この絶景が見たかった!!海の中の鳥居・大洗磯前神社へ行ってみた

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大洗のアクアワールドへ行くことにした Uni一家。
近くに観光できるところはないかな~と検索して見つけたのが、この大洗磯前神社でした。

でも行ってみたら、美しい光景がいくつも待っていたのです。

「ちょっと寄ってみよう」じゃもったいない!!
しっかり時間を取ってお参りして頂きたいので、単独の記事にしてご紹介することにしました!

大洗方面へ旅行予定の人は、大洗磯前神社へぜひ行ってみてください♪

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大洗磯前神社とは

太平洋の磯に凛々しく建つ鳥居が有名な大洗磯前神社。
読み方は「おおあらい いそさきじんじゃ」です。

近くのひたちなか市に似た名前の「酒列磯前神社(さかつら いそさきじんじゃ)」がありますが、こちらは大洗磯前神社の兄弟神社にあたります。

歴史書によれば856年の創建とされ、大洗磯前神社には大己貴命(おおなむちのみこと)または大名持命(おおなもちのみこと)と、行動を共にしていたとされる少彦名命(すくなひこなのみこと)が祭られています。

『古事記』では大己貴命は❝大国主命(おおくにぬしのみこと)❞や❝大黒様❞という名で登場し、因幡の白兎のエピソードで有名な神様です。

西暦856年と言えば平安時代。
東日本大震災のとき、過去の大地震として紹介された三陸沖の貞観地震が起きたのもこの時代。

菅原道真が太宰府に流される50年ほど前ですから、歴史ある神社なんですね。

御祭神とご利益

『因幡の白兎』の神話では、ワニ(サメ)をだました仕返しをされケガを負った白兎に、大黒様(大己貴命)が真水で体を洗ってからガマの穂綿にくるまって傷を癒すようにと教えます。

このことからも分かるように、御祭神「大己貴命」は慈悲深く福徳を授ける神様、「少彦名命」は医療祖神と言われ、どちらも医療にまつわる神様です。

また、すでに平安時代に「大洗磯前薬師菩薩明神」の称号も賜っています。
神社なのに仏教の薬師菩薩の称号もあるなんて、よほどのご利益があったのでしょうね。

この時代は飢饉や疫病が重なっていますから、人々の信仰を集めた神社だったのでしょう。

境内には御神水(ごしんすい)があり、今も地下水が湧き出しています。
龍の口から湧き出しているので、すぐわかりますよ。

ご利益を求めて飲用も可能とのことですが、地下水なので煮沸してくださいとのことでした(公式HPより)。

御朱印

大洗磯前神社の御朱印は、昔ながらの一種類。

昨今の御朱印ブームではコレクション性やファッション性重視のものも見かけますが、大洗磯前神社では伝統に忠実に、唯一無二の御朱印を御朱印帳に直接書いてくださいます。

御朱印帳を必ず持っていきましょうね!

因幡の白兎と神磯の鳥居があしらわれた印がチャームポイント?!(写真参照)

おまけにUni一家が御朱印を頂戴したときは、神磯の鳥居と日の出のミニクリアファイルも頂けました。
自分じゃ撮れない、なんと神々しい景色…とても嬉しかったです!

御朱印は社務所で受け付けています。初穂料は500円。
朝の8:30から16:30までが御朱印の受付時間です。

申し込んでから書いて頂くので、先客はほとんどいませんでしたが5分ほど待つように言われました。

大洗磯前神社公式サイトではお参りや御朱印を頂く際のマナーも呼びかけるなど、神前での心がまえを教えて下さるのも有難いです。

一読してから参拝するのがおすすめですよ。

拝殿

さて、ここからは大洗磯前神社の中をご案内していきましょう。
まずは拝殿。

Uni家族が参拝したのは3月中旬。
拝殿には干支の絵馬が飾られていました。

ここで注目して頂きたいのは、右手に鎮座する3匹のカエルの石像(下記画像参照)。
「無事にかえる」「物がかえってくる」「欲しいものがかえる」…などのご利益があるかも…とのことです。

