【2023年発売決定】青春18きっぷはこんなに安い!お得な使い方から乗り換えまで徹底解説!家族旅行にも!

格安旅行の筆頭アイテムともいえる❝青春18きっぷ❞。
実は年齢に関係なく、1人でも複数人でも利用できるって知ってますか?
でも、特殊な切符だけに使い方や目的地・ルートの決め方がわからないなど、疑問も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは想像以上にお得でフレキシブルな使い方ができる❝青春18きっぷ❞の利用方法や魅力を、主婦目線でお伝えします。
一人旅にも女子旅にも、そして家族旅行にも使えちゃう❝青春18きっぷ❞。
旅の計画を練る前に、ぜひ検討してみてください!
目次
青春18きっぷとは
青春18きっぷとは、北から南までJR全線(下記特徴参照)が乗り放題というもの。
JRの「特別企画乗車券」として発売されるお得なきっぷの1つです。
詳細は別項で触れますが、大きな特徴は次の通り。
- 春休み・夏休み・冬休み頃に使える切符
- 乗り降り自由
- 5回分(5人分)で1セット
- 利用範囲
・JR普通列車の普通・快速列車自由席
・BRT(バス高速輸送システム)
・JR西日本宮島フェリー
(一部例外あり。指定席は別途料金必要)

私もネーミングに騙されていたのですが、実は年齢制限なし!
赤ちゃんから高齢者まで何歳でも利用できます。
企画ものなので利用期間が限られますが、発売される学生の長期休暇中は社会人も休みを取りやすいことが多いシーズンなので、上手く使えばかなりお得!
画像のように1枚の切符に5回分(5日分)の欄が設けられており、この5回をどのように使ってもOK。
詳しくは利用方法の項で触れますね。
乗車した日は乗り降り自由なので、最終目的地以外に立ち寄っても料金は変わりません。
ただし、青春18きっぷのバラ売りはしていないので、5回分購入することになります。
また、普通車だけでなく宮島フェリーや指定区間の特急列車にも乗れます。
この特定路線を旅の目的にしても楽しそうですね。
値段とお得さ:どこまで乗れば元が取れる?
青春18きっぷは乗車日5回分で 12,050円。
1回あたりで考えると、2,410円で1日中乗り放題というわけです。
年齢に関係なく使えますが、子供料金や学割などはなく一律料金です。
押印された日付けがその回の有効期限なので、日付をまたがないように気をつけてくださいね。
ただし、乗った電車が0時を過ぎて最初に停車する駅までは有効です。
東京・大阪エリアの電車特定区間は終電までOKですよ。
では、どのくらい乗れば得なのか…というと、1日あたり2,410円を超えればいいわけですから、宿泊旅行なら片道2,410円以上、日帰りなら片道1,210円で元が取れるということです。
イメージしやすいようにザックリ言ってしまうと、
【 本州で青春18きっぷがお得になる距離 】
- 日帰り旅行(1日で往復):片道1時間半~2時間以上(71km以上)
- 宿泊旅行(1日で片道):片道2時間半~3時間以上(141㎞以上)
が目安になります。
東京駅からどこまで行けばお得か考えると、
日帰り旅行:隣接する埼玉県・神奈川県・千葉県の遠方エリア
宿泊旅行:さらにその外側の栃木県・群馬県・山梨県・静岡県の遠方エリア
大阪駅からどこまで行けばお得か考えると、
日帰り旅行:隣接する兵庫県・滋賀県・和歌山県の中・遠方エリア
宿泊旅行:和歌山県・滋賀県の遠方エリアに岡山県・岐阜県・福井県など
を超えればお得になってきます(あくまでも目安です)。
都市部は広範囲に私鉄が発達しているので、目的地を選ぶときは注意してくださいね。
もちろん、遠くまで行けばお得になるのは間違いないのですが、普通・快速しか乗れないので乗車時間も長くなってきます。
おすすめの具体例を挙げるとすると、
- 日帰り旅行
・東京駅 ⇔ 安房鴨川駅(千葉県):片道2,310円、往復4,620円(2,210円お得)
・東京駅 ⇔ 勝沼ぶどう郷駅(山梨県):片道1,980円、往復3,960円(1,550円お得) - 宿泊旅行
・東京駅 ⇔ 那須塩原駅(栃木県):片道2,640円(230円お得)
・東京駅 ⇔ 名古屋駅(愛知県):片道6,380円(1,780円お得)
…のような感じが現実的でしょうか(関東だけで恐縮です)。
那須塩原までだとお得感が薄いかもしれませんが、例えば「宇都宮駅で途中下車して餃子を食べてから那須塩原に向かう」とすると片道2,840円かかります(430円お得)。
そう、通常なら途中下車をするとプラスされる❝初乗り運賃❞がないのがフリーパスの魅力でもあるんですね。
もちろん、行き先を延ばして喜多方でラーメン食べるというのもアリ。
行き先を思い付きで変更できるのも、大きな魅力ですね。
ここで挙げた目安や例を参考に、目的地や旅行プランを決めていくと良いでしょう。
販売期間と購入できる場所
青春18きっぷは企画切符のため、いつでも購入・利用できるわけではありません。
販売と利用の時期は例年、春・夏・冬の長期休暇に合わせたシーズンなので、下記を参考にしてくださいね。
2023年(令和5年)もついに販売期間・利用期間が決定しました!!
