12/3更新:地域共通クーポン券とは?超お得な受け取り方・使い方など丸ごと解説!

2020年7月22日より始まった「Go To トラベル キャンペーン」!
本格的に開始される第2段からは旅行代金の割引分と「地域共通クーポン券」を合わせて50%もお得に旅行できるんです(上限あり)。
でも、この「地域共通クーポン券」は使える期間も地域も限定的で、勘違いしているとキャンペーンのメリットを十分に生かせない可能性が…。
逆に50%よりもお得になるケースもあって、少々複雑です。
そこで、ここでは「地域共通クーポン券」のお得な受け取り方や使い方を、優しくわかりやすく解説していきます!
*2020.11.23、12.3更新(電子クーポン受取方法の変更について)
*2020.11.18.更新(食事利用時の人数制限について)
*2020.10.30.更新(不正受給について)
*2020.9.29.更新(地域共通クーポン券取扱い店舗リンク設定)
地域共通クーポン券とは?
「Go To トラベル キャンペーン」では、旅行代金の15%相当分を地域共通クーポン券(以下、クーポン)として還元します。
このクーポンは詳細が決定する前に制度がスタートしたため、
- いつから始まるの?
- いつ使えるの?
- 受け取り方は?
- 加盟店は?
など、利用者側にも加盟店側にもたくさんの疑問が生まれました。
さらに還元額に上限もあり、細かい仕組みがわかりにくさに拍車をかけています。
まずはクーポン券がどのようなもので、どのように使えるのか、概要を確認しておきましょう。
【 地域共通クーポン券の概要 】
対象 : 10月1日以降出発(Go To トラベル キャンペーン 第2弾)
※当初は9月1日開始予定でしたが、開始時期が変更になっています。
- 紙媒体(紙クーポン)と電子媒体(電子クーポン)の2タイプ
- 旅行代金の15%相当額を1,000円単位で「地域共通クーポン券」として配布。
ただし、電子クーポンの券種は1,000円、2,000円、5,000円の3種類 - 紙・電子クーポンともお釣りはもらえない
- 旅行先の都道府県+隣接都道府県の取り扱い店(加盟店)において、旅行期間中に限り使用可能
※旅行期間とは、宿泊旅行の場合=宿泊当日と翌日、日帰り旅行の場合=旅行当日 - Go To トラベルの利用回数制限なし(宿泊・日帰り旅行ごとに何回でも利用可)
- 旅行をキャンセルした場合、紙クーポンは返却・電子クーポンは取得しない。

詳細は別項にて解説いたしますが、少々補足しておきましょう。
そもそもクーポン発行の目的は、新型コロナウイルスの感染防止を目的とした活動の自粛に伴って経済的なダメージが大きかった観光地の復興を応援するものです。
ですから、クーポンは予約した旅行先とセットで配布されます。
そして、その旅行先と近隣都道府県でのみ使えるタイプの商品券なのです。
しかし、「Go To トラベル キャンペーン」の開始が前倒しされたため、開始直後の7月下旬~9月は適用になるのは旅行代金の割引(35%相当)のキャッシュバックのみ。
クーポン券の割引が適用になる本格運用(第2弾)は、10月1日以降です。
したがって、これ以降に予約した旅行にはクーポンが付いてくるようになります。
Go To トラベル キャンペーンについての詳細は、
をご覧ください。
受け取り方
クーポンは旅行代金の15%相当額を受け取ることができます。
でも、15%よりもお得に受け取ることができる場合もあるので、気になる方は別項もご覧くださいね。
ただし、上限額は6,000円となっているので、超過した分は受け取れません。
また、クーポン券の発行はキャンペーン事務局ですが、実際に私たちが受け取るのは、
- ツアーまたは日帰りセットプランを販売した旅行代理店や予約サイト
- 宿泊を予約したホテル・旅館
を通してです。
一方、配布されるクーポンの形式は、
- 従来型の紙媒体(紙クーポン。いわゆる商品券タイプ)
クーポンに利用可能エリアのスタンプと有効期限が記される。 - スマートホンなどにダウンロードする電子媒体(電子クーポン)
利用エリア・有効期限などの情報が組み込まれる。
の2種類となっています。
スマホを持っていない人は紙クーポンで受け取りましょう。
なお、クーポンの受け取り方法は種類によって次のように異なります。
【 紙クーポンの受け取り方法 】
- 予約時に予め受け取っておく
旅行代理店の店頭販売・Web販売を利用した場合 - 宿泊先に行ってから受け取る
旅行代理店のWeb販売、または宿泊施設に直接予約を利用した場合
【 電子クーポンの受け取り方法 】※インターネットに接続することが必要
- 旅行代理店のWeb販売を利用した場合
予約確認書または予約確認メールに下記の必要な情報が含まれているので、保管・保存しておくこと。 - 11/25よりSMS認証が導入されるので、SMSを受け取れる設定にしておくこと。
- 旅行の予約完了メールなどに記載されている電子クーポンサイトにスマホなどでログインする。
(電子クーポンの受取手続きは旅行当日に行うことが必要) - 予約した旅行の事業者IDや、今回の旅行の受付番号・予約番号・最初の宿泊地を入力
:旅行するグループに1つの番号が割り当てられる。
(旅行先で入力する場合もあるので、番号がわかるように!) - 携帯電話番号を入力してSMS認証を行い、送られてきた4桁の認証コードを入力する。
11月25日(水)AM1:00以降はSMS認証が追加されます。
※SMS認証とは、入力した携帯電話番号宛に送られたショートメッセージに記載の認証コードを入力することで、本人確認を行うものです。 - 「クーポンを見る」をタップすると、マイページに残高が表示されるようになる(クーポン取得完了)。
このように、予約先や店頭・Webなどの販売形式によって発行されるクーポンが異なります。
パソコンからWeb予約しても、旅行先で通信可能なスマホやタブレットなどのデバイスを持っていない場合、電子クーポンでは利用できないケースも考えられますから、注意してください。
また、SMS認証が行えるように、ショートメッセージを受信できるよう設定しておきましょう。
設定についてはこちらを参考にしてください。
なお、iPhoneはデフォルトで受信可能になっています。
また、次項でも触れますが、店舗・施設によっては電子クーポンが利用できない可能性があります。
この点も考慮しておいた方が良いでしょう。
使える場所と使い方(人数制限:11/18追記)
クーポンを使える場所は、旅行先と近隣の限られたエリアの中にある登録事業者に限られています。
具体的には、
- 土産物店
- 飲食店(人数制限あり:下記参照)
- 観光施設(温泉、水族館、遊園地など)
- アクティビティ(○○体験、マリンスポーツなど)
- 交通機関(遊覧船、タクシー、エリア内の電車など)
など、対象エリア内の様々な用途に使うことができます。
利用可能な店舗には画像のようなステッカーが貼られ、そこで利用できるのクーポンの種類がわかるようになっています。
併せて店舗所在地の都道府県名が明記されるので、自分のクーポンの対象エリアか確認してから使いましょう。