それぞれ異なる表情で、愛嬌がありかわいいですね。

拝殿前には広いスペースがあり、御朱印やお守りなどを扱う社務所は拝殿の右手前にあります。

本殿・拝殿・随神門は水戸黄門として知られる水戸藩二代藩主・徳川光圀公により造営が始められ、1730年に竣工したもの。

本殿は歴史を感じさせるかやぶき屋根です。
維持が大変だろうな…

白くて巨大な2基の鳥居

やっぱり拝みたい神秘の❝神磯の鳥居❞!
ここでは神磯の鳥居への行き方を案内しながら、大洗磯前神社のもう一つの見どころをご紹介しましょう。

それが白くて大きな一対の鳥居
神磯の鳥居は有名ですが、この鳥居も美しく見事なんです!!
鳥居の向こうに広がる海も格別。

逆光で白さがわかりにくいですね

この白い鳥居、駐車場に車を停めた場合は、拝殿方向へ進むと左手に見えてきます。

拝殿のある高台から鳥居を見ると、朝は逆光のため影になって白さが分かりにくいのですが、階段を降りて振り返ると、この通り↓

下から見上げると美しい!

真っ青な空を背景にすると、白さがより際立ちます。

階段の上には鳥居建設の碑があり、その足元には参拝客が積み上げた石が多数あります。
見ると積みたくなっちゃいますよね。

さて、前述のように、この白い鳥居は階段の上と下に1基ずつあり、対になっています。
下側にあるのが「二の鳥居」。こちらです↓

鳥居の奥に鳥居が見えますね!
このように階段は結構長い(90段くらい?)ので、降りるときは気を付けてくださいね(手すりあります)。

海の中に立つ❝神磯の鳥居❞と日の出

神磯の鳥居へ行くには、鳥居をくぐって階段を降り、海岸通りの横断歩道を渡って海岸線に出ましょう。
目の前なので、迷うことはありません。

横断歩道前の路地を海の見える方に進み、海岸線に出ると左手に神磯の鳥居がみえますよ。

神磯の鳥居を検索すると見つかる写真は岩場と鳥居のアップが多いですが、波打ち際からの距離はこんな感じ↓

ご祭神が降り立った地に建てられたと言われる鳥居。
鳥居を含めた周辺の岩場は禁足地なので入れません

ときどき大きな波がやってきて鳥居にかかります。
その瞬間を写真に収めるのは難しく…みなさん、がんばってください!

また、初日の出と神磯の鳥居を一緒に写真に収められるとあって、元日を含め年始はメチャクチャ混雑します。
神社の駐車場はもちろん、大洗サンビーチ海水浴場の方も満車になるので覚悟して行きましょう!