※例年2月上旬までにJRより発表があります。
【 販売・利用期間(2023年~2024年) 】
- 春
販売期間:2/20 ~ 3/31
利用期間:3/1 ~ 4/10 - 夏
販売期間:7/1 ~ 8/31
利用期間:7/20 ~ 9/10 - 冬
販売期間:12/1 ~ 12/31
利用期間:12/10 ~ 翌年(2024年)1/10
購入場所は、
- みどりの窓口
- 指定席券売機
- JRの旅行センター(びゅうプラザ、JR東海ツアーズ、TiSなど)
- 旅行会社(JR券の取り扱いがある店舗)
などがあります。
…が、裏ワザもあるので別項もご覧くださいね。
最も手軽なのは駅に設置されている指定席券売機。
トップ画面にある「お得なきっぷ」をタップして購入画面へ進むと、青春18きっぷが表示されますよ。
指定席券売機のある駅を探したい人は、こちら(JR東日本 ・JR西日本 )をタップしてくださいね。
なお、電車内では購入できません。
切符を購入してから乗りましょう。
使い方~無人駅でも大丈夫
さて、購入すると5枚発券されますが、切符として使うのはこの1枚のみ。
残りの4枚は説明書きです。

画像のように、①から⑤まで欄があるので5回分(または5日分)というわけ。
この欄に利用日の判を押してもらって、駅に入場する仕組みです。
そう、青春18きっぷは自動改札機を通れないんです。
JR公式サイトにも「乗車時に改札口で(無人駅から乗車の際は乗務員から)、利用日の記入を必ず受けてください。」の記載があります。
ただ、最近は自動改札や券売機がハイテクになったおかげで、駅員さんのいる駅が減ってますよね。
日中はいても、早朝は無人…という駅もあります。
駅員のいない駅(無人駅)から乗車する場合は、次の対応が良いでしょう。
- 改札で乗車駅証明書をもらっておく。
- 改札に設置されているインターフォンを使って、(別の駅の)駅員に対応を聞く。
- そのまま改札を通過し、車内検札もしくは手近な乗換駅で降車したときに事情を話し、押印してもらう。
駅により状況も対応も異なるので、乗車を開始するJR駅で適切な方法を選びましょう。
ただし、青春18きっぷは一日フリーパスなので、そのまま乗ってしまっても大きな問題にはなりません。
できるだけ早く判を押してもらってください。
なお、青春18きっぷで新幹線や在来線の特急に乗車することはできません。
特急券だけを買い足して乗ることも不可です。
青春18きっぷはフリーパスの乗車券のように思われがちですが、新幹線や特急の乗車券として使うことはできないんですね。
ただし、特例として次の区間のみ新幹線・特急を利用できます。
- 石勝線の新夕張〜新得間のみ乗る場合(他の区間から特急に乗るのは不可)
- 奥羽線の新青森〜青森間のみ乗る場合(他の区間から特急に乗るのは不可)
- 早岐~佐世保間
- 宮崎〜宮崎空港間
- 北海道新幹線のオプション券(別項参照)と併用して、奥津軽いまべつ~木古内間のみ乗る場合
もし上記以外の新幹線や特急に乗車した場合は、特急券+乗車券を買い求めることになるので、気をつけてくださいね。
一方、普通・快速列車のグリーン車はグリーン券を購入すれば利用できます。
ただし、指定席グリーン車には乗車できませんのでご注意を。
利用方法あれこれ
通常の切符すら使う機会が減った現在、「青春18きっぷは難しそう…」と感じていませんか?
でも、大丈夫!
