ビザやe-VISAって?どうやって取得するの?

海外旅行の必需品「パスポート」と並んでよく耳にするのが「ビザ」。
でも、ビザはどこの国へ行く場合にも必要なものではありません
また、同じ国でもビザなしで入国できる場合とできない場合があります。

ここではビザとはどんなものなのか、その取得方法と併せて解説し、ビザが必要な国や場合について、各国大使館の情報をもとに紹介していきます。

ビザとは?

ビザ(VISA)とは日本語で「査証」と言い、渡航先の国が発行する❝入国許可証❞のようなもの。
渡航先の空港などにある入国審査で、ビザが添付されたパスポートを入国管理官に見せ、問題がなければ国内に入ることが許されるのです。

ビザは必ずしも前もって用意しておかなければならないわけではなく、現地に到着してから空港で申請できる「アライバルビザ」もあります。

しかし、何が起こるかわからない外国で申請するよりも、渡航前に日本でビザを入手しておく方が何かと安心。先に取得しておくことを強くおすすめします。

なお、日本人の場合、渡航する国によってはビザが必要ない場合も多く、現在は約70か国で短期の入国が認められています
詳細は別項をご参照ください。

ビザなしOKの国(条件付き)

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観光など一般的な目的での渡航であれば、手間が少ないとはいえ、ビザの申請自体に面倒くささを感じることもありますね。

ビザはいわば「入国許可証」なので、基本的にはどの国に入るにしてもビザは必要です。
しかし、国と国との関係が友好的で、互いの国を行き来するのに便宜を図る協定などが結ばれていると、ビザが免除されます。

日本の場合、ビザなしで渡航できる国は191か国にも及びます(2020年1月現在)。
しかし、入国には以下のような条件が付きます。

ビザなし渡航の条件の例

  • 日本国籍であること(日本のパスポートを持っていること)

    有効期限が滞在日数以上・3か月以上・6か月以上など、その国が定める規定の日数以上残っていること、ビザ用のページが所定以上残っていること、など。

  • 短期間の滞在であること

    国によって15日以内・30日以内・90日以内など違いがある。

  • 渡航目的が観光などであること(就労不可)

    観光の場合はほとんどの国でビザなしOK。 商用の場合でも、会議・展示会などその国での賃金が発生しない業務であれば、ビザなしOKとなることが多い。

  • 出国用の航空券(往復航空券、e-チケットなど)を持参していること

    オープンチケットは不可(出国日がわかるものが必要)

  • 重犯罪歴がないこと
  • 滞在費用の所持や海外旅行保険への加入
  • 電子渡航認証(必要な国のみ)

これらは一般的な例で、国によりパスポートの残存期間や滞在日数、渡航目的などに細かい決まりがあります。
日本人のビザなし入国を期間限定で認める国もあります。

また、予告なく条件が変更されることも多々あるので、渡航前に各国在日大使館に問い合わせるようにしましょう。

一方で、次のような場合は、ビザなし渡航が可能な国であっても、ビザの発給を受ける必要があります。

ビザを取得する必要が生じるケースの例

  • 長期の滞在(その国の所定の日数を超える場合)
  • 就労
  • 留学(短期のホームステイ等は免除となる国もあり)
  • 治療

特に、その国の人が日本人に賃金を支払うような場合は、ビザが必要となります。
また、その国の企業などが主催するゴルフのコンペなどに参加し、賞金を得るような場合も収入とみなされ、ビザが必要となることもあります。

逆に商用での渡航であっても、短期間の滞在で、かつ、会議や商談、講演会や展示会への参加だけなどの業務内容であれば、ビザが不要であることがほとんどです。

ビザが必要な国

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日本国籍であってもビザが必要な国は、現在33か国あります。

ロシア、北朝鮮、アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、チャド、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボアール、赤道ギニア、エリトリア、ガンビア、ガーナ、リビア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、シエラレオーネ、南スーダン、イラク、シリア、サウジアラビア、イエメン、キューバ、ナウル、アフガニスタン、ブータン、トルクメニスタン、パキスタン、リベリア

これらの国は、たとえ観光目的での数日の滞在であっても渡航前にビザが必要となりますから、前もって用意しておきましょう。
取得の方法については、次項以降をご参照ください。

