアドライヤー
    電池が取り外せないものは機内・預け入れともに不可
  • 化粧品・医薬品(放射性のものは不可)
    1容器あたり 0.5kgまたは0.5リットル以下で、一人あたり合計2kgまたは2リットルまで
    (ハンドクリーム、ヘアオイル、ワックス、香水、シェービングジェル、化粧水、乳液、日焼け止め、虫除け、歯磨き粉などの液体・ジェル状のもの)
  • アルコール度数が70%を超えない酒類
    1人あたり5リットルまで。
    缶・瓶OK。
    なお、ビール・ワイン・日本酒などアルコール度数24%以下は持ち込み量の制限なし(重さに注意)。
  • 除菌用アルコールスプレーやジェル、ウェットティッシュ
    1容器あたり500mlまたは500gまで。
    1人あたり2Lまたは2kgまで。
  • 薬・サプリメント
    国内線は制限なし。
  • 自己用注射針(エピペン、インスリン、インターフェロン、アドレナリンなど医師から処方されたもの)
    保安検査場で申し出ればOK。

パソコンなどの電子機器や歯ブラシなどにも充電池はついていますが、内臓されており、電源をOFFにすることを条件に「預け入れ」ることができます。
「機内持ち込み」なら電源をONにして使用してもOKですが、機長の指示に従って利用してくださいね。

安全ピンや編み棒など、細長いものでも持ち込みできるものがあります。
ただし、編み棒の先端が凶器になると判断された場合は持ち込めないので、木製やプラスチック製の丸みを帯びたものにすると良いでしょう。

また、消毒用アルコールの中には度数が70を超えるものもありますが、上記の量以内であれば持ち込み可能です。

持ち込めないものを持っていたらどうなる?

まずお伝えしたいのは、「載せられないものは載せられない」ということ。
どんなにちょっとの量や物でも、特別な事例(医師の許可など)を除き、認められないものはダメです。

ただ、気を付けていても「うっかり持ってきてしまった」という事態もあり得ますね。
このような場合はどうすれば良いのでしょうか?

基本的には、「その場で破棄・放棄する」または「別の手段で目的地に発送する」の2択です。

    前者の「破棄」「放棄」は航空会社や空港で使われる表現ですが、端的に言えば「空港に捨てていく」ことです。
    例えば、容量オーバーのドリンクボトルや小さなハサミ程度なら、捨てても抵抗ないかもしれません。

    しかし、大切にしているZIPPOや、充電池を取り外せない高価なヘアアイロンなどは捨てたくないですよね。
    ちなみに、空港で破棄したものを後で取り戻すことはできません。

    このように、その場で放棄したくないものは後者の手段…すなわち着日指定などをして空港から自宅や目的地に宅配便などで送るしかありません。

    ただし、オイルライターのように品物によっては陸送のみで配送されるものもあります。
    航空会社で拒否された物は、宅配業者でも航空輸送できないわけです。
    このため、宅配便を利用する場合は内容物を明記して、配達可能かどうか確認することが必要です。

    そして大きなトラブルに直結しがちなのが、こういった手荷物検査での時間のロス
    何度も荷物を出し入れしたり、持ち込めない手荷物の配送手配をしたりなど、必要以上に時間がかかってしまいます。

    保安検査を通過できず、飛行機に間に合わなかった…ということがないように、航空会社の手荷物ルールをしっかり理解しておきましょう。

    そして、機内持ち込みと預け入れのどちらなら問題ないのか、飛行機に載せられないものを入れていないか、荷造り時にはチェックを十分に行いましょう。

    なお、飛行機に載せる荷物は必ずX線を使って検査するので、荷物に紛れていても検出されてしまいます。
    「見つからない」などとは決して考えず、絶対に持っていかないようにしましょう。

    もちろん、罰則もあります
    2022年から搭乗前の保安検査が義務化され、受検せずに保安検査場より先に進むと航空法違反で「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。

    さらに、機内持込制限品を航空機内に持ち込むと「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が適用される場合も。
    国土交通省 公式サイトより
    気を付けましょう!!