回数券が1枚のカードになったもの、と考えればわかりやすいですね(え?回数券も知らない??)。
青春18きっぷは、連続の5日間でも間隔が空いても、利用期間内であれば5回までOK。
その5回を1人で使っても複数人で使ってもいいんです。
つまり、次のような利用方法もアリってことです。
- 1人で5日間(5回)使う。
例①:一人旅で5日間かけて各地を巡る。
例②一人で宿泊旅行に2回行き、1回は日帰り。 - 2人で2回ずつ(4回)使って、1人で1回使う。
例:友達と2人で1泊旅行の往復で2×2回、1人で日帰り旅行1回 - グループ旅行で使う。
例①:2セット(10回分)購入して5人で1泊旅行(往復の2日分)
例②:1セット購入して3人で1泊旅行、帰路の1人分は通常切符を買って割り勘。
このように、有効期間内なら5回を適当な人数で自由に組み合わせて使うことができるというわけ。
最後の例のように、青春18きっぷが足りない時は通常の切符で補えばいいですね。
家族旅行のように人数が多くて過不足出てしまう場合でも、青春18きっぷを使った方がお得になるルートはたくさんあります。
長い乗車時間はデメリットと思われがちですが、家族の時間がたっぷり持てるので、スキンシップができたり、子供の思わぬ一面が見られたりと、旅ならではの効果も。
鉄道好きのお子さんなら、思い切って旅の企画を任せてみるのも一案です。
青春18きっぷは子供の成長を育む❝旅育❞にも最適なんです。
旅育についてはこちらの記事をご覧ください! ⇩
青春18きっぷの裏ワザ
ここまで基本的な使い方をお伝えしてきましたが、それでも利用条件がJR線の普通・快速のみとなると、「目的地を探しにくい」「時間ばっかりかかっちゃう」といった声も聞こえてきそうです(笑)。
そこで、青春18きっぷを使うときに知っておくと便利な裏ワザを紹介したいと思います。
目的地の探し方
目的地を探すには路線図を見るというスタンダードな方法もありますが、鉄道旅に慣れていないとハードルが高いかもしれません。
そこで管理人Uniがおすすめしたいのが、路線検索サイトやアプリを使う方法。
中でもおすすめは『ジョルダン』の❝乗換案内❞をアプリでなくブラウザで使うこと!
アプリだと会員のみに制限される機能でも、ブラウザから開けば無料で利用できるんです。
使い方は簡単!
スマホなら Safari や Google chrome などで❝
ジョルダン 乗換案内
❞と検索し、サイトを開きます。
すると、ジョルダンの乗換案内には画像のように「青春18きっぷ」のタブがあるんです。
ここに駅名を入力しようとするとJRの駅だけが候補として表示されるので、うっかり私鉄などをルートに組み込まずに済みますよ。
乗り換え駅を知る方法
JR路線の普通・快速だけを使おうとすると、意外と乗り換えが多くなってしまうもの。
乗換駅や待ち時間なども旅の計画には必要な情報ですよね。
これもジョルダンを使えば解決!
通常の検索時と同じように調べても、乗換駅や回数は青春18きっぷで利用できるJR路線の普通・快速に限定されるんです。
さらに!!
パソコンでジョルダン乗換案内を開くと、画像のように路線図を開くことも簡単にできます。
路線図なら乗換駅までの距離感もイメージしやすいですし、別料金になりますが、JR線以外に乗り換えて旅を続けるルートも考えやすいですね。
さらに路線図上の駅から出発地・到着地を指定して検索することもできます。

ジョルダン乗換案内より
これらが無料で利用できるんだから、嬉しいですね!
青春18きっぷで旅行の企画を立てるときは、ぜひアクセスしてみてください!
ホームライナーや観光列車にも乗れる!
青春18きっぷが使えるのは、普通・快速列車のみ。
でも、普通・快速列車の中にもSLのような観光列車が運行されていて、それに乗ることもできるんです。
おすすめなのは、
- SL銀河:花巻~釜石
- SLばんえつ物語号:新津~会津若松
- SLみなかみ号:高崎~水上
- さんりくトレイン宮古:盛岡~宮古
- 藍よしのがわトロッコ:徳島~阿波池田
などなど。
全席指定の場合は指定席券が必要になりますが、観光気分が上がること間違いなし!
東京近郊からでも十分楽しめるところをSLが走っているのって、鉄道に詳しくない人には驚きです(;^_^A
また、通勤通学の時間帯に本数の多い快速列車はもちろん、ホームライナーにも乗車整理券やライナー券を購入すれば乗車可能!
ホームライナーは定員制(北海道を除く)の普通列車に区分されるので、快速である上に座れる魅力がありますね。
車両も特急型のことが多いので、旅情も盛り上がりそう(^-^)
運行時間が限定的ではありますが、快適に移動したいときに組み込んでみてはいかがでしょうか。
北海道新幹線が使えるオプション券
正式には「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」と言い、
北海道新幹線(普通車利用)の「奥津軽いまべつ~木古内」駅間に加え、道南いさりび鉄道線全線(木古内~五稜郭間:途中下車不可)の普通列車を同日中に片道1回利用できる。
金額:2,490円(青春18きっぷと併用し、乗車日当日のみ有効)
…のように北海道新幹線が併用できるというもの。
青春18きっぷと同じように、JR窓口で購入できます。
途中下車をすると在来線の運賃が発生してしまうので、基本的には五稜郭駅まで直行と考えましょう。
このオプション券、何がメリットかというと、本州から北海道へ渡れるから!!
