11/18更新:お得に無駄なくGo To Eat!購入・利用方法を一覧表でわかりやすく解説

Go To イート

ついに始まった❝Go To Eat(Go To イート) キャンペーン❞!

Go To トラベルよりも身近に利用できるとあって、注目している人も多いはず。
でも、事業規模が小さいので❝早い者勝ち❞も懸念されるので、まずはキャンペーンの仕組みを知っておくことが大切です。

ここでは「食事券」「オンライン食事予約」の2種類について、特設サイトへのリンク購入・取得・利用の方法など詳しく紹介していきます。
お得に無駄なく使う方法も解説していきますよ!

また、一覧表もあるので、それぞれのメリット・デメリットも把握しやすくなっています。
ぜひご覧ください!

なお、11月17日に報道された感染拡大による人数制限は本記事トップにて解説、11月13日に報道された「オンライン食事予約の早期終了」については、こちらをご覧ください ⇩

*11月18日追記:感染拡大による人数制限について
*10月9日追記:「トリキの錬金術」に係る変更について
*9月26日・10月7日・22日:都道府県別プレミアム付き食事券事務局のリンク設定および追加&例示
*9月30日
第二次公募による全47都道府県参加について
オンライン食事予約サイト一部のリンク設定

Go To Eat キャンペーンの概要

新型コロナウイルスによる自粛によって、大きな損失を受けた日本経済。

特に旅行業界や飲食店など人の移動やマスクが着用できない飲食シーンを伴う業態や、三密を避けにくいイベント業、打撃を受けやすい個人店舗が集まる商店街では、この傾向が顕著でした。

そこで政府が打ち出したのが、期間限定の官民一体で推し進める❝Go To キャンペーン❞。

旅行・飲食業界、イベントや商店街などの需要を回復すべく支援する政策です。

Go To トラベル
令和2年度 観光庁関係補正予算より

そして、2020年7月に始まった❝Go To トラベル❞に続いて開始されるのが、❝Go To Eat キャンペーン❞。

客数が激減した飲食店への需要喚起を図ることで、それを支える仕入先や農林水産業者の支援にもつなげようというものです。

本キャンペーンの事業規模は総額約2,003億円。
このうち、プレミアム付き食事券事業に767億円、オンライン飲食予約事業に767億円が割り振られており、残りは委託費用などに使われます。

詳細は次項以降で解説していきますので、まずは概要を確認しておきましょう。

Go To トラベルについては、こちらの記事をどうぞ!

Go To Eat の概要(人数制限:11/18追記)

Go To Eat キャンペーンの適用について、11月17日、農林水産省より
「原則4人以下を対象とする」
という発表がありました。

対応は各都道府県に委ねられる模様ですが、対象となるのは都道府県が発行する「食事券」だけでなく「オンライン飲食予約」で付与されたポイントも同様です。

キャンペーンを使って食事する際には、利用者側も人数や店の対応など考慮する必要が出てきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください⇩

【 Go To Eat 概要 】

項目概要
対象となる飲食キャンペーンに登録した飲食店。
利用店舗は支援内容(食事券・オンライン食事予約)により異なる(下記の別表参照)。
ただし、宅配(出前・デリバリー)専門店、テイクアウト専門店、ケータリング、接待を伴う飲食店などは登録店舗にはなれない。
支援内容①食事券
 ➡ プレミアム付き食事券で25%分お得に使える。
②オンライン飲食予約
 ➡ 食事の時間帯に応じてポイント付与
(それぞれの詳細は下表参照)
実施期間それぞれの予算(767億円)を使い切った時点で終了の見込み。
※ 予算配分変更(10/7)食事券868億円、オンライン飲食予約616億円
①食事券
 ➡ 9月中旬より新型コロナ感染者の少ないエリアから順次開始予定。
②オンライン飲食予約
 ➡ 10月以降開始。11/13より順次終了見込み(詳細はこちら
特典の
付与・利用期間
食事券販売またはポイント付与 : 2021年1月末まで(予算がなくなるまで。ポイント付与は11月15日前後で概ね終了
食事券の利用期限 : 2021年3月末まで 
ポイントの利用期限 : 各予約サイトが定める有効期限まで

プレミアム付き食事券の概要

項目概要
実施方法
食事券の購入額に25%上乗せした「プレミアム付き食事券(紙媒体・電子媒体)」を発行する。
発行は33都道府県に決定。
例:12,500円分の食事券を1万円で購入できる。
ただし、購入上限は1回の購入あたり2万円(食事券25,000円分に相当)まで。
利用可能な店舗と
利用方法
地域の登録飲食店(基本的に都道府県単位)で、現金の代わりに食事券で支払える。
ただし、紙媒体の食事券ではお釣りはもらえない
電子食事券は1円単位で利用可能予定
購入方法地域の販売窓口