さて、もう少し進むと道路側の高いところに見晴らし台?展望台?もあります。

目の前に神磯の鳥居が見えるスポット

正面に神磯の鳥居が見られる絶景スポット!
…ですが、海岸線に降り立って写真を撮る人の方が多かったですw

海岸線は堤防になっているので、歩きやすいです。
岩場に降りることはできないので、防波堤の上から拝んでくださいね。

小さい子は堤防に視界を遮られてしまうので、抱っこしてあげるか、この見晴らし台へ行くのがおすすめです。

境内を散策

拝殿、神磯の鳥居、一対の白い鳥居…など見どころの多い大洗磯前神社。
ここではその他のスポット・情報をまとめてご案内していきます。

ちなみに境内マップはこちら↓

まずは隋神門近くにある、真っ赤な目立つ箱
階段上の白い鳥居からもすぐの所にあります。

実はこれ、大洗磯前神社のインフォメーションなんです。
…と言っても左側半分以上は企業広告のようなもので、インフォは右側のみ。

この部分はタッチパネルになっていて、境内マップや参拝方法、授与品(お札やお守りなど)や祈祷など、大洗磯前神社に関する情報が盛り込まれています。

イラストと英語でも説明されているので、小さい子供や外国人の観光客にも分かりやすく、親切ですね。

公式ホームページを見ても感じましたが、大洗磯前神社は格式と伝統を重んじながらも、ITを取り入れるなど時代の変化にも対応している神社だと思います。

大洗磯前神社は思いのほか広いので、ぜひインフォメーションパネルを活用して見どころをチェックしてくださいね。

また、順番が前後して申し訳ないのですが、参拝前に欠かせない手と口を清める「手水舎」はこちら↓

本殿までは少し距離があるので、清めた手と口を汚さないように向かいましょう。

拝殿の入り口には立派な隋神門が構えていますよ。
ここをくぐれば正面が拝殿、右手がお札やお守り・御朱印の授与所です。

さて、次にご紹介するのは『君が代』の歌碑
手水舎の脇にあるので、ぜひご覧ください。

茨城県で産出される筑波石に刻まれた『君が代』の文字は、御鎮座1150年を記念して世界的で活躍する書家・柏木白光氏の手によるものだそう。

また、境内には軽巡洋艦「那珂」の乗組員を慰霊する忠魂碑があります。

アクアワールド大洗水族館の横を流れる那珂川の名がつけられたこの船は、船内に大洗磯前神社を祀っていたそう。

第二次世界大戦中の1944年、救援のために向かったトラック諸島(日本の南南東約3300km)で沈没したとのことです。

海に面した神社だけあって、軍艦の慰霊碑のほか「大洗海洋博物館」もありますよ。

アクセス・駐車場

東京方面から向かう場合は、水戸大洗インターチェンジから15分ほど。
カーナビを使っていれば迷うことはありません。

駐車場は境内に近くにもあり無料。歩きたくない人にはおすすめです。
車のお祓い用の駐車スペースと間違えないように気を付けてくださいね。

ただ、混雑する時間帯やシーズンは敢えて少し離れた駐車場を利用するのも良いでしょう。

大洗磯前神社へ向かう海岸線の道路にはいくつか無料の駐車場が設けられています。
ドライブインや自販機が置いてある所もありますよ。

何時でも停められるところも多いので、早朝の日の出が見たい人、神社の営業時間(?)前に到着した人も利用可能です。

いずれも見晴らしが良く神社までのルートも風情があるので、歩いて行くのも楽しいですよ。
かくいうUni家族も海岸線の無料駐車場から歩いて行きました。

画像の道路の手前側にも駐車場があり、Uni はそちらに車を停めましたが、他にも海岸線には何か所か駐車場があります。オーシャンビューで気分も上がる~⤴

ここから松林の丘を上がっていくと、徒歩8分ほどで大洗磯前神社です。
途中には「磯節発祥の地」の石碑があり、インターホンのようなボタンを押すと曲が流れます♪

神社近くの駐車場へ行くにはもう少し道路を走り、石の鳥居をくぐって奥へと進みましょう。
鳥居の足元には駐車場の混雑状況を知らせる看板もありますよ(画像参照)。

大洗磯前神社の公式ホームページでは駐車場へのルートも詳しく紹介されているので、事前に確認することをおすすめします。

おすすめの近隣スポット・ホテル

冒頭の通りUni が大洗磯前神社を訪れたのは、「茨城県アクアワールド大洗水族館」へ行く予定があったから。

そこで周辺の観光スポットを調べたら、結構あるある…!
しかも近隣に集中してる!

その中から家族で巡るのに良さそうな観光スポットと、食べ盛りの娘たちが満足できそうなランチグルメスポットを選びました。

生き物好きなUni家族はアクアワールドだけで一日かかるのは確実。
そのため一泊して、他の観光地と2日に分けてゆっくりと巡ることにしました。

大洗・ひたちなか観光とグルメのレポートはこちらをどうぞ↓

また、アクアワールドをじっくり楽しんだレポートはこちらをどうぞ↓

大洗周辺は首都圏からのドライブ旅行なら日帰りも可能なエリアですが、一泊することでゆったり過ごせたのも今回の旅のメリット。

「泊まるなら温泉がいい!」という理由で選んだホテルは「大洗パークホテル」です。
大洗磯前神社へも歩いて行ける距離♪

ホテルステイも楽しめたので、宿泊レポートもまとめました。
詳しくはこちらをどうぞ↓

皆さんも大洗観光を満喫してください!
参考になれば嬉しいです♪