津軽半島と北海道を結ぶ約54kmの❝青函トンネル❞を通り、終点まで乗れば観光名所❝五稜郭❞まで行けちゃうんです。
実際の乗り換えは、
青森駅からJR津軽線に乗って津軽二股駅へ行き、そこから歩いて奥津軽いまべつ駅へ。
徒歩10分くらいです。
奥津軽いまべつ駅から北海道新幹線と道南いさりび鉄道を乗り継いで五稜郭駅へ。
そして、五稜郭まで行けば函館駅まであと1つ!
五稜郭駅と函館駅はJR函館本線の区間なので、青春18きっぷで利用できます!
…というのがルートになります。
乗り継ぎがイマイチなので、青森から函館までざっと4時間は見ておきましょう。
ここまで来れば札幌駅も遠くない!?
青春18きっぷでのんびりと北海道を巡るなんて、憧れですね~!
金券ショップで購入
青春18きっぷは利用期間が限られていて5回分のセット販売なので、使い切れないという人もいます。
実はこういう人も結構多くて、余った切符が金券ショップに流れているんです。
金券ショップの店頭に出回るのは、残り3回分とか1回分などの利用途中のものが大半。
でも、正規の1回分(2,410円)よりも安かったり、必要回数分だけで済んだりなど、無駄なく購入できるメリットがあります。
金券ショップで購入したい場合は、発売後だけでなく利用期間に入ってからも店頭をチェックしてみましょう。
利用期間の終盤になると割引率が大きくなるので狙い目です!
特典!JRホテルでの割引が受けられる
JRグループは関連事業として北海道から九州まで加盟ホテルをもっています。
そのほとんどが駅に直結、あるいは駅前という好立地!
そして青春18きっぷの旅行者には、加盟ホテルでの宿泊料金の割引などが受けられるという特典があるんです。
※一部ホテルを除く
交通費を安くした分、宿泊はリッチに…という女子旅などに嬉しい特典ですね!
割引の条件は、
- 青春18きっぷの利用当日の宿泊であること。
- チェックイン時に当日押印のある青春18きっぷを提示すること。
- 事前に『JRホテルグループ予約センター』で電話予約し、その際に「青春18きっぷ利用」の旨を伝えること。
JRホテルグループ東京予約センター
Tel:03-5391-6916
(平日9:30~17:00、土休日・年末年始は休業)
となっています。
気になる割引率はホテルによって異なり、10%または20%の割引が中心です。
利用できるホテルは各JRやJRホテルグループの公式サイトにも明示されていないので、上記予約センターに問い合わせるしかないようです。
おすすめは名古屋周辺ですね!
関東・関西の両エリアから青春18きっぷを使った場合、無理なく移動できる地点としてピッタリです。
名古屋は目的地にも中継地にもできる観光都市。
きしめん・天むす・ひつまぶしなどの名古屋グルメも、名古屋城・名古屋港水族館などの観光スポットも満喫できます。
割引が使えるなら、名古屋駅直結の「名古屋JRゲートタワーホテル」、豊橋駅直結の「ホテルアソシア豊橋」などで優雅なひとときを過ごすのも◎。
名古屋JRゲートタワーホテルは朝食ビュッフェもおいしかった!
前日に朝食券を購入すると、宿泊割引が適用されるのでお忘れなく^^
払戻しの方法
青春18きっぷは有効期限内の未使用きっぷに限り、払戻し可能です。
ただし、手数料が220円かかるので、11,830円の返金となります。
払い戻しする場所は、青春18きっぷの販売を取り扱っている窓口ならOK。
実際に購入したところでなくても、払戻してもらえます。
一方、利用開始後は払い戻しの対象とはなりません。
列車の遅延や運休などのトラブルがあっても、払戻し不可です。
予定していた目的地までたどり着けなかったとしても補償はないのでご注意を。
利用後に5回分使い切れないと分かった場合は、前述のように金券ショップへ持ち込むのもアリです。
高額買い取りは期待できませんが、数回分捨てるよりはかなりお得でしょう。
なお、長期の運休などが生じた場合でも、利用期間は延長されません。
利用期間内に使い切るようにしてくださいね。
ちなみに、紛失した場合も補償はありません。
利用中に失くした場合は、降車駅や車内検札で運賃を支払うことになります。
運賃支払い後に青春18きっぷが見つかっても、運賃の返金はされないので、失くさないように気をつけましょう。
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