オンライン飲食予約の概要

項目概要
実施方法
オンライン飲食予約サイト経由で予約し、来店・支払いが確認されるとポイントを付与。
対象店舗と
利用方法
オンライン飲食予約サイトに加盟しているGo To イート登録店舗。
付与されたポイントを次回以降に代金として利用できる。
ポイントの受取方法ポイントは利用した時間帯で決まる
昼食時間帯:1人1回 500円分のポイント付与
夕食時間帯(15時以降):1人1回 1,000円分のポイント付与
ただし、上限は1回の予約あたり10人分まで(ポイント総額10,000円まで)

《参照元》農林水産省「Go To Eat キャンペーン事業」

キャンペーンの公式サイトもオープンしました!
こちらからどうぞ↓

 

このように「Go To イート」の利用には「プレミアム付き食事券」と「ネット予約でのポイント」の2形態があるわけです。

店内での飲食をメインとする業態が対象ですが、その登録店舗が行うものであれば「持ち帰り(テイクアウト)」や「宅配(出前、デリバリー)」も食事券で支払うことが可能です。

ただし、店内で飲食できてもカラオケ店のようにメイン業態が飲食を提供するものではない店舗、「接待を伴う飲食店」などは対象外となっています。

本キャンペーンの詳細と併せて、次項から詳しく解説していきますので、無駄なく使いたい方はぜひご覧ください。

開始時期と終了時期

実施期間は支援の種類によって異なります。

まず始まるのが「食事券」タイプ。
ただし、新型コロナの感染状況を踏まえ、全国一律で開始されるわけではありません。

一次公募に登録済み府県(別項参照)は9月中旬に順次開始予定
一次に加わらなかった東京・北海道・沖縄なども二次公募分より参加することが決まり、10月下旬開始の見込みとなりました。

時期はまちまちですが、日本全国47都道府県でGo To Eat キャンペーンが利用できるようになるわけです。

一方、「オンライン飲食予約」については、10月1日以降、準備の整ったサイトから開始となる見込みです。

また、食事券の販売やポイントの付与は2021年1月末まで行うとされていますが、それぞれの予算を使い切った時点で終了となるため、早まる可能性もおおいにあります。

なお、食事券やポイントの有効期限は2021年3月末となっています。

「プレミアム付き食事券」の発行と対象店舗

食事券の事業団体は都道府県単位(委託も含む)となっています。

一次公募(8月25日決定)の段階で実施を申し込んだ府県は33、下表の通りです。
それ以外の14都道県も二次公募に申し込んだことにより、準備の整った自治体から10月下旬より順次開始となりました。

【プレミアム付き食事券発行】

9月中旬より順次開始(一次公募団体)10月下旬より順次開始(二次公募団体)
岩手県、秋田県、福島県、栃木県、埼玉県、千葉県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県北海道・青森県・宮城県・山形県・茨城県・群馬県・東京都・神奈川県・和歌山県・鳥取県・島根県・福岡県・長崎県・沖縄県

食事券の購入場所は各都道府県の窓口となる見込み。
窓口は地域によって異なるので、次項の各都道府県公式サイトなどで確認すると良いでしょう。

従来型の紙媒体のほか、電子媒体(電子食事券)の導入も検討されています。
形式や入手方法は都道府県ごとに異なるので、必ず公式サイトなどで確認しましょう。

現段階での具体的な例を見てみると、

  • 千葉県、滋賀県
    LINEによる電子食事券と窓口販売による紙の食事券を販売。
  • 新潟県
    NIC(新聞『新潟日報』販売店)での現金による食事券販売
  • 大阪府
    専用サイトで申し込み後、FamilyMart(ファミリーマート)で食事券発券(ファミポート利用)
  • 香川県
    専用往復はがきで申し込む抽選式。
    購入は信用金庫JAスーパーマーケットなど。

…のように、形式や販売場所、販売方法は様々です。

発券場所としてFamilyMartを活用する府県も多く、大阪府のほか奈良県・愛知県・広島県なども同様です。

また、Go To Eatとしての還元率は25%で共通ですが、発券金額は都道府県により異なり、多いのは10,000円(=12,500円分)ですが、奈良県4,000円(=5,000円分)、栃木県8,000円(=10,000円)などもあります。

なお、この食事券が利用できるのは「事業団体の域内」とされているので、具体的には発行した都道府県内の登録店舗が対象となります。
❝地元で利用❞…とイメージしておきましょう。