なお、使える施設・店は下記「Go To トラベル事務局 公式サイト」より確認できるようになりました(9/29加筆)。
飲食店や土産物店、遊園地など業種と地域を選択すると、Googleマップ上で店舗名と位置が確認できるようになっています。
なお、地域共通クーポン券を飲食に利用する場合、感染が拡大している地域では、
「原則5人以上(子供は除く)の食事での使用を禁止する」
という観光庁の方針が発表されました(11月17日)。
人数制限を実施するかどうかは都道府県知事の判断に委ねられますが、昨今の感染拡大を受けて直近の週末となる21日から実施される地域も出てくる模様です。
クーポン利用時は人数や店舗側の対応など、確認してから入店するのがおすすめです。

一方、10月末より始まった「Go To イベント」のチケットにも地域共通クーポン券が利用できるケースがあります。
クーポンの利用期間・エリア内に参加したいイベントがあればOKです。
Go To イベントにはテーマパークや美術館・博物館、動物園・水族館などが対象となっており、これらのチケットを2割引きで買えるので、さらにお得に利用できるというわけです。
Go To イベントの詳細はこちらをどうぞ↓
さて、基本的なクーポンの使い方ですが、種類によって異なるので、注意して下さい。
まず、紙クーポンの場合。
クーポンは1,000円券を1枚単位で使うことができます。
ただし、お釣りはもらえません。
無駄にならないよう、現金などと組み合わせて計画的に使いましょう。

一方、電子クーポンの場合。
紙クーポン同様、こちらもお釣りはもらえません。
クーポンを使いたいときは次の通り、スマホやタブレットなど旅行先に通信可能なデバイスを持参して行います。