ビザ取得に必要な物

前項のように、ビザが必要な国に渡航する場合は、前もってビザを取得する必要があります。

ビザは各国の在日大使館または領事館で発給されます。

一般的に申請の際には次の物が必要です。

  • ビザの申請書

    各国大使館または領事館に直接もらいに行くか、ホームページからダウンロードしましょう。

  • パスポート

    予め取得しておきましょう。
    取得方法についてはこちら(リンク201)の記事をご覧ください。
    なお、入国する際にパスポートの指定の有効期限が残っていることを求められることがあります。

  • 写真

    その国指定のサイズで用意します。
    予備と旅先での紛失を考慮して、3枚以上用意すると安心です。

  • 手数料

    在日大使館やホームページで確認し、所定の代金を支払います。
    現金払いしかできないことが多いので、持参しましょう。

  • その他

    ベトナムのような社会主義国家などでは、短期の滞在を除き、自国民の招聘がないと入国ができない場合があります。
    招聘者が自国で取得した許可番号などを持参しましょう。
    そのほか、入国の目的によっては診断書や残高明細など証明書が必要な場合があります。

ビザ取得までの流れ

申請

書類などの準備ができたら大使館・領事館へ申請手続きに行きましょう。

大使館のほかに領事館もある場合は、住んでいる都道府県によって管轄が決まっていることがあります。
中には、ビザの申請が予約制になっている国もあります(例:タイ「ビザ申請オンライン事前予約」)。

どこに申請すればよいのか、予約が必要かなど、ホームページなどで確認しておくようにしましょう。

また、「遠方に住んでいる」「時間がない」などの理由で直接申請に行けない場合は、必要書類、手数料などを同封すれば郵送で受け付けしてくれる国もあります。

旅行代理店や代理申請を請け負う業者に頼む方法のほか、インターネットで手続きができる「e-VISA」もあります。
e-VISAについては次項で解説しますので、そちらをご覧ください。

受け取り

所定の書類を添えて申請すると、申請した人物がその国に入国しても問題ないか、審査が行われます。
記入内容や提出書類に不備がなければ、審査は5~10分ほどで終了することが多いです。

入国に問題なしとなれば、ビザが発給されます。

受け取りは翌開館日以降となることが多いですが、中には即日発給される国もあります。
ビザの種類や国によっては2週間程度かかることもあります。

また、大使館よりも領事館の方が時間がかかることもあるので、余裕をもって申請手続きを行いましょう

一方、申請時に不備があった場合は、再提出となったり、申請自体を却下されたりすることになります。

e-VISA(電子ビザ)とは?

インターネットの普及によりビザの発給も電子化され、オンラインで申請・受領ができるようになったものが「e-VISAです。

中には大使館・領事館での発給を停止し、e-VISAのみに切り替えているとこもあるので注意しましょう。

e-VISAを採用している国

インド、ミャンマー、カンボジア、ロシア(ウラジオストク自由港のみ)

方法はとっても簡単!次のものを用意してから申請を行いましょう。

用意するもの

  • パスポート(有効期限に注意)
  • クレジットカード
  • 写真データ
  • メールアドレス(ビザ受領用)

手続きをするときは、次の3ステップでOK!

  • その国のウェブサイトにアクセスし、e-VISAのフォームを開きます
  • パスポートなどを見ながら必要事項を入力し、送信(申請)します。
  • 通常、数日以内に登録したメールアドレスにビザが届きます
    これを保存した上で2部(往復分)プリントアウトし、旅行時にパスポートと一緒に持っていけばOKです。

おわりに

日本人は免除されている国が多いとはいえ、旅の目的によっては必要となることもあるビザ。
入国の許可証となるビザを受給するには、申請書・パスポート・写真のほか、証明書が必要なこともあります。

申請は各国の在日大使館で受け付けていますが、領事館がある国は地域によって管轄が決まっていることがあるので、注意しましょう。

また、最近ではインターネットを利用したe-VISAを利用している国もあります。
中には、ビザは不要でも「電子渡航認証システム」を採用している国もあり、事前の承認が必要な場合もあります。

ビザの発給は予告なく変更されることもありますので、各国大使館や入国管理局などの公式ウェブサイトも必ずご確認ください。

なお、電子渡航認証については、必要な国とシステムの詳細を

で紹介しています。併せてご覧くださいね。

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