ただし、旅行先などで食事券が入手できれば、地元以外でも食事券の利用ができることもあります。
食事券の購入者を在住者に限定していない場合に有効な手段となりますので、事前に確認した方が良いでしょう。

また、エリアによっては独自の優待を上乗せして行うところもあり、25%以上お得にあるところもあります。

事業規模が❝Go To トラベル❞より小さい本キャンペーンは❝早い者勝ち❞となる見込みですが、オンライン食事予約よりも購入者が短期間に集中しやすい食事券タイプは特にその傾向が懸念されます。

紙媒体は窓口まで行かなければなりませんので、3密を避け、マスク着用などマナーを守って行きましょう。

なお、購入後に食事券を返品することはできません。
有効期限もありますから、買い過ぎないようにご注意ください。

都道府県別 Go To Eat キャンペーンサイトはここ!

特設公式サイトのある都道府県は次の通りです。

販売の開始時期や申し込み方法、プレミアム付き食事券の販売窓口などが異なりますので、対象の都道府県のサイトを必ず確認することをおすすめします。

なお、東京都が行う「Go To Eat キャンペーン 東京」は、東京都民以外も購入・利用できます!

対象店舗は都内なので、通勤・通学など東京で過ごす機会の多い人は利用価値大ですね。

購入や利用方法など、詳しくはこちらの記事をご覧ください!

「オンライン飲食予約」サイト一覧と対象店舗

オンライン飲食予約とは、対象となっているグルメ予約サイト(以下、予約サイト)を経由してインターネット上で予約を入れる方法です。

いわゆる❝ネット予約❞ですが、利用できるグルメ予約サイトは次の13件で、Go To イートに登録した店舗の予約しか対象になりません

各予約サイトではGo To イート専用のページを設けているので、そこから選べば間違いないでしょう。

なお、11月13日に発表された「オンライン食事予約の早期終了」についてはこちらをご参照ください ⇩

なお、「オンライン飲食予約」なら「食事券」のように地域限定にならないため、地元・勤務地・出張先・旅行先など、キャンペーン対象であればどこで飲食しても同じ予約サイトならポイントが利用できます。

Go To トラベルやGo To イベントと組み合わせ、旅先で使用することも可能です。
キャンペーン詳細についてはこちらの記事をどうぞ。

なお、「オンライン飲食予約」では日時や人数を変更する場合、ネット経由で行わないとその分のポイントは加算されません
店舗へ直接電話して変更しただけでは適用外となります。

さらに注意したいのは、ポイントが付与されるのに数日~1週間ほど時間を要する点です。
ポイントがすぐに使えるわけではないので、気を付けてくださいね。

お得さに差が…❝トリキの錬金術❞とポイント独り占め?(10/9追記)

オンライン飲食予約のポイント還元には、食事代金によりお得感が大きく変わってくるという特徴があります。

これは、食事の代金に関わらず、付与されるポイントは一律(昼食500P、夕食1,000P)であるためです。

これって、使い方によってはものすご~くお得になったり、お得感が薄くなったりする可能性が!

だって、1,200円のディナーセットを食べても、20,000円のフルコースを食べても、もらえるポイントは夜なら同じ1,000P。
実質的には、前者が83%引き、後者は5%引きということです。
お得感に大きな違いが出そうですね。

更に極端な話、3時以降に1,000円未満の飲食で利用すると、ポイントの方が多くついてしまうという現象が…。

つまり、800円の定食で利用しても1,000Pもらえるので、実質200円もらって無料ご飯…ということになるのです。

実はこれ、「トリキの錬金術」として話題になった利用方法。
農水省が10月8日に問題視する旨の会見をし、現在では「一定額以上のお会計の場合にポイントが付与される場合があります」となっています。

具体的には付与されるポイント未満の飲食は対象外となる方針。
予約サイトでキャンペーンを利用する場合に、コース料理やセットものなど、3時前なら500円以上、3時以降なら1,000円以上の飲食でないと予約できなくなるわけですね。

ただし、この制約は店舗ごとの判断と予約サイトのシステムによるため、多少の相違が起こる可能性も示唆されています。

また、1,000円の食事を予約し、1,000円分のポイントを受け取るという、消費者負担ゼロの❝無限ループ❞が可能となってしまうため、野党からの批判も出ています。

そもそもキャンペーン予算の出所は、私たちの税金。
キャンペーンの趣旨は飲食店とその取引先の経済復興を支援するものです。
感染症対策だけでなく、良心的な利用を心掛けたいですね。 

 

また、まとまった人数を予約する場合、代表して予約した人に人数分のポイントがまとめて付与されます。

例えば8人分の夕食会をセッティングすると、後日幹事さんに8,000円分のポイントが付与されるわけです。
これなら食事会や飲み会の幹事を引き受けてもいいかも!?