【電子クーポンの使い方】
- 電子クーポンサイトにアクセスする。
- 事業者ID、今回の旅行の予約番号・受付番号・最初の宿泊地(日帰り旅行は主たる目的地)を入力し、、マイページにアクセスする。
- クーポンの残高が表示されるので、使いたい金額(1,000円単位で5,000円まで)を選んで「クーポンを発行する」を押す。
※5,000円を超える場合は同じ操作を繰り替えす。:11/7以降適用 - 選択した券種の表示に切り替わったら、「QRコードをスキャンして利用する」を押す。
- カメラに切り替わるので、QRコードを読み取る。
- 店頭スタッフに見せながら「利用済みにする」ボタンを押す。
- 利用店舗名・日時・金額が表示されるので、店頭スタッフに確認してもらったら支払い完了。
店舗・施設側はQRコードを置くだけで特別な装置が必要ありませんが、その店舗・施設がQRコードを設置していない場合は電子クーポンの利用ができません。
紙クーポン・電子クーポンの両方を利用可とするか、どちらか一方にするかは、店舗・施設側に任されているからです。
また、取得時だけでなく、利用時もインターネットに接続することが必要です。
クーポンを受け取る際にはどちらが適しているか、吟味して選ぶのがおすすめです。
最もお得に利用するには?
それでは、クーポンを最も効率よくもらい、効率よく使うにはどうすれば良いでしょうか?
ちょっと細かい話になりますが、有効活用したい方はぜひご覧くださいね。
クーポンは旅行代金の15%に対し、端数を「500円未満切り捨て・500円以上切り上げ」で付与されます。
つまり、旅行代金が3,333円以下の場合は、クーポンが全くもらえません!
(3,333円×15%=499円となるため)
そして、3,334円であれば15%相当額が500円となり、切り上げられるので1,000円分のクーポンが付与されるのです。
この場合、クーポンのお得分だけで実質約30%、代金割引分(35%相当額)と合わせると実質64.9%の割引に!
Go To トラベルでは50%相当のお得度となっていますが、50%を上回る割引になるケースもあるというわけです。
このように、クーポンの切り上げが適用になる旅行代金の例を挙げてみましょう。

【 クーポンがお得にもらえるボーダーライン 】
旅行代金(10円単位) | 代金割引額(35%分) | クーポン付与額(15%分) | 全体の実質割引率 |
---|---|---|---|
3340円 | 1169円 | 1000円(501円より切り上げ) | 65%引き |
10000円 | 3500円 | 2000円(1500円より切り上げ) | 55%引き |
16680円 | 5838円 | 3000円(2502円より切り上げ) | 53%引き |
23340円 | 8169円 | 4000円(3501円より切り上げ) | 52%引き |
30000円 | 10500円 | 5000円(4500円より切り上げ) | 52%引き |
36680円 | 12838円 | 6000円(5502円より切り上げ) | 51%引き |
つまり、この表にある旅行代金以上の金額で、かつ小さい額ほどお得度は高くなるというわけ。
では、具体的に上表を参考にして、10,000円を超えているか・いないかで見てみましょう。
旅行代金9,800円と11,000円のツアーがあったとすると、なんと11,000円のツアーの方が結果的に安く行けちゃうということなんです。
その理由は、
- 旅行代金9,800円のツアー
35%割引額 3,430円 + 15%クーポン額 1,000円(470円分切り捨て)=割引総額 4,430円
実質負担額 9,800円 – 4,430円 = 5,370円 - 旅行代金11,000円のツアー
35%割引額 3,850円 + 15%クーポン額 2,000円(650円が切り上げ対象)=割引総額 5,850円
実質負担額 11,000円 – 5,850円 = 5,150円(220円安い)
となるから。
このように、上表の金額以上か未満かというギリギリの額の場合、一見高いツアーの方が実質負担額が安くなるわけですね。
ただし、クーポンを満額使い切らないと意味がありません!
その点に注意して、ぜひお得に旅行してくださいね。
なお、旅行代金が4万円を超えると上限金額に引っかかるので、旅行代金の割引額も付与されるクーポン額も一律となります。
詳しくは、
をご覧ください。
また、クーポンを現地での食事に使おうと考える人も多いと思います。
ただ、食事はできるだけ旅行代金に含めてしまった方が35%の割引となるので、お得度は高くなります。
朝食・夕食つきのプランを選ぶと良いでしょう。
そのうえで、昼食にクーポンを利用するのが、無駄なくお得に使える方法です。
同様に、アクティビティなどの費用が盛り込まれているプランもお得なのでおすすめ!
ただし、ライセンス取得が目的だったり高額なオプションが付いたりする旅行は、11月6日予約分よりGo To トラベルの対象外となるので注意してください。
旅行をキャンセルしたら…不正取得に注意!
それでは、クーポン配布の対象となる旅行を予約したものの、都合によりキャンセルした場合はどうなるのでしょうか?
まず、宿泊先で受け取る予定の紙クーポンに関しては、キャンセルを決めた時点で受け取っていないので、問題ありません。
同様に、電子クーポンも発行されるのが旅行当日(見込み)となっていますから、取得していないわけです。
問題になるのは、旅行代理店などで予約時に紙クーポンを受け取ったケースです。
この場合、紙クーポンは配布した旅行代理店などに返却しなければなりません。
この点を考えると、旅行代理店でクーポンを受け取る場合は電子クーポンの方が手間いらずですね。
なお、故意に旅行を無断キャンセルして不正にクーポンを取得する事例が起こり、赤羽交通大臣は警察と連携して対処する考えを明らかにしています。
無断でキャンセルする行為は宿泊施設に多大な損失を与え、本キャンペーンの趣旨を踏みにじるものです。
やむなくキャンセルする場合は正しく手続きしてキャンセル料を支払い、クーポンは使用しない・返却するなどの対応を取りましょう。
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