    でも、たまに「これはどっち??」と判断に悩むものもあります。

    例えば、登山用の杖。
    分割すれば60㎝以下にできるので、長さは問題ありません。
    でも、トレッキングポールのように先端が尖っているものもあり、「先端の尖ったもの」は機内持ち込み禁止とされています。

    では、これらは持ち込めないのか…というと「微妙」としか言えないのが現状。
    …というのも、判断は現場の保安検査職員が行うからです。
    これは日本だけでなく、海外でも同様(例:アメリカ合衆国政府公式サイト)。

    石突きのついたトレッキングポールでも60㎝以下なら持ち込める例が多いです。
    国内線・国際線での持ち込み制限の実態に基づき、国土交通省では❝先端の尖ったもの❞を❝先端に尖った金属(キリ状)が取り付けられたもの❞と表現しているので、ポールの先端程度なら❝鋭利❞とは判断しないということになるのでしょう。
    ※ 参考:国土交通省

    でも、ダメなら空港で没収に…。
    心配な方は分割してスーツケースなどに入れ、預け入れ手荷物として貨物室に預けるのがおすすめです。
    折れないようにしっかり梱包しましょう。

    手荷物の個数とサイズ

    最後になりますが、飛行機に載せる荷物の大きさや個数について復習しておきましょう。

    飛行機では客室・貨物室ごとに載せられる荷物の個数やサイズに制限があります。
    次の各項のように規定が異なるので、注意しましょう。

    なお、ここでは一般的な荷物(スーツケースやボストンバッグなど)について説明しています。
    ゴルフバッグやスキー板のように形状が異なるものは積載ルールが異なるので、前述の項をご覧くださいね。

    機内持ち込み手荷物

    搭乗する時、飛行機の客室(座席)まで自分で持っていく荷物のことを指します。
    これらの荷物は保安検査場でX線などの手荷物検査が必須です。

    持ち込み個数としては、次の2種類を各1点までOKですよ。

    • 身の回り品(手回り品):1つまで
      財布や化粧品、スマホなどを入れたハンドバッグやショルダーバッグ類、またはショッピングバッグのこと。
      前の座席の下に収納する。
    • 手荷物:1つまで
      キャリーバッグやボストンバッグなどの荷物のこと。
      座席の上の「共有収納棚」へ入れる。
      【100席以上の飛行機】
      3辺の内訳(幅×高さ×奥行):55cm以内×40cm以内×25cm以内
      【100席未満の飛行機】
      3辺の内訳(幅×高さ×奥行):45cm以内×35cm以内×20cm以内

    この「手回り品」と「手荷物」は国内線共通のルールとなっており、2つの合計10㎏以内まで機内に持ち込めます。

    手回り品として、リュックサックやトートバッグを利用するのもOKです。
    これらは大きさによって手荷物に分類されることもありますが、とにかく座席の下と共有収納棚に1つずつなら持ち込めるので、航空会社でもバッグの形状に決まりはないみたいです。

    例えば、キャリーケースは上の棚に、リュックサックやトートバッグは座席の下に…というのもサイズが合えば問題ありません。

    ただし!
    飛行機が揺れたり荷物を倒したりした場合を考えると、トートバッグは口を留められるものがおすすめです。
    中身をばらまいて、他のお客の迷惑にならないようにしましょう。

    なお、手荷物の方は共有収納棚の構造上、サイズが飛行機の大きさによって決まっています。
    自分の乗る飛行機の大きさは航空会社の公式サイトで調べられるので、気になる方はチェックしておきましょう。

    また、空港でお土産を買うと紙袋などのショッピングバッグが増えてしまうこともありますね。
    このようなお土産袋を手荷物として持ち込む場合は、

    ・上記の手荷物バッグの中にお土産をしまう。
    ・お土産袋の中に手回り品を入れる。

    などすれば❝1個❞に含まれるので大丈夫(経験上ですが)。
    大きすぎないショッピングバッグなら、そのまま通してくれることも珍しくありません。
    ただし、酒類は重いので、液体の容量だけでなく重量オーバーにならないように気を付けてくださいね。

    預け入れ荷物(受託手荷物)

    スーツケースや大きなボストンバッグなど、飛行機の貨物室に預ける荷物のことです。
    座席に持ち込めるサイズを超える荷物が中心となります。

    航空会社に預けるタイミングは、チェックイン後・保安検査前。
    そのため、機内持ち込み荷物の中に預けなければいけないものがあっても後の祭りです。
    よく確認しておきましょう。

    なお、無料で預けられる重さ・大きさは、 航空会社・座席クラス・飛行機のサイズなどにより異なります。
    いくつまで無料か、有料ならどのくらいOKか、などは自分の乗る便をよく確認しておきましょう。

    スーツケースを購入する場合は、海外の航空会社を利用することも想定して、 3辺の合計が157㎝までのものを選んでおくのがおすすめ!
    ほとんどの航空会社のエコノミークラス利用時に、無料で預かってもらえるサイズです。

    扱いやすさや素材も考えて、スーツケース選びは慎重に!
    こちらの記事🔗も参考にしてくださいね。

    なお、自動手荷物預け機を利用して、空港での手続きをサクッとスムーズに終わらせたい方はこちらも参考🔗にしてください!
    (預け機によって扱える荷物の大きさに違いがあります。)

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