もっとも禍根を残さないためにも、デザートは自腹を切っておくなどして、参会者に還元しておく方が良いかもしれませんね(笑)。

なお、予約できる人数の上限は10人
付与されるポイントの上限は10,000円分なので、注意しましょう。

ぜひ上手に活用してください!

利用方法

では、具体的にどうすれば利用できるのか、それぞれ見てみましょう。

プレミアム付き食事券

食事券の使い方は、すごくシンプル。

一般的な商品券のように、現金の代わりに食事券で支払えばOKです。
紙媒体の商品券なら、まさに現金感覚で利用できますね。

ただし、食事券はお釣りがもらえません
500円券・1,000円券をうまく使い分け、端数は現金払いをすると無駄なく使えますね。

一方、電子食事券の場合は1円単位で利用できる見込みです。

食事券よりも無駄なく使えるメリットがありますが、スマホなどインターネットへの接続が可能なデバイスを持っていないと利用できません。

また、店舗が電子決済に対応していないと、利用できない可能性があります。

紙媒体でも電子媒体でも、自分が使いやすい方を利用すると良いでしょう。

オンライン飲食予約

オンライン食事予約の場合、まずは予約サイトで会員登録をしておきましょう。

普段の飲食なら「ぐるなび」「食べログ」「ホットペッパー」あたりが掲載店舗数が多いので使いやすいですね。
少しリッチな食事を楽しみたいなら、「一休レストラン」「ヒトサラ」が個人的にはおすすめ(ハズレが少ない気がします)です。

会員登録した予約サイトの❝Go To イート❞のキャンペーン専用ページで、飲食店を選んでネット予約しましょう。
日時・人数などを変更する場合も、そのサイトから行ってください。

当日、予約した店に行って飲食後の会計時に、保有ポイントの中から利用したいポイント数を差し引き、残額は現金などで支払えばOKです。

このとき、今回の飲食分のポイントが時間帯に応じて付与(昼食500P、夕食1,000P)されます。

予約サイト独自のポイントも付与されたり、併せて使用できたりするので、お得さがプラスされますね。

 

少々注意したいのが、オンライン食事予約の場合、1回目の食事では本キャンペーンのポイントが利用できないという点です。

食事後にポイントが付与される仕組みのため、初回はまだポイントがゼロなんですね。

そのため、お得に食事ができるのは2回目以降…というわけ。

また、前項で触れたように、ポイントが付与されるまでに少々時間がかかる点も忘れないようにしましょう。

ただ、取得したポイントは1ポイント単位で次回の利用時に使うことができ、お釣り云々の心配はありません
この点はありがたいですね。

なお、本キャンペーンの対象店舗でしかポイントは利用できないので、注意しましょう。

なお、食事や来店時はコロナ対策も万全にしたいもの。
Go To トラベル や Go To イート などのキャンペーンを少しでも安全に利用する注意点は、こちらの記事、

をご覧ください。

それぞれのメリット・デメリット

「食事券」も「オンライン飲食予約」も使い勝手は人それぞれ。
自分の行動範囲や利用しやすさなどで選択すると良いでしょう。
もちろん、併用するという方法も可能です。

ここではそれぞれの特徴を踏まえて、メリット・デメリットをまとめてみました。

プレミアム付き食事券オンライン飲食予約
メリット・25%の上乗せ分をすぐに使える。
・飲食店を予約しなくても利用できる。
(手続き不要で使いたいときに利用可)
・スマホなどのデバイスや通信環境の影響を受けない。
・飲食毎にポイントが付くので、前払いの必要がない。
・予約サイト独自のポイントも貯められる。
・キャンペーン予算を使い切るまでに時間がかかるので、多くの人が恩恵を受けられる。
・幅広いエリアの飲食店で利用できる。
デメリット・お釣りがもらえない。
・販売数が限られる(早い者勝ち、抽選の団体あり)。
・都道府県内でしか利用できない。
・前払いなので、使いきれない可能性がある。
・販売場所まで買いに行く必要がある(紙媒体)。
・インターネット環境が必要。
・予約サイトの会員登録が必要。
・事前予約が必要。
・ポイントが付与されるまでに時間がかかる(数日~数週間程度)。

しかし、このメリット・デメリットは一般的なものであって、誰にでも当てはまるわけではありません。

例えば、専業主婦や高校生などは生活範囲のほとんどが都道府県内となりますから、エリア限定でしか使えない食事券のデメリットは問題にならないわけです。

冒頭で書いたように、使い勝手は人それぞれ。
利用する際の参考にしてくださいね。

 

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